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来年こそは穏やかな年になりますように

2021年12月01日

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来年こそは穏やかな年になりますように
(15号特別付録「山口一郎『暮らしのカレンダー』)

現在発売中の『暮しの手帖』15号には、「特別付録」としまして、
画家の山口一郎さんによる「暮らしのカレンダー」をおつけしています。

山口さんといえば、本誌10号から目次の絵を描いてくださっていますが、
このカレンダーでは毎月12ヵ月分、その季節にぴったりのすてきな絵を描き下ろしていただきました。
最後には、2022年をしめくくる可愛らしいページもあり、めくるのが楽しみになるカレンダーです。
どんなインテリアにもなじみそうな、シンプルなデザインで、やや小ぶりなサイズ。
リビングやキッチンなどでご愛用いただけたらと思います。

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また、カレンダーが入っているとじ込みの袋には、来年の干支・寅の絵が描かれています。
袋はミシン目があり、本体から切り離してカレンダーを取り出せるようになっていますので、キレイに切り離していただいて、この寅の絵もお正月に飾っていただけたらうれしいです。

本誌は隔月発行で、発売日は奇数月の25日。
「覚えにくい」とおっしゃる方も多いので、このカレンダーには、さりげなく発売日も記しました。
来年もひきつづき『暮しの手帖』をご愛読くださいますよう、
どうぞよろしくお願いいたします。(担当:空地)

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今年は自分で作ってみませんか?

2021年11月30日

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今年は自分で作ってみませんか?
(15号「ショートケーキはいかが?」)

スーパーやデパートなどで、クリスマスケーキの予約告知が目につくようになってきましたね。
純白のクリームにいちごをのせたショートケーキは、見るだけでウキウキしてきます。
思いきって、今年は自分で作ってみませんか?
「いやいや、作るのは難しそう……」と思うかもしれません。
私もお菓子作りに自信はありませんが、
いつか自分で作ってみたいな、と思い続けてきました。
そこで今回、ご指導を仰いだのは相原一吉先生。
40年以上お菓子を教えてきた、先生の黄金レシピであるスポンジ生地を、
上手に作る秘訣を教えていただきました。
工程ごとのポイントや、「なぜ、そうするのか」という理由がわかると、
「なるほど!」と楽しくなり、作る度に上達しました。
「売り物のように完璧に仕上げなくてもいいんです。
家で作るお菓子には別のおいしさがあるんですよ」という先生の言葉が胸に響きます。
幼い頃、母と一緒にケーキを作り、
クリームをしぼるのが楽しかったこと、自分で作ったことの達成感で、
とびきりおいしく感じたことなどを思い出し、とても励まされました。
今回は特別に、クリームに水きりヨーグルトを加えた軽やかなショートケーキをご考案いただきました。
まさにお店では買えない味で、手作りするからこそ味わえるおいしさです。
ぜひ、ご家族やご友人と一緒に、ショートケーキ作りを楽しんでみてください。
みなさまにとって、思い出の味になりますように。(担当:平田)

その日の体調にあわせて

2021年11月29日

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その日の体調にあわせて
(15号「冬の養生中国料理」)

一年の疲れがどっと出やすい時季です。
なんとなく身体が重かったり、体調を崩しがちだという方が
多いのではないでしょうか。
「なんだか風邪をひきそうだぞ」という時に私が最近よく作るのは、
塩味でシンプルな「きくらげとやまいも炒め」や、
甘辛味で食が進む「牛肉とさつまいもの米粉蒸し」です。

レシピを教えてくださったのは、料理研究家の荻野恭子さん。
ご好評いただいた7号の「身体をいたわる 夏の中国料理」に続き、
今回も、「食養生」の知恵が詰まった、
中国の家庭料理を提案してくださいました。

荻野さん曰く、「旬のものには、その季節を健やかに過ごすために
必要な栄養や効能がある」とのこと。
例えば、きくらげは冷えに弱い腎臓の働きを助けたり、
やまいもは、滋養強壮の効果があるのだそうです。

調べてみると、この食材にはこんな効能があったのか! と驚くとともに、
食卓に取り入れるのがだんだんと楽しくなっていきます。

ご紹介するレシピは、身近な食材を使ったものばかりですし、
効能も誌面でご紹介しているので、
その日の体調にあわせて、ぜひお試しください。
食べ終わると、身体の内からポカポカと温まりますよ。(担当:井田)

