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暮らしのヒント集

「銀めし」
“幸い大阪府庁は大空襲には巻き込まれずに、そのまま終戦を迎えることが出来、私もそのまま府庁で仕事を継続することになりました。食料課に配属されていた私の一番の楽しみは、お昼ごはんでした。府庁ではいつも「鮭缶と玉ねぎの卵とじうどん」が出てきて、そのうどんの美味しかったことは鮮明に覚えており、さすが府庁だなあ、と思う反面、少しだけ世の中の理不尽さを感じたのも事実でした。”


暮しの手帖社 今日の編集部