1. ホーム
  2. > Blog手帖通信

春。山菜の季節ですね。

2024年03月01日

先週の晴れた日に、東京郊外を自転車で走っていたら、あちこちの家の庭先にミモザの黄色が。目に眩しく春を感じました。そして河原の空き地や畑の脇などには、菜の花の黄色が広がっています。菜の花の香りも漂って、いっそう春らしさを感じた日でした。そのあと見たスーパーの野菜売り場では、菜の花や春豆が並んでいました。もうすぐ3月には、筍やうど、ふきなど、山菜の出盛りになりますね。

いま、新刊単行本の『有元葉子 春夏秋冬うちの味』が大好評発売中です。
この本では、四季折々の旬の食材を生かしたシンプルな料理を掲載しています。著者の有元葉子さんが、実際に日ごろから作っている料理の数々です。ふきは、ふきと油揚げの炒め煮、ふきの葉のふりかけ、ふきみそ、生うどのふきみそ添えなどをご紹介しています。葉つきのものを買って、葉っぱを炒めてふりかけを作るのが有元家のお決まりだそう。うどは、生うどのほか、うどの皮のきんぴらもご紹介しています。葉っぱや皮も余すことなく味わって、春の山菜ならではの香りや食感を楽しみます。そしてこの時季に欠かせないのが、筍ですね。

米ぬかと一緒に下ゆでしておけば、ある程度日持ちしますから、定番の若竹煮をはじめ、さまざまな料理を作って楽しむことができます。この本では、ゆで方はもちろん、若竹煮のほかに筍と真鯛の揚げものをご紹介。揚げものは、うす衣でカリっと香ばしく、これまた旬の桜鯛と一緒に揚げて、木の芽を散らします。
わかめと筍で作る若竹煮もそうですが、旬の食材には「出合いもの」といって、同じ季節の海のもの、山のものなどを合わせていただく、昔からの楽しみ方があります。この組み合わせがまたおいしいのです。香りや食感の相乗効果の妙。それは自然の理にかなったおいしさです。

季節を問わず多くの食材が手に入る便利な世の中ですが、「その季節だけのおいしさ」というものを、心待ちにしていただく。そんな料理のおいしさと食卓の楽しみは格別です。この本は、春夏秋冬のそうした料理の数々を、有元さんの暮らしのなかからご紹介していただいた一冊なのです。
この本の中から少しずつでも、料理と食卓の楽しみを暮らしに取り入れてみてはいかがでしょうか。(担当:宇津木、写真:馬場晶子)

本の概要はこちらからご覧いただけます。

【キャンペーン】
暮しの手帖社オンラインストアからお申し込みの方には、送料無料でお送りいたします。
決済時に下記のクーポンコードを入力してください。
コード:arimotokt75
(有効期限3月末まで)

※1冊のみ有効。2冊以上もしくは他の商品と同時に購入される場合、クーポンは無効とさせていただきます。

ご購入は<暮しの手帖社オンラインストア>から。

使い込まれた漆器のように

2024年02月09日

使い込まれた漆器のように
(28号「小さな家を建てるなら」)

こんにちは、編集長の北川です。
かれこれ15年ほど前、前職の時代に訪れた家が、ずっと忘れられずにいました。東京・国立市の住宅地の一画、24坪弱の敷地に建つ、こぢんまりとした家です。
なるたけ余分なスペースをとらないように、いわゆる「玄関土間」はなし。天井の低い短い廊下を歩き、階段を上がると、思わず「わあ」と歓声がもれました。明るくて伸びやかなリビング・ダイニングの空間が、ぱーっと広がっていたのです。これはたぶん、狭い空間から上がっていったから、余計に広々として感じられたのでしょう。
そんなメリハリの利かせ方のほかにも、この家には、「居心地のよさ」をもたらす工夫があちこちに。15年ぶりに再訪し、住み手であり設計者でもある田中敏溥(としひろ)さんに、詳しくお話を伺いました。

田中さんいわく、施主のほうに必要なのは「暮らしの哲学」だと言います。というとカタく思えるかもしれませんが、要するに、「自分たちはどう暮らしていきたいか」という強い思いと実践があれば、「限られたスペースやお金の割り振り方」といったことも自ずと見えてくるのでしょう。
今号には「漆器を使ってみませんか?」という特集記事があるのですが、住まいは暮らしにとって「大きな器」のようなもの。使い込まれた漆器が深みのある艶をまとうのと同じく、30年という家族の営みが刻まれた住まいは、本当に「よい歳の重ね方」をしています。

