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暮らしのヒント集

「或る老人の独り言」
“八月十五日。その日は、ふいにおとずれだ。上官がら、「身辺をかたづけで、帰郷の用意ばするように」と命令が下った。「負けた……」と思った。そのとたん、戦場さ赴いで、命ば落とした、先輩らぁの姿を、次々ど思い出されてなぁ。だが、不思議なくれぇ涙はでねがったぁよ。”


暮しの手帖社 今日の編集部