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暮らしのヒント集

“お父さんのベッドを、祖母、母、私、晴子、芳子で囲んでいました。父は、「鎭子……」と、私の名を呼びました。私は父の枕元に近づきました。父は小さく静かな声で、「お父さんは、みんなが大きくなるまで、生きていたかった、でもそれがダメになってしまった。鎭子は一番大きいのだから、お母さんを助けて、晴子と芳子の面倒をみてあげなさい」私は、引き受けました、ということを父にわかってもらいたくて、大きな声で、「ハイ、ワカリマシタ」”と答えました。”


暮しの手帖社 今日の編集部