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暮しの手帖87号「ポテトサラダ研究会」

2017年03月29日

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写真:千葉亜津子

編集部の企画会議でポテトサラダの話になると、「マッシュポテトみたいな滑らかなものが好み」「具は何を入れる?」「じゃがいもは男しゃく?」「あの店のポテトサラダはおいしかったなぁ」――と、思いがけず大盛り上がり。
みんな大好きなんだなぁと実感した瞬間でした。
そこで誌面では、“研究会”という名のもと、ポテトサラダ好きの4名にワイワイガヤガヤとポテトサラダ愛を語っていただきました。
料理家の坂田阿希子さんの「定番ポテトサラダ」、スタイリストの高橋みどりさんが食べたい「アジフライとポテトサラダのプレート」、クリエイティブ・ディレクターの秋山道男さんが一番おいしいと誇る「九条ねぎのポテトサラダ」、森岡書店の森岡督行(よしゆき)さんの思い出の「酒粕といぶりがっこのポテトサラダ」など、それぞれの好みが表れた一皿を紹介します。(担当:小林)

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暮しの手帖87号「直線裁ちでつくる 春の はおりもの」

2017年03月28日

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「厚手のコートを脱いで、さて何を着よう?」思案中の人に読んでいただきたい、ソーイング企画です。
アパレルブランド「matohu」がデザインしてくれた2型のはおりものは、ソーイング初心者の方には、ちょっと難しいと感じるものかもしれません。けれど形にできたときの喜びは、とても大きい。
それを実感したのは、本企画にモデルとしても登場している女優ののんさんが、実際にはおりものをつくる1日を追う撮影中でした。matohuの2人に励まされながら、ゆっくりとミシンをすすめるのんさん。
「確認しながら、丁寧に進める」という2人からの教えを実践する姿に、なぜか目頭を熱くする私。「できた!」という大きな声に、スタッフ全員が上げた歓声を、この先もずっと忘れません。(担当:田島)

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暮しの手帖87号「ぱぱっとパスタと、もうひと品」

2017年03月27日

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この企画を思いついたのは、帰宅して夜更けにパスタを頬張っていたときのこと。
しらすとイタリアンパセリのパスタのかたわらには、グリーンサラダ。
どちらも悪くない味だけれど、どうしてわたしは、パスタのおともに平凡なサラダしか作れないのだろう?
ひとつ、アイデアがない。ふたつ、時間がない。
じゃあ、パスタと副菜、その2品が相性ぴったりの組み合わせで、かつ、同時に手早く作れる献立ってどうかしら?
ということで、指導をあおいだのは、イタリアで料理を学んだ経験もある渡辺麻紀さん。
たとえば、「イワシとグリンピースのオイルパスタ」と「セロリとオレンジのサラダ」のシチリア風献立など、なんとも洒落た味わいで、お酒も進む4献立がそろいました。
「これからの季節は、トマトがとっても美味しくなるんですよ」
そんな渡辺さんのひと声に押されて、「フルーツトマトと桜エビフリットの冷製パスタ」も、おまけのひと品としてご紹介しています。甘酸っぱくて芳しいトマトと、カリッと香ばしく揚げた釜揚げ桜エビは、うーんと唸る素敵なコンビネーションです。
ぜひ、お試しください。(担当:北川)

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「美しいものを 花森安治のちいさな絵と言葉集」本日発売です。

2017年03月10日

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 花森安治 初の挿画集がついに完成しました。
現在、東京・世田谷美術館では、「花森安治の仕事 デザインする手、編集長の眼」という展覧会が開催され、あらためて花森のマルチ・アーティストぶりが注目されています。この挿画集の制作に至ったのは、読者のみなさまからの待ち望む声に後押しされてのことです。
花森が編集長として指揮を執っていた1948年~1978年の『暮しの手帖』をパラパラめくると、記事のタイトルまわりや、隅っこや、あちらこちらに、ちいさな線画をたくさん見つけることができます。それはティーカップ、お皿などの台所用品であったり、文房具、家や木だったり……。絵のモチーフは身近にあるものがほとんどです。これらは全て花森が描いたものなのですが、その時代から想像すると、とんでもなくハイカラでモダン。当時、そんな挿画に心躍らせた読者も多かったようです。
花森安治といえば、まず思い浮かべるのは、庶民のあたりまえの暮らしを守るために、企業や国に対して臆することなくペンで闘ったジャーナリスト。当時の編集部員にとっては鬼の編集長で、その怒号は凄まじかったそう。あるOBからは「怒気が顔を打つようだった」とも聞いたことがあります。一方で、表紙画からレイアウトデザインまで一人でやってしまう類い稀なる存在でした。「天才編集長」と呼ばれた所以はここにあります。
暮しの手帖社は、花森が遺した約8000点の挿画を大切に保管しております。本書『美しいものを』には、その膨大ななかから「美学」をテーマに、繊細でかわいらしい、ユーモアあふれるカット、希少なカラー挿画を厳選して、500点余りを収録しました。そして、花森の美学に触れる言葉を散りばめています。
タイトルの『美しいものを』は、花森の名随筆から名付けています(同名タイトルの随筆は、自選集『一銭五厘の旗』に収録されていますので、ぜひこちらもご覧ください)。
『暮しの手帖』初代編集長・花森安治が追求した「美しい暮らし」の世界です。どうぞご堪能ください。(担当:村上)

