1. ホーム
  2. > 単行本
  3. > 戦争が立っていた

暮らしのヒント集

「十五歳のあの夏の日」
“八月十五日、「信子ちゃん、戦争は終わったよ」と、母が私に告げた時、「ああ、これで毎晩パッと明るく電灯が点けられる」とホッとした。もう、あの暗い灯火管制から解放されるのだ。戦争が終わったというのに、私はたったこれだけの感慨しか持てなかった。”


暮しの手帖社 今日の編集部