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瀬尾幸子さんとタッグを組んだ別冊『素材がわかる料理帖』、本日発売です!

2019年10月11日

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瀬尾幸子さんとタッグを組んだ別冊『素材がわかる料理帖』、本日発売です!

本誌に登場する度に、たくさんの反響が届く瀬尾幸子さんの料理。
どこにでもある材料を使って、簡単で間違いなく美味しく作れるレシピが、いつも大好評です。
そんな瀬尾さんと、「一生モノのレシピ本を」という思いで編んだ別冊が、今日店頭に並びます。
テーマにしたのは、素材。
青菜、大根、キャベツなどの野菜や、お肉各種、お魚など、おなじみの素材たちが主役です。
この素材のおいしさを引き出すための様々な知識やコツ、レシピの数々を、瀬尾さんのユニークな言葉を軸に紹介する作りになっています。
なぜ素材がテーマなのでしょう?
それは、日常で料理するときの、一番多いシチュエーションを考えてのこと。
冷蔵庫をのぞいて「今日なにがあるかな」とか、スーパーに行って「今日はなにがお買い得かな」と見て、今あるものや手に入るもので料理する。
この本は、そうした日常の料理づくりに即したものになっているのです。
日常の料理は、まず素材ありき。
けれど、「いまあるもので料理する」って、特に料理に慣れてない人にとっては、ときに難しく感じますよね。そこに、瀬尾さんは明確に答えを出しています。
「どんな素材でも、その素材のおいしさを引き出すことができれば、その料理はおいしく仕上がる」という答えです。
だからこの本では、瀬尾さんが太鼓判を押す「素材のおいしさを引き出すコツ」を、レシピに入る前に紹介する作りにしました。自然にコツを意識しながら料理できるので、料理は間違いなくおいしく仕上がります。
ご紹介する素材は全部で23種類。
瀬尾さんが「これさえ知ってれば日常には困らないよ」という素材を厳選しました。
素材の数は多くはないのですが、例えば、瀬尾さんが特に「使い勝手がいい」と思っているキャベツは、おいしさを引き出す調理法を3つ紹介しています。
ナスは4つも紹介しています。
「同じ素材でも違う楽しみかたがいくつもあるんだから、同じような素材を繰り返し使っても、日常の料理は困らないし、楽しいんだよ」と、瀬尾さんは言います。
なんだか気がラクになりませんか?
最後に、この本の案内役をご紹介しましょう。表紙をはじめ、全編に登場するのは、瀬尾さんの分身、「瀬尾ハリネズミ」。
不思議なキャラクターは、瀬尾さんの友人でもある画家の牧野伊三夫さんが、瀬尾さんをイメージして描き下ろしました。
かわいいイラストとともに読み進めるうちに、自然と「さあ今日も料理するぞ!」という気持ちになるはず。
素材を味方にすれば、料理は楽しい。
1人でも多くの方が、そんなふうに思ってくれますように。(担当:田島)

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※目次は下記のリンクよりご覧いただけます。
http://www.kurashi-no-techo.co.jp/bessatsu/e_2099.html