詳細はこちらのページからご覧いただけます。

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暮しの手帖86号「アミイゴさんの3.11」

2017年02月24日

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東日本大震災のあと、東北の各地をまわりはじめたイラストレーターの小池アミイゴさん。以来、その土地土地の風景や人々の暮らしぶりを絵にすることは、小池さんのライフワークとなりました。
東日本大震災からもうすぐ6年。編集部は、そんな小池さんの旅に同行したいと考えました。
小池さんが通い慣れた東北を歩き、小池さんがそこで出会った方々にじかにお目にかかることを通して、この6年の歳月のなかで何が変わり、何が変わらなかったのか、私たちが今どんな場所に立っているのか、現時点での確認をしたいと考えたのです。
冬の初めのとある日、旅は福島県いわき市にある豊間海岸からはじまりました。(担当:島崎)

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暮しの手帖86号「なべ奉行のお話」

2017年02月20日

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今回は、好評連載・土井善晴さんの「汁飯香のある暮らし」特別編です。
なべを特集するきっかけは、「なべが分かれば、料理が分かる」と言う、土井さんのナゾめいた言葉。
さらに「水炊きには日本人の原点がある」との言葉に導かれ、「鶏の水炊き」ただひと品の段取りを、じっくりご紹介することに。
土井さんの、食べる人みんなにやさしい「なべ奉行」っぷりが、堪能できる5ページです。(担当 田島)

「花森安治の仕事―デザインする手、編集長の眼」展開幕

2017年02月17日

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花森安治が制作した『暮しの手帖』表紙原画を所蔵する、世田谷美術館(東京都世田谷区)主催の展覧会「花森安治の仕事―デザインする手、編集長の眼」が、2月11日に開幕しました。初日から大盛況で、まさに老若男女、様々な世代の方が来場されました。

今回の展覧会は、戦前戦後を通した約750点もの花森の作品や資料をもとに、日本の暮らしに影響を与え、名編集長と呼ばれたその活動を追っています。表紙原画はもちろん、暮しの手帖社が保存する貴重資料や、他社での広告や装釘の仕事まで扱った、大規模な展示です。

一堂に会した原画や緻密な手描き文字、直筆原稿などを前にして、その美しさとこれらの仕事をひとりで手がけていたという事実に、あらためて驚きを覚えます。また、編集長として、ジャーナリストとして、社会と時代に真正面から向き合った「戦争中の暮しの記録」、「一銭五厘の旗」のコーナーは、花森の信念が伝わり圧巻です。

日々の暮らしを営むすべての方々に、お楽しみいただける展覧会となっています。ぜひ、みなさまお誘いあわせのうえ、会場に足をお運びください。(担当:会田)

花森安治の仕事―デザインする手、編集長の眼
会期:2月11日(土)~4月9日(日)
会場:世田谷美術館
詳細は、下記の世田谷美術館公式サイトにてご確認下さい。
http://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/exhibition.html

会場の様子(特別に許可をいただき撮影しています)
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花森の愛用品や「商品テスト」で使った道具などを展示するコーナー「あいうえお・もの図鑑」

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花森が描いた表紙画を使用した最後の号、暮しの手帖2世紀53号の原画

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会場出口には、花森との記念撮影コーナーも(右は現編集長・澤田康彦)。

暮しの手帖86号「お豆いろいろ」

2017年02月15日

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皆さん、乾燥豆って、どんなイメージですか?
下ごしらえが大変そう? ゆで方が難しい?
これは、そんなふうに思いこんでいる方にこそ、届けたい企画です。
おいしくゆで上げるために知っておきたい豆知識、一度にたくさんもどしてゆでた豆の保存方法、下ごしらえの済んだ豆の展開レシピ計20点をご紹介しています。
寒い冬、あたたかな部屋でゆっくりコトコトと豆を煮ながら、ゆっくりとした時間を過ごすのは、心なごむもの。
どうぞ皆さまも、豆料理を楽しんでみてください。(担当:島崎)

