じゅわっと口いっぱいにおいしさが広がります。

2019年12月12日

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じゅわっと口いっぱいにおいしさが広がります。
(3号「蒸して、煮て。冬野菜をおいしく味わいつくす」)

白菜、大根、れんこん、にんじん、カリフラワー、長ねぎ、ごぼう……。
冬野菜って、本当にしみじみと味わいが深くておいしいものですね。若いころにはそこまでは思わなかったのですが、最近は、じわっと染み入ってくるような味わいに、ほうっと気持ちも落ち着くように思います。
その深い味わいを、いろいろな冬野菜で、充分にいただく料理を教えていただきたいと、レシピ指導をお願いしたのは、料理家の飛田和緒さんです。飛田さんは、魚介も野菜も豊富な海辺の街にお住まいで、地元の市場や直売所で選んだ素材を生かした料理がお得意です。特に飛田さんの野菜料理は、本当にしみじみと染み入るおいしさで、私は大好きです。
この特集では、蒸す、煮る、素材のおいしさを逃さずいただける、このふたつの調理法に限ることで、「おいしく味わいつくす」という料理ばかりをご紹介しています。「カリフラワーの丸ごと蒸し」「にんじんとラムのシチュー」「ふろふき大根」「大根と鶏もも肉の煮もの」など9品。丸ごと、大ぶりに、厚く。豊かな食感と、味をしっかり含むボリューム感のある仕上がりで、口に頬張れば、野菜のおいしさが口いっぱいにあふれる、あたたかなレシピです。(担当:宇津木)

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暮しの手帖社 今日の編集部