赤い猫が目印です。

2019年09月24日

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赤い猫が目印です。
──編集長より、最新号発売のご挨拶

こんにちは。
7月、どきどきしながら送りだした第5世紀1号が、おかげさまで記録的な売れ行きを示し、ほっと安堵、心から感謝申し上げる編集長であります。
ありがとうございます。
新しい表紙はいかがでしたでしょうか?
1号は今井麗さんの「ポトフ」でしたが、続く2号は、画家・絵本作家のミロコマチコさんの「ベランダにくるキジトラ」です。
そう、第5世紀の表紙は描き手が毎回替わるのです。
今回は白い表紙いっぱいに座る野良猫。なぜか真っ赤です。
ああ、赤い猫といえば、個人的には、昔むかしの『鉄腕アトム』の「赤いネコの巻」を即座に思い出します。しゃなりとした「赤いネコ」が、ヒトの言葉をしゃべるんですよ。
武蔵野の美しき丘陵。緑豊かな森や林が舞台です。次々と山を削り、木々を切り倒す人間の所業に動物たちが反乱を起こす。人間は自然の敵だ。物質文明への警鐘を鳴らすと同時に、滅びゆく緑に哀惜をたっぷりこめて込めて手塚治虫さんが描いた傑作です。ヒゲオヤジが国木田独歩の『武蔵野』を口ずさみながら散歩する冒頭のシーンがいいなあ。もう長いこと読んでないけれど、あれは秋の晴れた日の物語だったように勝手に記憶しています(ちがっていたらゴメンなさい)。
武蔵野にはつくづく秋が似合います。井の頭公園なんかも秋がいちばんいいと思う。落ち葉の季節には歩きたくなる。
赤い猫(がいるとしたら)、その散歩も秋が似合う。そして、こんな猫がさわやかな秋の日、ベランダに来てくれたらよいなあ、とも。
ミロコマチコさんは「(野良猫は)ある時を境に姿を消すことがある。いつもこれが最後かもしれないと思うと、絵を描かずにはいられなかった」と語っていらっしゃいます(「今号の表紙画」より)。それ、よくわかりますね。ぼくは絵ではなく写真を撮ることが多いかな。

……って、すみません。表紙からとりとめのないお話になってしまいました。
2号は、そんなこんなで(どんなこんなだ?)秋が来て嬉しい、その嬉しさをたっぷり詰め込みました。
巻頭の詩歌特集「秋燃ゆ」から、「うちのアイデア丼」「料理家6人の探求レシピ」や、「40歳からの体づくり」等々、お役立ち記事もいっぱいです。
ぜひ本屋さんでお手にとって、表紙の猫、そして中味をお確かめください。
例によって、明日から各担当者がご案内致します。どうぞお楽しみに!

編集長・澤田康彦

さあ、新しい世紀の始まりです!

2019年07月24日

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さあ、新しい世紀の始まりです!
──編集長より、最新号発売のご挨拶

「ある日、ポトフを作ろうとしたら、じゃがいもが見当たらず、代わりに紫芋を入れました。にんじんと紫芋の鮮やかなコントラストが美しく、思わず絵筆を走らせました。箸がスッと通る野菜の柔らかさや、澄んだスープの表現がうまくいったと思います」
このほっこりする文章は、表紙画『ポトフ』に寄せて。
第1号に描いていただいた画家・今井麗(うらら)さんによるものです。
(今井さんには、前号でシフォンケーキを焼いていただいたり、別冊『暮らしのヒント集 5』にもご登場いただいたりしています。)

さあ『暮しの手帖』の、新しい世紀の始まりです。
2007年の第4世紀26号から100号に到るまでの75冊、約13年間、ずっと描き続けていただいた仲條正義さんからバトンタッチされた表紙画は、今回より号替わりで、さまざまな画家・イラストレーターの方々にお願いすることになりました。
共通テーマは一言──「暮らし」です。
その第1回目が、この『ポトフ』。
「うまくいった」と今井さん。本当にそんな素敵な絵であります。
実際の表紙は、ぜひ本屋さんでご確認ください。
そして絶対、中を開いてじっくりご覧ください!
第1特集は「ちゃんと食べてゆくために」60頁。
第2特集は「自分らしい暮らしを見つけたい」34頁。
新連載もたっぷり加えた大増頁でお届けします。
詳しいご案内は、このあとからの各担当者に委ねますが、どの企画も、新世紀を迎えるにあたって、編集部員みんなで「これからどんな雑誌をつくってゆくべきか」、真面目に議論を重ねて編んだ第1号です。
雑誌をつくるということは、美しい未来を思い描くこと。
一人一人の暮らしがいちばん大切。
これからも広告をとらず、読者と向かいあって。
目指す方向は、70余年前の創刊の頃から変わりません。
どうか第5世紀の旅も、私たちとともに進んでいただければと願います。

第5世紀第1号。 
うまくいった、そう思います。

編集長・澤田康彦

『なんにもなかった 戦中・戦後の暮しの記録 拾遺集 戦後編』を発売しました!

