編集長より、新年のご挨拶

2017年01月05日

明けましておめでとうございます。
みなさんはどんな新年をおすごしでしょうか?
編集部はこの冬休み、ゆっくり休んで、新しい春へと舵をきってゆきます。
昨年は、新編集長(わたし)の新体制や、大きな話題となったドラマ『とと姉ちゃん』を迎え、
やることいっぱい、しごとがいっぱい、課題も宿題もいっぱいいっぱい!
という慌ただしい、「疾走」の日々でした。
今年はもうちょっと腰をすえて、じっくりやってゆこうね、
とみんな、目と目で確認しあっております。(そうなりますように)

編集部17人、みんなでひとつのチームですが、ひとりひとりは当然ちがいます。
性別も年齢も出身地も、家族構成も趣味嗜好も。
そのひとりひとりの人格が、
大切なこと、愉しいこと、得意なこと、大好きなことを徹底的に求め、
持ち寄って、とびっきりの雑誌を送り出したいと思います。
それが「それぞれの自分の暮らしがいちばん大事」の基本形だと考えるから。
共通点は、すこぶるフェアに。丁寧で、清潔に。
ホスピタリティたっぷりで。
笑いをけっして忘れずに。
ひとりひとりの読者に、暮らしの正しい情報をお伝えしたい、
暮らしそのものをたっぷり愉しんでいただけますように。
そう願っています。
2カ月に1冊の雑誌、一年にたった6冊の雑誌に、できるかぎり気持ちをつめこみたいと思います。

2017年も、向かい風の強い年、そんな気がします。
大切なものを守りながら、わたしたちは生きてゆく。
それしかやることはない。
『暮しの手帖』が、その一助となれますように。

我ら今年も新鮮な旅人。

2017年1月
編集長 澤田康彦


暮しの手帖社 今日の編集部