暮しの手帖87号「川の学校の子どもたち」

2017年04月25日

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自宅から電車、飛行機、車を乗り継いで約4時間。
私たちが向かったのは、徳島の美波町。
ここに、日本中をカヌーで旅した、作家でカヌーイストの野田知佑さんをして、「日本一美しい」と言わしめる川があると言います。
なぜ、そんな場所に『暮しの手帖』編集者が?
野田さんが17年続ける、「川の学校」に取材するためなのです。
川の学校の約束は二つ。
川で遊ぶこと、なにをやってもいいということ。
安全を守るため以外には大人はいない、子どもだけの世界で2泊3日のキャンプを年間5回行います。
川と戯れながら、生きる術を学び、立派な川ガキへと育っていく。
野田さんは言います。
「川には普通の学校にはないものが、みんなあるんだ」
それは、子どもたちの笑顔やくたくたに疲れ果てた表情を見ればわかります。
あぁ、もっとはやく川の学校を知っていれば……。そう思わずにはいられない取材でした。

今回、私たちは、徳島県・日和佐川での「川の学校」を取材しました。
3日間の取材で延べ1000枚ほどの写真を撮影し、掲載できたのは約30枚。でも、このまま秘蔵にしてはもったいない。
ということで、アウトドアブランド「モンベル」に特別協力いただき、ごく一部ではありますが、未掲載の写真を含めて写真展を行うことになりました。
展示場所は下記の2カ所となっております。

・モンベル東京京橋店:4月22日(土)~30日(日)
・モンベル神戸三宮店:5月6日(土)~14日(日)

A1判の大きなサイズでプリントしております。ぜひ足をお運びいただき、子どもたちの笑顔と美しい自然をご覧ください。(担当:矢野)

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暮しの手帖社 今日の編集部