2019年07月22日

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◎創刊70周年記念出版 「戦中・戦後の暮しの記録」第3集 完結編
『なんにもなかった 戦中・戦後の暮しの記録 拾遺集 戦後編』を発売しました!

構想から足かけ3年……、庶民の戦争体験を集めて書籍化する本プロジェクトは、最新刊の『なんにもなかった 拾遺集 戦後編』をもって完結となります。

『なんにもなかった』では、1945年8月15日の「玉音放送」前後の出来事が軸となる記録を集めています。
なかに、こんな証言がありました。

焼夷弾の落ちた穴に、進駐軍が捨てた残飯をさらって食べていた。
そこに肉切れがあれば水道で洗って、闇市で売るともうかった。
衣服は着たままで、衿や袖口は、あかと鼻汁をこすったあとで、てかてかひかり、みんなどぶねずみのような汚い姿をしていた。
空襲の焼け跡に何か残っているものはないかと探したが、我が家がどこにあったのかもわからないほどに焼けてしまっていた――。

終戦の実感はというと、
日夜続いていた空襲がなくなって、安心してお日様の下を歩くことができるようになったこと。夜は部屋を明るく灯しても、誰にも咎められなくなったのがうれしかったこと――。
そんな、ささやかなことからだったそうです。

突然国を失くし、家族を亡くし、明日をも知れぬ大混乱があっても、生きることを諦めなかった方々がいました。
ここには、そんな命懸けの明け暮れだった「あの日々」を、必死に生きた人の言葉があります。生きることのできなかった言葉無きたくさんの人々の思いも背負って。

新しい元号でのはじめての夏を迎えています。
そして、戦争の実感を持たない人だらけの世の中はもう目の前です。
この今の安穏と思える時間が、わたしたちを無知でいることに慣れさせ、次の不幸を生む土壌を作らないよう、あの日々に起きていたことを伝えてゆきたい。
戦後が「戦前」とならないために。

この三冊はぜひ揃えて、次の世代、そのまた次の世代、さらに未来の世代へと残し、つないでいただきたいと、心から願っています。
(担当:村上)

愛されるレシピがずらり。100号は保存版です! ──編集長より、最新号発売のご挨拶

2019年05月25日

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工事中のキッチンの様子

4月から内神田に引っ越しして、ぴかぴかのオフィスで働いています。
キッチンの方から「ずがががが」「とんかんかん」と音が響くのは、遅れてスタートした台所の敷設工事。
そう、わたしたちの編集部には「検証」(試作・試食)のためのキッチンが必須なのです。
今月末の完成が待たれます。完成と同時に次号の料理記事の試作に入るのです。みんながスタンバイしているので、混むだろうなあ……順番順番!
新しいダイニングでの試食、とても楽しみです。

オフィスの入り口の書棚には、私たちと一緒に引っ越してきた『暮しの手帖』の全バックナンバーが並びました。
「お客さま、私たちの70余年をご覧ください!」って感じです。
創刊は1948年。いい色に変色した『美しい暮しの手帖』のころ。
さかんに商品テストが行われた50〜60年代。
『戦争中の暮しの記録』大特集号を経て、69年に入った第2世紀1号からはサイズも大判となり、カラーページも増え、社会的メッセージもかなり色濃いものとなっています。78年53号が花森さんの表紙絵の最後で、次号より藤城清治さんに変わりました。
1986年の第3世紀1号から100号までの表紙絵は、ご存じでしょうか、クレール・アステックスさんです。
2002年の第4世紀1号から数号はさらに大判でしたね。そして、今月この号でまた100号。第4世紀が終わり、次号からまた1号、第5世紀突入です。
現在ぴったり400冊。編集長もデザイナーも、もちろん社員もどんどん変わり、形を変え続けた『暮しの手帖』です。それぞれの号には昭和であれ平成であれ、それぞれの年の空気が保存されています。

