ほんのひと工夫で、ずっとおいしく

2020年02月05日

和のおかずDSC_0163

ほんのひと工夫で、ずっとおいしく
(4号「何てことない和のおかず」)

いつもの食卓に上がる、とくべつ名前のない和のおかずは、地味だけれどほっとしますよね。
今回、いまが旬の野菜を主役にしたおかずを、仕出し料理人の後藤しおりさんに教えていただきました。
登場するのは、ほうれん草、大根、ブロッコリー、れんこん、キャベツ。
おなじみの野菜が、家にある調味料と「ほんのひと工夫」で、ちょっと新しいおいしさで味わえます。
例えば、「大根とししゃもの煮もの」。
干物の味わいが生きた出汁で大根の細切りを煮て、柚子の香りを効かせた、すっきりと上品な味わいの一品です。
おいしさの秘密は、ししゃもで出汁をとるときの「ほんのひと工夫」にあり……!
焼いた干物にお湯を注いでいただく郷土料理の知恵からヒントを得たそうですが、
とても手軽に作れるので、すっかりわたしの定番になりました。
他にも、ごはんがすすむおかず、冬にうれしい身体があたたまるおかず、ちょっと小腹がすいたときなど、
10種類のレシピとそれぞれの「ほんのひと工夫」をご紹介しています。
何てことない和のおかずですが、「あれ、いつもと違う……!」という小さな感動がきっとありますよ。
いつもとどんなふうに違うのかは、作ってみてのお楽しみ。ぜひ、炊きたてのごはんと一緒にどうぞ!
(担当:佐藤)


暮しの手帖社 今日の編集部