春をよぶ布

2022年04月01日

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春をよぶ布
(17号「部屋を彩る、スラッシュキルト」)

わが家は全体的に茶系のインテリアで、たまにはきれいな色味を
取り入れたいな、と時々想像を膨らませるのですが、
なかなか実行できず、季節がめぐるばかり。

そんななか、ある展示で、
白や水色、青、鮮やかなピンクの布が重なり合った、
美しい色合いの布を目にしました。
立体感のある独特の風合いに、じっと目を凝らしていると、
「それは、スラッシュキルトという技法で作られているんですよ」と、
会場の方が教えてくれました。
キルトと聞くと、緻密な作り方なのかな? と
ハードルが高そうに感じられましたが、
「スラッシュキルト」は、何枚かの布を重ねて縫い合わせ、
切り込みを入れて、洗いにかけるだけ。
すると布が起毛して、独特の風合いが生まれるとのこと。
こんなふうに、彩りのきれいな布を仕立てて、
部屋にひとつ飾ったら、それだけで気持ちが華やぎそうです。

この記事では、作品の作者である高井知絵さんに、
スラッシュキルトの作り方、そして、キルトを施した布で
クッションカバーやラグを仕立てるアイデアを教えていただきました。
高井さんは、風呂敷や手ぬぐいの絵柄をそのまま生かしたり、
着なくなった服や余り布を使ったり、素材の選び方もとても自由。

切り込みを入れた段階ではペタンとしていた布が、
洗いをかけて乾かすと、ふわっと起毛する変化も楽しいですよ。(担当:井田)


暮しの手帖社 今日の編集部