がんばっている、すべての人へ

2021年10月11日

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がんばっている、すべての人へ
(14号「田村セツコさんとの25年 セッちゃんと、いっしょに」)

こんにちは、編集長の北川です。
全国で緊急事態宣言が解除されましたが、これまで休業や時短営業をしていた飲食店の方たちにお話を伺うと、「ようやくこの日を迎えられた」と安堵の声も聞こえてきます。まだ通常通りとはいかなくても、街に灯りと活気が少しずつ戻ってきたようにも思えます。

東京・原宿のビルの地下街にある喫茶店「シーモアグラス」は、この9月で25周年を迎えました。絵本をこよなく愛する店主・坂本織衣さんが一人で切り盛りする店は、絵本がぎっしり詰まった本棚があり、壁のあちこちに、作家のみなさんが残していった絵が飾られています。
開店当初からしょっちゅう姿を見せるのが、ご近所に暮らすイラストレーターの田村セツコさん。セツコさんが描く、夢見るような大きな瞳、すらりとした手足の女の子の絵は、きっと誰もが目にしたことがあるでしょう。
今回は、「セッちゃん」「おりえちゃん」と呼び合う、お二人の間にある物語を、坂本さんが綴ってくださいました。
私がセツコさんのお話を伺っていて、特にぐっときたのは、
「ウインクしている女の子を描くときは、一人でがんばっている女性に『大丈夫、大丈夫』って声をかける気持ちで描いているの」
という言葉でした。
いま、ひそかにがんばっている、すべての人に読んでいただきたい物語です。

なお、今回誌面でご紹介している、田村セツコさんが絵を描く手もとの写真(撮影は松本のりこさん)が、シーモアグラスで展示中です。お近くにいらしたら、ぜひ、ご覧ください。(担当:北川)

本当のぜいたくって、こういうこと

2021年10月08日

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本当のぜいたくって、こういうこと
(14号「新米をおいしく食べたい」)

こんにちは、編集長の北川です。
せわしなく暮らしていると、旬の味を楽しみ尽くす前に「名残」の時季も過ぎてしまい、がっくりすることがあります。
そんな私でも、毎年、心待ちにしているのが新米の季節。炊き立てのご飯を、まずはおむすびにして、大きな海苔を巻いて食べる。最高です。
「新米をおいしく食べたい」の企画を考えたとき、「炊きたてによく合うおかず、この方に教えていただけたらなあ」とすぐに思い浮かべたのは、料理研究家の有元葉子さん。いつも撮影にお伺いすると、お料理はもちろん、ぴかっと炊き上がったご飯がたいへんおいしくて、いつかコツを教えていただけたらと思っていました。
「新米には、シンプルなおかずを取り合わせて、お米のおいしさを楽しむのがいいですね」と有元さんはおっしゃり、塩むすびとおかずを「お弁当風」に大皿に盛りつける楽しみ方、それから「のっけご飯」4種を教えてくださいました。
のっけご飯は、焼いた椎茸をとろろなどと合わせるものや、エビと三つ葉のかき揚げ、「サバでんぶ」など。
サバのでんぶとは、ちょっと聞きなれないかもしれませんが、サバをしょうがと一緒に甘辛く煮て、そぼろ状にし、お好みで実山椒の佃煮などと合わせたもの。これは、ご飯が進みすぎて困るなあ……という「ご飯のおとも」で、こうして書いているうちに、食べたくてたまらなくなりました。
いつもより少し心配りをして、じょうずにご飯を炊いたら、好みのおかずと取り合わせていただく。これぞ、家庭料理の本当のぜいたくですね。(担当:北川)

無理なく続ける、ハンドケア

2021年10月07日

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無理なく続ける、ハンドケア
(14号「いたわりのハンドケア」)

初めて会う人や、電車やバスで目の前にいる人など、
顔と同じくらい目が行くのは、手元ではないでしょうか?
肌に潤いがあって清潔な手元は、
その人の印象をぐんと良くしてくれます。

そうは分かっていても、私の場合、顔や髪の手入れには気を遣うのに、
手はついつい後回しにしがちです。
食器洗いや洗濯物干し、トイレやお風呂の掃除など、
日々こなしている水仕事が多すぎて、
「ハンドケアの時間がない!」と思っていました。