今号では、記念企画として、各界の愛読者(と私たちが決めつける)方々に、
──『暮しの手帖』第4世紀の号で、あなたがくり返し活用する料理レシピは何ですか?
という問いを投げかけてみました。
どきどきして待っていると、大勢の方から、バラエティ豊かで、温かなレスポンスが返ってきました。
それからはけっこうな騒ぎで、料理家の先生宅にお連れしたり、ご自宅に押しかけたり……今号のメイン特集は、そんな16人の素敵な“愛読者”さんたちの、リアルな暮らしぶりのルポであり、かつまた愛されるレシピたちの完全再録、すなわち完全保存版となっているのです。
……と、そんな特集をはじめ、これからしばらく各担当者がまた当欄にて、100号の内容報告をさせていただきます。
おつきあいのほど、どうぞよろしくお願いします。
そして来たるべき1号にもぜひご期待ください。

編集長・澤田康彦

創刊70周年記念出版 第2集 『戦争が立っていた 戦中・戦後の暮しの記録 拾遺集 戦中編』発売しました!

2019年05月22日

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あの日々を忘れず、伝えてゆきたい。

こんにちは。ついについに、この報告ができることが本当にうれしいです。
昨夏刊行の『戦中・戦後の暮しの記録 君と、これから生まれてくる君へ』に続き、第2集となる本書(通称「おはぎ本」)が完成しました。
前作には、紙数やテーマ、地域の重なりなどで、惜しくも掲載が叶わなかった原稿がたくさんありました。当時の女性たちの日々のこと、涙なくしては読めない凄惨な経験、生きるのが精一杯のなかでの心あたたまる話など、本書にはおもに戦中の記録を集めています。
さらに、「1967年の手記」として、半世紀前に募集した「戦争中の暮しの記録」での未公開原稿10編も収録しています。社の先輩たちが「貴重資料」と箱に銘打ち、これまで大事に保管してくれていたおかげです。
これらの原稿は、戦後22年の時点で書かれていますので、戦中の「あの日々」がついこのあいだのことのような体温を感じさせるリアルな文章です。
「あの日々」は、一体なんだったのか?
ここに収めた、ひとつひとつの投稿が教えてくれています。
続いてすぐに、第3集となる『なんにもなかった 戦中・戦後の暮しの記録 拾遺集 戦後編』を7月中旬に刊行する予定です。

もうすぐ、新しい元号「令和」でのはじめての夏がやって来ます。
昭和は遠くなりましたか? それとも……。
表紙のモチーフとした「おはぎ」の謎も解けますので、ぜひ書店でお手にとってごらんください。(担当 村上薫)

かわいいコックさんはかわいかった。

2019年03月25日

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◎かわいいコックさんはかわいかった。
──編集長より、最新号発売のご挨拶
43ページをご覧ください。
1ページ大でど〜んと「かわいいコックさん」が!
あれですよ、あれ。「ぼうがいっぽんあったとさ〜♪」のあれです。
こういった子どもの伝承あそびを約29万点、日本全国から採集、分類し続けた人物がいた。
その人こそ、かこさとしさん。「だるまちゃん」シリーズなどでおなじみの絵本作家です。

この「かわいいコックさん」(単に「コックさん」とも)、みんなちょっとずつ描き方や歌がちがうんですよね。むかし「ぼくのはね、」「あたしのは、」って、おおぜいで披露しあった記憶があります。あなたのはどんなでしょう?
余談ですが、以前バリ島に行ったときのホテルでインドネシア料理を教えてくださったシェフは、小柄でクルクルまなこ、コック帽をかぶってキョトンとした感じで立っていました。ひと目見るなり同行の妻と「かわいいコックさんだ!」と同時にささやき合ったものです。いや、ほんとにかわいかったんですよ。

