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暮らしのヒント集

「二年間の赤十字救護看護婦」
“昭和20年8月15日、婦長より重大放送がありますとのお話があり、勤務者揃ってラジオに耳を傾け、天皇陛下のお言葉を聞きました。日本は戦争に負けたのだとのことでした。あまりの突然のお言葉に信じられませんでした。みんな肩を寄せ合い、落胆と悲しみに涙しました。これから先どうなることか、動揺してきました。青酸カリが回って来て毒物を飲むか、動脈を切って死を選ぶかなども考えました。”


暮しの手帖社 今日の編集部