いま、「一銭五厘の旗」を立てるなら
私の夢
2025年07月23日

テレビの、ニュースの、向こう側。
どうして背広のおじさんおじいさんばかりなの。どうして総理大臣はこれまでずうっと男なの。どうしてたくさんお金もらってる一部の人で、庶民の生活のことを決めるの。米すら満足に買えない気持ちがわかるか。どうして戦地の第一線に行かない人たちが、戦争をこんなにもしたがるの。死にに行くのは若者たち。私たちのこと、私たち抜きで決めるな。
私はせめて、背広で真っ黒の政治の世界の半数が女性やマイノリティーになった景色をこの目で見たい。きっと色とりどりだ。今よりずっといろんな声を掬い上げるだろう。政治家になりたい女性も増えるだろう。
死ぬまでに、民主主義と人権を尊ぶ、初の女性の総理大臣誕生を見たい。
27歳の私の、切なる夢。
鈴木なりさ(すずきなりさ・読者)