記事のご紹介は後日、担当者にゆだねるとして、かこ先生が生涯つらぬかれた「子ども」へのまなざし。親から子へ、歳上から歳下へと伝えていく「あそび」の大切さを、ぼくはつくづく思うのです。
鬼ごっこ、ささ舟、石けり、紙芝居……原っぱや庭、山や海や川で、自分の手足、体を思いっきり使い、工夫をこらしてあそんだ「あれ」が、どれほど滋養のあるものであったことかと。
もし、子どもと過ごす機会があったら、たまにはコンピュータゲームやスマートフォンを小休止、塾通いとかも一日お休みしてもらい、どこかの空き地で「けんけんぱっ」ってやりませんか? 「コッペパンふたつくださいな」とか。

もちろん、子どもだけではありません。
今号の本誌をご覧ください。
自分で海に潜って魚を捕り調理する、道ばたに咲く春の花をいける、四角と三角に裁った生地で春夏のカーテンを縫う、ソーセージやハムを手づくりで……等々、みんな「あそび」のように楽しそう。
あそびは発案と工夫がいっぱいで、人が人に伝えていく大切なわざであり、暮らしの知恵なのだな、と改めて。

第4世紀の『暮しの手帖』も、99号になりました。
次号で100号。その次はまた新しい世紀の第1号となります。

編集長・澤田康彦

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春休み中の娘(小六・京都)にも歌って描いてもらいました。彼女のは耳がなかった!

『暮しの手帖のおべんとうのおかず204』発売です!

2019年02月28日

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4人の人気料理家、大庭英子さん、川津幸子さん、今泉久美さん、ワタナベマキさんに教えていただいた、おいしくて、手早く作れるおべんとうのおかず、全204品のレシピ集をお届けします!

この本を手に取ると、試作に明け暮れた日々を思い出します……と、編集担当の北川と平田。
「朝、スーパーで買い出しをし、昼前に会社のキッチンで試作、午後また買い出しをして試作……。なにせ204品ありますから、連日ふたりで一日30品くらいは作ったのではないでしょうか」
「冷めてもおいしいか確認するため、作りたてではなく、時間をおいてから編集部のみんなに試食してもらいました。『このおかずは、冷めても味がしっかりしているね』、『水気が出にくい工夫がいいな』といった声に、よし、このレシピ集はすぐれものだ! と自信をもちました」

たのしくおべんとうを作るために、シンプルな素材と調理法の工夫、詰め方のコツ、おべんとう作りの失敗談を交えて、先生ご自身で役立ててこられたレシピなど、たっぷりご紹介しています。
朝、あわてないために、前日にできる作業も明記しています。
この春から、キッチンの片隅に置いてご活用いただけたら、とてもうれしいです。

本書は、ご好評いただいた別冊を書籍化したもので、『暮しの手帖のおべんとうのおかず196』のシリーズ第二弾です。
詳しい内容は、下記のリンクより。(書籍担当:佐藤)
http://www.kurashi-no-techo.co.jp/books/b_1186.html

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編集長体験トレッキングツアー中です!

2019年01月24日

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編集長体験トレッキングツアー中です!
──編集長より、新年のご挨拶と最新号発売のご案内

