自分の家を持つってどういうこと?

2020年04月07日

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自分の家を持つってどういうこと?
(5号「ぼくらが家について考えたこと」)

唐突ですが、我が家は3年前にマンションを購入しました。
通勤には1時間ほどかかりますが、子どもが通う小学校までは徒歩2分、最寄り駅まで徒歩6分。徒歩圏内においしいベーグル屋さんとインドカレー屋さんがあります。
家を持つとき、わが家が重視したのは、慣れ親しんだ生活圏から外れないことでした。
そのためには、多少部屋が狭くとも眺望が悪くとも目をつぶろう、と思えたのです。

我が家に限らず、人は家を建てたり買ったりするとき、
「これまで何を大切に暮らしてきたか」を振り返り、そして「これからどんな暮らしを築いていきたいか」に思いを巡らせるのではないでしょうか。
子育てのこと、両親のこと、仕事のこと、地域のこと……。
暮らしの軸は人ぞれぞれ、家という場所に何を求めるかもそれぞれ異なります。

このページでは、ともに40代で子育て真っ最中、そして自分の家を持ったばかりという共通点のある、
絵本作家のきくちちきさんと写真家の平野太呂さんに対談していただきました。
自身が子どもの頃の経験や、仕事のこと、ローンのこと、子育てのことなど、
家を持つときに考えた様々な事柄を、ざっくばらんに語ってくださっています。
平野さんが撮影した写真にも、それぞれの家族の個性があふれ出ていますので、
じっくりご覧ください。
(担当:田村)


暮しの手帖社 今日の編集部