暮しの手帖社 | いろんな人が集う場所

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2018年07月31日

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(95号「水車でつくるみんなの家」)

今日は皆さんに、ある人が遺した言葉を紹介します。
「(ジグソーパズルの)ピースは一つとして同じではなく、しかもその占める位置は他のピースでは代わることが出来ない。この社会全体、人類世界をジグソーパズルの全体と見るならば、人間一人一人がどんな人であれ、その一人をも何故に捨ててよいだろうか」
これは、故人・宮嶋眞一郎さんの言葉です。宮嶋さんはクリスチャンで、学校の先生をしていた方。こんなことも仰っています。
「ジグソーパズルには格差はないのであります。色や形が違っていてもひとつひとつの価値に違いはない。これが本当の公平であり、平等ではないでしょうか。円満(の鉛筆)のように全部同じではない。あなたという人は地球始まって以来、絶対いなかったはずです。あなたという人は地球が滅びるまで出てこないはずなんです。わたくしはそう思っています」
宮嶋さんは視力を失う病気を得たのをきっかけに、1974年、長野県は小谷村に、「共働学舎」という名の共同体を作りました。皆さんのなかには、本橋成一さんが作られた映画「アラヤシキの住人たち」をご覧になって、ご存じの方も、いらっしゃるのではないでしょうか。
「競争社会より、協力社会を」。共働学舎は、そんな理念で作られた場所です。心身に不自由がある人も、そうでない人も、みんなが安心して働き、暮らせるところ。そこでの人々の暮らしは、いったいどんなものでしょう。編集部は、山道を2時間ほど歩いたところにある、「真木共働学舎」を訪ねました。
(担当:島崎)


暮しの手帖社 今日の編集部