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暮らしのヒント集

二羽の鳥の表情
“冬を豫告し、毎年の冬の記憶を、いやに克明に想い出させる色調である。
そしてそこに見慣れた鳥が二羽、向かい合って枝に止まっている。今は鳥も、声を嗄らして叫ぶ必要もなく、あんなに近くにいれば表情だけで一切が事足りる。彼らの表情は人間には判断出来ない。だから彼らは表情に乏しいなどと断定を下してはならない。空想が許されるなら、慎しみ深く控え目に、翼を持つ彼らに相應しいように、試みることである。” 文 串田孫一


暮しの手帖社 今日の編集部