今回ご紹介するハンドケアは、
手洗いのついでに取り入れられるかんたんなものや、
日々使い続けている洗剤や石鹸の見直しなど、
気軽に始められるものばかりです。

「大切なのは毎日続けること。自分が無理なく続けられる方法で、
毎日がんばる手をいたわってあげてください」と、監修の加藤先生はおっしゃいます。

みなさんも、毎日の生活に取り入れられるヒントとして
ぜひ、お試しになってください。(担当:山崎)

貴重な暮らしの「定点観測」です

2021年10月06日

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貴重な暮らしの「定点観測」です
(14号「手と足と、知恵を使って生きていく)

みなさんは新潟県上越市にある集落、
「中ノ俣」をご存じですか?
そこは、お年寄り50人ほどが暮らす小さな村。
山に囲まれ、コンビニやスーパーなどのお店はなく、
夏は草木が生い茂り、冬はドカ雪が降る、
実に自然のきびしいところです。

世界中の辺境を旅してきた写真家の佐藤秀明さんが
この地を初めて訪れたのは、約20年前のこと。
「最初は珍しいものを撮るようにレンズを向けていましたが、
次第にここに暮らすお年寄りたち一人ひとりの個性に惹かれ、
『人間』を撮りたいと思うようになりました」
と話してくださいました。

今回の特集では、長年、佐藤さんが中ノ俣に通い続け、
撮りためてきた写真と住民とのエピソードをご紹介します。
「婆さま」「爺さま」とのほのぼのとしたやりとり、
たくましく暮らし、日々を楽しむ様子など、
佐藤さんが綴る文章のすみずみに、温かな情景が宿っています。
そして、自然の脅威や住民の並々ならぬ苦労話も。

いまは各地でもう失われてしまった、
昔ながらの農村の暮らしが、まだここには残されています。
佐藤さんによる貴重な「定点観測」をぜひご覧ください。(担当:中村)

困ったときにも、自分らしく

2021年10月05日

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困ったときにも、自分らしく
(14号「人間らしい暮らしって?」)

私事で恐縮なのですが、私には2歳になったばかりの子どもがおり、ときどき、その幼い寝顔を見ながら、こんなことを考えます。

「この子が大人になる頃、社会はどんなふうになっているんだろう」
「ちゃんとした暮らしができるといいけれど」

毎食、豪華でなくとも、ちゃんと栄養のある食事を食べられますように。
毎日お風呂に入って、清潔な布団で眠りにつけますように。
趣味に興じたり、買い物をしたり、友達と会ったりして、生きることを楽しめていますように……。

そんなことを祈ります。人によっては「ずいぶん『ふつう』だなあ」と思うことばかりかもしれませんね。

でも、今の社会には、こうした「ふつう」の暮らしを送れない人がいます。安心して働ける職場がない人。いくつもの仕事を掛け持ちして、長時間働いても、食べていくので精一杯な人。コロナ禍で、これまで「ふつう」の暮らしをしていたのに、それが叶わなくなった人も。昔も今も、いつの時代にも、そういう状況に置かれている人が一定数いるというのが現実です。

この企画は、万が一、生活に困ったときにも、私たちが自分らしく生きていくために、どんな福祉が必要か、どんな社会であったらそれが可能か、考えたいと思って編んだものです。

生活に困っている人の支援をつづける団体「つくろい東京ファンド」の代表理事・稲葉剛さん、貧困問題に詳しいジャーナリスト・水島宏明さん、実際に生活に困窮した経験を持つ二人の方にお話を伺いました。(担当:島崎)

「物語」を身にまとう

2021年10月04日

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「物語」を身にまとう
(14号「三國万里子さんのおしゃべりなスカーフ 」)

空気が少しひんやりとするこの季節、
スカーフをくるりと巻いてみませんか?

スカーフをこよなく愛する、ニットデザイナーの三國万里子さん。
今回はまず、ご愛用の品々を拝見しながら、その魅力を語っていただきました。
「スカーフは、まるでデザイナーからの手紙のよう」と三國さん。
一枚の四角い布には作り手のいろんな思いがぎゅっと詰まっていて、
広げて眺めていると、愉快なモチーフに心が和んだり、
海の向こうの暮らしが伝わってきたり……。
お話を伺いながら、物語が紡がれているようなスカーフの奥深い世界に触れて、
たちまち魅了されてしまいました。

