悩みながら選んだ先に見つけたもの

2019年07月27日

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悩みながら選んだ先に見つけたもの
(1号「自分らしい暮らしを見つけたい」)

第5世紀を迎える今、あらためて「暮らしを大切にする」とはどんなことか、
読者のみなさまとともに考えたい。
そんな思いから、私たちは、自分の「ものさし」を持って
生き方、暮らし方を選んできた6組の方々を訪ねました。

できる範囲で、自分たちの手で衣食住をまかないたいと思い、
京都の山村での暮らしを選んだファッションデザイナーの居相大輝さんと愛さん。
長年暮らした東京を離れ、夫と猫4匹とともに
奄美大島で新しい生活を始めた、絵本作家のミロコマチコさん。
造園家とイラストレーター、二つの仕事を生業とする大野八生さん。
東京と岡山の蒜山とを行き来しながら二拠点生活を続けている、
オカズデザインの吉岡秀治さんと知子さんなどなど。

取材中は、みなさんから印象深い言葉をたくさんいただきました。
「二拠点での生活をできるとは思わなかった。
 でも、今やるしかない、とも確かに思えたんです」

「もし、自分らしい生き方に迷ったり、悩んだりしている人がいるなら、
 子どもの頃に好きだったもの、一度好きになったものを、
 どんな形でもいいから続けてみるといい」

どこに住み、どのように仕事をして、何を大切にしながら暮らすのか。
その価値観はさまざまですが、
自分の暮らしについて少し立ち止まって考えるとき、何か迷いを感じたときに、この6組の方々が悩みながら選んできた道のりを、言葉を、
思い返していただけたら、と思います。(担当:井田)


暮しの手帖社 今日の編集部