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暮らしのヒント集

「死に場所を求めて」
“村へ帰ろう。少しでも村に近い所で死のう。私達は木の繁みに身を寄せ、岩陰にひそむ。(……)近くの海べには米艦が陣どり、甲板には白い洗濯物がはためき、敵兵の姿も見える。音楽も聞こえる。突然、向かいのさとうきび畑に炎が吹きつけられ、あたり一面焼け野ケ原になる。火焰(かえん)放射機だ。”


暮しの手帖社 今日の編集部