「自分はこの世界に観光客としてやってきた」
「何かをなしとげることが人生の目標だったと考えるとしんどいけど、観光が目的でした、だとちょっと気が楽でしょ」
と書くのは、漫画家のしりあがり寿さんです。
なるほど! 目からウロコでした。
氏が続けるには、
「自分の観光旅行を振り返ると、突然の両親宅へのホームステイから始まって、この世界の言葉覚えたり、ルール覚えたりして」「『思春期ツアー』でこの世界に生息する『女性』に出会ったりして」「興味のあった漫画家の『体験ツアー』に参加したり、『子育て体験コース』なんてのもやってみたり」
わあ、面白い!
この傑作原稿は本誌「随筆」欄でお楽しみいただくとして、その伝で行けば、ぼくなんかは「『暮しの手帖』の編集長体験トレッキングツアー」の真っ最中です。長い登りで、けっこう急峻、すべりやすかったり、途中降雨や落石もありそうで、たいへん危険なコースであります。
けれどまあ大勢の同行の仲間(編集部員やスタッフたち)と、それなりにわいわいと賑やかな登りくだりを繰り返しています。みんな真面目で元気で頼もしいなあ。おおい、この荷物もってくれえ! なんてね。
たいへんだけれど、愉しい。幸せです。食糧は多いぞ!

さあ、また新しい年の始まりです。
みなさまは、本年はどんな「観光」をされるのでしょうか?
2019年の編集部は4世紀100号を迎え、第5世紀という新世紀に突入します。7月には「1号」となります(小誌は「100号分で1世紀」とカウントし、号数がリセットされるという不思議な雑誌なのです)。
ちなみに今号は98号です。1月25日発売。春の到来を待ち望む、明るい一冊を編みました。
今年も、みなさまの暮らしに役立ち、豊かな彩りをお届けできる雑誌でありますように。芽吹き、花咲き、実りのある、健やかな一年が送れますように。
明日からは、例によりまして、各担当者が現場からご報告します。
しばらくおつきあいのほど、どうぞよろしくお願いします。

編集長・澤田康彦

98号の目次はこちらからご覧いただけます。

暮しの手帖の動画はこちらからご覧いただけます。

別冊『暮らしのヒント集5』が発売になりました!

2018年12月05日

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「暮しの手帖別冊」を代表する人気シリーズ最新刊が、
満を持して発売となりました。
担当・平田がご案内させていただきます。

「次の号はいつでしょう?」とたくさんの声をいただくこのシリーズ、
実はそう簡単に作れるものではございません。

まず、取材する方を探すことから始まるのですが、
これがこの本の肝であり、最も悩ましいところです。
すばらしいお仕事をしながら、自分らしく日々の暮らしを楽しまれている
幅広い世代の方々を、編集部みんなの知恵を借りて探します。
取材では、何度もご自宅などを訪れ、
朝起きてから夜寝るまでに行うさまざまな習慣、
時間の使い方、得意料理や部屋作りの工夫などを、こと細かに伺います。
さらに、これまでの人生で得てきた
大切な気付きについても、教えていただくのです。
こうして伺った膨大なお話のなかから、
宝物のような「暮らしのヒント」が生まれます。

今回は、作家の「いしいしんじさん」や「落合恵子さん」など、
すでに人気の方から、知る人ぞ知る暮らしの達人まで、
30代から80代の17人の方々を取材しました。
頁をめくると、いい顔をした人たちにたくさん出会えます。

年末年始、暮らしを見つめ直すのにぴったりのこの時期に、
自分のために、そして、大切な人への贈り物に、
どうぞご活用ください。(担当:平田)

本の詳細は下記のリンクから。または、書店でぜひご覧ください。
http://www.kurashi-no-techo.co.jp/bessatsu/e_2098.html

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編集長より97号発売のご挨拶

2018年11月24日

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創刊70周年記念企画第二弾は、
16ページ増の冬のお役立ち特大号です。
──編集長より97号発売のご挨拶

編集部のちいさなクローゼット。
夏場はよゆうのあるこのスペースが、だんだん「きつきつ」になってきました。
みんなのコート、厚手のオーバーが掛かり出して、満員電車のよう。
青黄赤緑ベージュ黒……コートの色も、もちろんデザインも、生地も、それぞれ思い思いに選ばれたものです。
そういう好みがばらばらの編集者たちが集まって、ひとつにまとまる。雑誌って、それだから面白いんだよなあ、って、編集長はしみじみ思う。コート眺めて。
今年はおつかれさま。来年も愉しく行こうね!
なんて、そんな季節であります。