ちなみに田中さんは東京藝術大学の建築学科卒で、恩師の一人に、住宅建築の名手として知られる吉村順三さんがいます。現在、東京・東陽町の「ギャラリーエークワッド」では、「建築家・吉村順三の眼(まなざし) アメリカと日本」を開催中です。住宅にご興味のある方、必見ですよ。(担当:北川)

◎展覧会「建築家・吉村順三の眼(まなざし) アメリカと日本」

ハンセン病療養所で歌う思いは

2024年02月08日

ハンセン病療養所で歌う思いは
(28号「そこにはいつも歌があった」)

みなさんは、ハンセン病について、どれほどご存じでしょうか。
私は10年くらい前、ひょんなことから沖縄は名護にある療養所「愛楽園」の資料館を訪ねるまで、ほとんどなんの知識も持ち合わせていませんでした。知っていたのは、「かつて大変に差別された伝染病だな」というくらい。
特効薬ができるまで、患者の方がどれほど苦しんだか。戦後に「治る病気」と判明してからも、どれだけ苛烈な差別に晒されたのか。正直に言えば、今回、この特集を編むまで、きちんとは理解できていなかったでしょう。
沢知恵(ともえ)さんは、そのハンセン病の療養所に、幼いころから通い続けている人です。最初は見舞い客として。長じて歌手になってからは、園内でコンサートを行ない、また、岡山大学の大学院で、かつて園内で歌われた「園歌」の研究も行なってきました。
沢さんは、「入所者を『単なるかわいそうな被害者』として語りたくない」と言います。彼らが負った影の部分だけでなく、その人生において経験した光の部分も語り継ぎたいと。
この特集では、沢さんの、静かながら熱い思いを伺うとともに、昨秋、岡山県にある療養所・長島愛生園で行われたコンサートの様子もお伝えしています。沢さんの歌は、CDやサブスクリプションで聴くことができます。ぜひ、『消印のない手紙』や『愛生園挽歌』などの療養所にまつわる歌に耳を傾けながら、記事を読んでいただけたらと思います。(担当:島崎)

旬の野菜をたっぷりと。

2024年02月07日

旬の野菜をたっぷりと。
(28号「有元葉子 冬の葉野菜で作る、とっておきの2品」)

冬の寒さに備えて甘味を増し、1年で最もおいしくなる冬の葉野菜。青々と深い緑の葉がこんもりとしたほうれん草、まるまると大きく葉の巻きが詰まった白菜。年間を通しておなじみの野菜ですが、夏とは段違いの味わいです。
このページでは、新刊『有元葉子 春夏秋冬うちの味』から、ほうれん草と白菜をたっぷり使った2つの料理をご紹介しています。この本は、近年うすれつつある「食の旬」を真ん中に据えて、季節ごとの食材のおいしさを生かした料理を提案しています。また「ちゃんと食べる」ということの大切さ、暮らしの根っこを支える「食」の大切さなど、有元さんならではのエッセイも充実した一冊です。
今回掲載しているのは、「ほうれん草と豚肉のスパゲティ」と「白菜鍋」。どちらの料理も、旬の野菜の魅力を生かした、シンプルな2品。今夜の食卓にすぐに役立つレシピです。(担当:宇津木)

ラジオとわたしの特別な関係

2024年02月06日

ラジオとわたしの特別な関係
(28号「ラジオは友だち」)

家にいる時間が増えたこの数年、ラジオを聞く人が増えた、という話を耳にしました。
私もその一人で、ある日、本当に久しぶりにラジオアプリで聞いてみると、たわいもないおしゃべりなのに、妙に落ち着く。常にラジオがついている家で育ったこともあり、そういえばラジオ、好きだったなあと思い出しました。

アプリなどを使って、自分の聞きたい時間に聞きたい番組を聞けるようになった、昨今のラジオライフ。ラジオがお好きな方々に、ラジオとの出合いや思い出を語っていただいたのが、こちらの企画です。

