あったかい場所でした

2020年02月04日

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あったかい場所でした
(4号「いまなぜ、子ども食堂?」)

子どもが無料、または安価で
ごはんを食べられる場所、「子ども食堂」。
名前を聞いたことがある方は多いと思います。
全国の都市部を中心に、その数なんと3700カ所以上。

ニュースでたびたび目にはするけれど、
どんな人が開いているのだろう?
子どもたちはどんな表情をしているのかな?
私自身、その実態をよく知りませんでした。

取材したのは、タイプの異なる5カ所。
できる範囲で開催している、イタリア料理店の
「ピッツェリア・ディーノ」さん(東京・千歳烏山)、
365日運営している、六郷伸司さんの子ども食堂(東京・高島平)。
地域のお年寄りも参加する、「まくりの家」(埼玉・越谷)。
フードバンク団体、セカンドハーベスト・ジャパンの
「キッズカフェ」(東京・浅草橋)。
そして、子ども食堂ではないけれど、東京・江戸川区による取り組みで、
ボランティアが家庭を訪ねて料理する、「おうち食堂」です。

いずれも子どもたちの心とお腹を満たすことに
専念する人たちの姿がありました。
スーツ姿のサラリーマンや地域のお年寄り、学生などなど、
実にさまざまな人がやってくる。
そしてその中心にいるのは、穏やかな表情の子どもたちです。

百聞は一見にしかず。
子ども食堂が多くの人の心を魅了している理由が
分かったような気がします。
ぜひたくさんの方に読んでいただけたらと思います。
(担当:中村)


暮しの手帖社 今日の編集部