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暮しの手帖86号「ひとりごはんのアイデア集」

2017年02月13日

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「ひとりで食べるごはんを、もっとおいしく、楽しい時間にすることができたら」。
まさに単身赴任中の編集長の提案で生まれた企画ですが、
・忙しくて外食が多くなりがちな方
・自炊はしているけれど食卓がマンネリ化している方
・ひとり暮らしを始めたばかりの若い方
など、幅広い層の方を想定した、21のアイデアを料理家の上田淳子さんに教えていただきました。
野菜不足、タンパク質不足、食材が使いきれない……。そんな悩みに答えて、身近な材料で簡単に作れる、ほっとやさしい家庭料理が盛りだくさん。
今夜すぐに作れるものばかりです。(担当:小林)

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暮しの手帖86号「絵を描く編集長 花森安治」

2017年02月09日

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『暮しの手帖』の初代編集長、花森安治(1911年~78年)。
彼は、企画を立て、取材して原稿を書く、といった仕事はもちろんのこと、表紙画から誌面デザイン、はたまた細かなカットまで、雑誌作りのほぼすべてを自身で手がけました。
その絵は、かわいくてユーモラスであったかく、ときにピリッと風刺がきいている。なんだか、複雑な魅力があるのです。
こんな絵を描く花森さんって、どんな人だったのだろう? みんなの胸に、何を遺したのだろう?
編集者で小説家の松家仁之さん、スタイリストの原由美子さん、美術家の横尾忠則さんに、ご自分のなかの花森安治像について語っていただきました。
関連の特別付録は、花森の原画を生かした、2葉のポストカードです。大判サイズですので、小さな額に入れて飾っていただくのもおすすめです。

こんなおもしろい人がいたんだ。そうご興味を持っていただけたら、2月11日より世田谷美術館で始まる展覧会「花森安治の仕事――デザインする手、編集長の眼」を、ぜひご覧ください。(担当:北川)

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暮しの手帖86号「肉厚のハンバーグ+試作室から」

2017年02月07日

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「ああ、もったいない……」
キッチンで試作する様子をご覧になっていた七條清孝シェフの、溜息交じりの落胆が忘れられません。
「なにか失敗をしているでしょうか? レシピ通りに煮込んだつもりなのですが……」とあわてる私に、シェフはこう仰いました。
「僕たち料理人は、材料のおいしさを1滴だって余すことなく、皿に落とし込みたいと思っているんです。おいしくなあれ、おいしくなあれ、というその気持ちは、案外おろそかに出来ないものですよ」
そして、デミグラスソースを煮詰めたあとの鍋のフチに、ソースがたくさんこびりついていることを指摘されました。
レシピに「2/3の量まで煮詰めます」とあったら、ついそのことだけを目指して、鍋をかき混ぜてしまうもの。だけど、「材料の一滴まで、おいしくなあれ」と思えば、鍋のフチにつくソースも、そのつど、丁寧に中に落とすものではないか……。
前日、キッチンで原稿を書きながら、片手間に鍋をかき混ぜたことを思い出し、ほんとうに恥ずかしくなりました。
この企画では、長年真剣に料理に向き合ってこられた七條さんに、「どうしてレストランで食べるハンバーグは格別においしいのですか。家で作るのとは何がどう違うのか、お聴きしたいのです」とお願いして、実現したものです。
上記のような心持ちのほかにも、家庭でできる工夫がたくさんあって、目からうろこがぽろぽろ落ちました。読めば納得のレシピを、ぜひ誌面でご確認ください。(担当/長谷川)

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試作を重ねてたどり着いた、私の「肉厚のハンバーグ」です。これまで作ったなかで、No.1のおいしさのハンバーグになりました。

暮しの手帖86号「オーブン・レッスン」

2017年02月03日

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私の家にはオーブンレンジがありますが、オーブンを使うのはグラタンやケーキを焼くときくらい。
もっと使いこなしたいと思いつつ、オーブンとの付き合い方が、よくわかっていませんでした。
そんな悩みを料理家のワタナベマキさんにお伝えしたところ、「野菜も肉も魚介も、オーブンで焼くとうま味が凝縮されて、おいしいですよ。焼いている間は手も目もはなせるので、洗い物だってすませられます」と教えてくださいました。
誌面でご紹介しているレシピのほとんどは、予熱をしている間に食材を切り、下味をつけて、あとは焼くだけ。
つくるのがほんとうにかんたんなものばかり(でも、ごちそうに見えます!)なので、これまでオーブンをあまり使ってこなかったことが、もったいないような気持ちになりました。(担当:井田)

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暮しの手帖社 今日の編集部