ご登場いただいたのは、ジョン・カビラさん、黒沢かずこさん、いとうせいこうさん、桂二葉さん、後藤繁榮さん、瀧波ユカリさん、秀島史香さん、山口晃さん、そして佐藤雅彦さんの9名。

取材を通して感じたのは、ラジオの向こうには、まぎれもなく人がいる、ということです。どなたもラジオから伝わる人柄や声、音楽に魅せられていて、だからそれについて語るときも自然と生き生きとしたり、懐かしんだり。

思い出のほか、「今おすすめの番組」についても伺っています。
ご無沙汰という方も、久しぶりに聞いてみませんか。(担当:佐々木)

漆器を愛するお二人に聞きました

2024年02月05日

漆器を愛するお二人に聞きました
(28号「漆器を使ってみませんか?」)

以前、日野明子さんの連載「あれやこれや、道具の話」を担当していた時、「漆器に盛りつけると、ごはんやおかずがおいしそうに見える」「漆器は手触りがいいから、洗うのも楽しい」など、日野さんがたびたび漆器について話されるのを聞いていました。いつか使ってみたいなあと思いながらも、決して安くはなく、食洗機に入れられないことも気にかかり、宝の持ち腐れになりそうで購入には至らないままでした。

そんな折、漆器を扱うギャラリー「スペースたかもり」主宰の髙森寛子さんと日野さんが、漆器の産地へ旅行に行かれたと聞き、その様子を尋ねてみました。すると、「漆器のこととなると全然話が尽きなくて、二人でかなり盛り上がりましたよ」と日野さん。一体、どんな話で盛り上がったんだろう。漆器の世界に一気に興味がわいてきて、髙森さんと日野さんに漆器について話してもらったら、私のように使ったことのない人にもその魅力を伝えられるのではないかと考えました。

この特集では、お二人がすすめる漆器の使い方や選ぶときに気を付けること、簡単な手入れの方法などについてお話を伺いました。また撮影は、お二人が愛用する漆器に料理やお菓子を盛りつけて、日常使いのイメージがわくように工夫しました。みそ汁やうどんなどの何てことない料理がぐんと映えることも、漆器の大きな魅力です。

これまで、漆器は扱いが難しそうだし、自分にはもったいないと考えていた私も、お二人の話を聞くうちに、気軽に自由に使っていいものだと知りました。そして取材後に汁椀とスプーンを手に入れて、毎日手触りや口当たりを楽しみながら使っています。
漆器をこれから使ってみたい方はもちろん、すでに使っている方にも役立つお話がたくさんありますので、ぜひご覧いただけたらうれしいです。

最後になりましたが、本特集に掲載する漆器の多くは、石川県輪島に根ざした作り手によるものです。このたびの能登半島地震で被災された方々に心からお見舞いを申し上げるとともに、被災地の一日も早い復興をお祈りいたします。(担当:田村)

春に一歩、近づきますよ

2024年02月02日

春に一歩、近づきますよ
(28号「春待ちキャップを編もう」)

この冬は暖冬と言われていますが、それでもぴゅーっと吹く北風には体が縮こまりますね。けれども、陽ざしはまぶしく、春の訪れを感じる時もあります。そんないま、みなさんに身に着けてほしいのが、今号でご紹介する「春待ちキャップ」です。
この帽子は、去年のいまごろ、あみもの作家の那須早苗さんがモヘアの毛糸を眺めていて、「こんな帽子がほしい」と思いついたもの。初心者でも編めるシンプルな形ですが、モヘヤのふんわりと軽いかぶり心地で、しっかり暖かいのがうれしいところです。今回使ったモヘヤ糸は鮮やかな色が豊富で、暗くなりがちな冬の装いのポイントにもなりますから、糸選びも楽しいものです。
さらに、覚えておくと便利な「マジックループ」での編み方もご紹介しています。思い立って編み始めたらすぐ完成するので、この冬最後の編みものとして、ぜひ挑戦してみてください。(担当:平田)

家族のために、そして自分のために

2024年02月01日

家族のために、そして自分のために
(28号「家族が認知症になったら」)