あっというま。もう11月下旬で、12月はあっというまに巡ってくる。いつもそんな気がします。
「12月、大きらいや」うちの母は、ずっとボヤいていたものですが、子どものぼくには不思議でなりませんでした。冬休みにケーキに雪遊びにお年玉。お正月の朝は、世界が変わったかのように清潔で、新鮮で。
母に聞けば、クリスマス会の準備、大掃除、年賀状書き、もちつき、しめ飾りつくり(裏山にウラジロを取りに行っていました)、着物の準備、お年玉の用意、おせち料理づくり、買い出し(お正月の三が日はお店が閉まっていました)……「ろくでもない」とのこと。
なるほど、家事全般を担っていた、典型的な昭和の主婦である母のボヤきは、いまではよ〜くわかります。
そんな苦労も知らずに、クリスマスもお正月も、うちの父ときたら、のんきに大勢の同僚を呼びつけて、どんちゃんやっていました。ぼくにはプレゼントやお年玉が増えて、とてもうれしかったものだけれど、母や祖母が台所で眉をひそめてお燗をつけているの図、もよく記憶しています。

昭和は去り、平成も終わろうとしているいま、昔のような「ザ・お正月」という感覚が薄くなり、昭和を生きてきた自分はちょっとさびしく感じています。なんかメリハリがないなあ、なんて。
それでも師走〜新年というものは、なにかと忙しく眩しくうれしく、逆にたいへんで、(母などには)実にいまいましいもの。いずれにしても特別な時節ということは変わらないものかもしれません。

みなさんはどんな冬を過ごされるのでしょう? よいことがたくさんありますように。
『暮しの手帖』最新の冬号は、増ページにして、リース、お正月飾り、かたまり肉の料理、昆布締め、ストール、ボードゲーム……等々、たっぷりのアイデア、読み物をご用意しました。
月曜日からは、例によりまして、各担当者が現場からご報告します。
しばらくおつきあいのほど、どうぞよろしくお願いします。

編集長・澤田康彦

『わたしの暮らしのヒント集4』 いよいよ書店に並びはじめました。

2018年11月22日

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大人気シリーズ4冊目、待望の書籍化。
『わたしの暮らしのヒント集4』 いよいよ書店に並びはじめました。

あの人の毎日が、いきいきと輝いている理由、心豊かに過ごすヒントは、暮らしのなかにありました。
暮しの手帖社の大人気別冊シリーズ、4冊目『暮らしのヒント集4』(2016年刊)を、内容はそのままに、長く多くのみなさまにお読みいただけるよう、保存版として書籍化しました。
本書は、編集者の服部みれいさん、歌人の穂村 弘さん、写真家の潮田登久子さん、写真家・作家の島尾伸三さんなど、取材当時30代から70代までの5世代16人の方々のお住まいを訪ね、毎日を楽しく生きる知恵や衣食住の工夫を伺った、実用性も高い一冊です。
今日からすぐにできる小さなアイデアが満載です。ぜひどれかひとつからでも、始めてみてください。きっと、あなたの暮らしを少しずつ豊かにしてくれるでしょう。
巻頭特集は、「脇 雅世さんのシニアふたりのシンプル献立」。旬の食材を生かして手早くできる、和洋中の楽しい献立を教えていただきました。
もう一つの特集、「三國万里子さんの古着のニット 着る楽しみ、編む楽しみ」は、ニットデザイナー三國さんにとって、おしゃれの基本である古着のニットの魅力を伺いました。

※目次は下記のリンクよりご覧いただけます。
http://www.kurashi-no-techo.co.jp/books/b_1185.html

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暮しの手帖社 今日の編集部