旬の素材に助けてもらう――神田裕行さんに教わったこと

2017年06月02日

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金曜日の夕方って、なにか気持ちがゆったりと、大きくなります。
(この1週間も、なんとかのりきった! 積み残したあれやこれやは、まぁ、週末にくつろいだ頭で考えればいいじゃない!)すると、むくむくと食欲が湧いてきて、なにを作ろうかとわくわく。(逆に元気がないときは、なんでもいいや……となってしまうから、食事への興味は、元気のバロメーターですよね)

「料理を作るとき、最初に意識するのは旬の食材です。
旬のものを使えば、特別なことをしなくても素材のおいしさに助けられます」
というのは、ミシュラン三つ星を10年連続で獲得する料理人、神田裕行さんの言葉です。
“――特別なことをしなくても”
料理に自信がないわたしにとって、これはとてもうれしい秘訣でした。
今夜は、旬の「竹の子」と「そら豆」に助けてもらうことにします。

写真は、単行本『神田裕行のおそうざい十二カ月』のために試作した「竹の子とそら豆の炊き込みご飯」。旬の食材の存在感を大切にするために、あえて細かく刻んだ油揚げが、ダシのうま味をたっぷり吸って、隠し味になっています。
(担当:長谷川)

単行本『神田裕行のおそうざい十二カ月』の目次は下記のリンクよりご覧いただけます。

神田裕行のおそうざい十二カ月


暮しの手帖社 今日の編集部