引き出しの奥に大切にしまっているスカーフがありましたら、久しぶりに取り出して、
シンプルな長袖のTシャツや、無地のセーターに合わせたりと、気軽に取り入れてみてください。
お持ちでない方は、お求めやすいヴィンテージのスカーフを選んでみてはいかがでしょう。
鑑賞してもたのしく、それを身につけておしゃれするうれしさを、
ぜひ味わっていただけるとうれしいです。(担当:佐藤)

もっちりした食感の虜に

2021年10月01日

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もっちりした食感の虜に
(14号「ひとつの生地で、いろいろ粉もの料理」)

「餃子を皮から作るなんて、なんだか大変そう」
実は、わたしもそう感じていたひとりですが、
そんな方にこそ試していただきたいのが、
「按田餃子」を営む按田優子さんが提案する、生地の作り方です。

粉に水を加えて、菜箸でぐるぐると混ぜてこねたら、
茶碗やボールをかぶせて、休ませるだけ。
生地がまとまりやすいので、初めて作った時、その手軽さに驚きました。

この生地は、1週間ほど冷蔵保存できるのが、うれしいところ。
ぜひ多めに作って、今日はつるりと口あたりのよい水餃子、
明日はビールのおともに揚げワンタン、というように、
その日の気分にあわせた料理を試していただけたらと思います。

わが家は、おとといの夕食には「大根と豚肉の水餃子」を、
昨夜は、「山いもと牛肉の棒餃子」を作りました。
この棒餃子も、生地が香ばしくて、
山いもがホクホクで、本当においしいのです……。
まだ生地が余っているので、
残りはひっつみ汁にしようかなぁと考えています。
もっちりした生地の食感は、やみつきになるおいしさですよ。(担当:井田)

手持ちの毛糸が、ミトンやモップに生まれ変わります

2021年09月30日

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手持ちの毛糸が、ミトンやモップに生まれ変わります
(14号「余り毛糸で編む、家事小もの」)

日に日に気温が下がり、編みもの好きの人にとっては、毛糸に触れたくなる季節がやってきましたね。
ご自宅に、半端な毛糸は余っていませんか?
うちにもいろんな種類の毛糸がぱんぱんに詰まった段ボール箱があり、
何かに使えそうと思ってとっておいても、なかなか出番がなく困っていました。
そんな毛糸を使って、わずかな時間で気軽に編める小ものを、
かぎ針編み作家のRonique(ロニーク)さんにご考案いただきました。
「編みやすくて、実用的で、すてきなものを」というリクエストに見事に応えていただき、
出来上がったのが3種の小ものです。
熱くなる鍋蓋のつまみにつけるカバーや、小ぶりでつけはずしが楽なキッチンミトン、ホコリをよくからめ取るモップ。
鎖編みと細編みを中心に、ちょっと変わった編み方もある編み図は覚えやすく、サクサクと楽しく編み進められます。
自分のためにはもちろん、いくつも作りたくなるので、プレゼントにも最適です。
しばらく編んでいないと編み方を忘れてしまうものですが、
作り方をくわしく解説していますので、少し手を動かせば勘が戻ってきて、完成できるはずです。
この秋の編みはじめに、ぴったりですよ。(担当:平田)

「食」を暮らしの中心に

2021年09月29日

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「食」を暮らしの中心に
(14号「つくる楽しみ、食べる幸せ 山中阿美子さんと康廣さんの住まい」)

本誌で「あれやこれや、道具の話」を連載する
生活用具バイヤーの日野明子さんとお話をしていた時のこと。
ふとした流れで、「AMI」というカトラリーシリーズのデザインを手がける
山中阿美子さんの話題になりました。
「とても魅力的な方で、お住まいもすてきなんですよ」という日野さんの言葉に興味を持
ち、
阿美子さんと夫で建築家の康廣さんのもとを訪ねました。

住まいについてさまざまなお話をうかがう中で私たちが注目したのは、
キッチンと、ダイニングテーブルのある「ファミリールーム」の関係でした。
詳しく尋ねてみると、38年前にこの家を設計する際、
お二人は「食を暮らしの中心にしたい」と考えたのだそうです。
その思いを反映したこの食空間には、
できるだけ自然に家族を巻き込んで料理や片付けができるように、
食事やくつろぎの時間を心地よく過ごせるように、
さまざまな工夫が施されています。

どのように暮らしたいか、何を大切にしたいかを考えることは
日々を快適に豊かな気持ちで過ごすヒントになるのだなあと実感した取材でした。
ぜひ、誌面でご覧になってください。(担当:田村)


暮しの手帖社 今日の編集部