「実の親のこととなると、なかなかうまくいかなくて」
これは、認知症のお母さまと暮らしている、ある介護職に就いている方が、ふともらした言葉です。
他人ならばさりげない声かけができるのに、家族にはつい厳しい伝え方になってしまう。家族だからこそ、難しい。介護は特に、そんなふうに感じる場面が多いかもしれません。
この企画では、認知症の親の介護と向き合っている2組のご家族のほか、数多くの現場に携わってきたケアマネジャーとホームヘルパー、そして、当事者や家族が安心して相談できるような取り組みを行っている方々にお話を伺いました。
取材先でたびたび耳にしたのは、「現場の人の力を借りてほしい」「家に閉じこもらないで、外の人を頼ってほしい」という言葉です。
家族のあり方がそれぞれ違うように、介護のかたちもさまざま。ひとつの正解はありませんが、家の外に目を向けると、たくさんの手が差し伸べられているのだということに、取材を通して気づきました。
今、まさに介護と向き合っている方にも、今後のために知っておきたいという方にも、このページが一助となることを願っています。(担当:井田)

自分の暮らしは自分で作る

2024年01月31日

自分の暮らしは自分で作る
(28号「自分ルールでいい」)

みなさんは、いまの暮らし方に満足していますか? 理想の暮らしとはほど遠い、と嘆く方もいらっしゃるかもしれません。では、あなたの「理想の暮らし」って、具体的にどんなものでしょう? 
今回の企画は、生活研究家の阿部絢子さんに掃除法を取材した際のやりとりから生まれました。
「阿部さんはふだん、どのように掃除をしていらっしゃるのですか?」
「ホコリを見かけたら、すぐに手でつまんで、ごみ箱にポイ! だから掃除機は頻繁にかけませんよ」
「掃除機をかける目安はないんですか?」
「そんなの、自分が気になったときよ! 一人ひとりの暮らしは違うでしょ。だから自分で決めたらいいのよ」
その言葉に衝撃を受けました。「掃除機は、何日に一度はかけるべき」などの答えを私は期待していたのです。けれども確かに、阿部さんがおっしゃる通り、家の作りや家族構成によって、それぞれ違うはず。人と違っても、自分が心地よいと感じればそれでいいと、阿部さんはきっぱり言います。
聞けば阿部さんは、パッと買ったマンションに収納が少なくて悩んだ経験から、自分の性格や理想とする暮らしをとことん見つめ直し、こつこつと整えてきたそうです。「掃除が嫌いだから、楽にできる工夫を重ねる」「人と集うことが好きだから、大きな座卓は譲れない」。そんな阿部さんの、これまでの試行錯誤や、家事や生き方の指針についてたっぷり語っていただきました。阿部さんの経験を参考に、あなたにとっての暮らしの「自分ルール」を考えてみませんか?(担当:平田)

落としブタで煮ものが変わる

2024年01月30日

落としブタで煮ものが変わる
(28号「ひと味違う 煮もののコツ」)

一昨年、23号「季節を味わう 和のおかず」の取材で、日本料理店「てのしま」の林亮平さんを訪ねたときのこと。紹介するメニューを相談しているうちに、木製の落としブタのことが話題にのぼりました。「持っていない場合は、アルミホイルで代用してもいいですか?」そんなふうに私が尋ねたのかもしれません。林さんの口調が一気に熱を帯びて、「木製の落としブタには適度な重さがあるから、煮崩れるのを防いだり、煮汁を対流させて味を均一に含ませることができる。木製の落としブタを使う理由があるんですよ」ときっぱり。それまで、なぜ煮ものに落としブタを使うのかを深く考えたこともなかった私は、衝撃を受けました。
そして、落としブタについて、煮ものについて、林さんにもっと詳しく教えてほしいと思ったことが、今回の企画の始まりになりました。

この企画では、落としブタのほかにも、煮ものをおいしく、見た目にも美しく作るためのコツをご紹介しています。カレイ、サワラ、カキ、イワシなどの魚介類、里いも、かぶ、れんこんなどの野菜を使ったいろいろな煮ものが、コツを実践することで驚くほど簡単においしく作れますので、ぜひお試しください。
木製の落としブタをお持ちでない方は、この機会にお求めいただくのはいかがでしょうか。お近くの金物屋さんや百貨店などで、1000円前後で購入できますよ。使ってみると、きっと林さんの言葉の意味を実感していただけると思います。(担当:田村)

大人気企画の第二弾です

2024年01月29日

大人気企画の第二弾です
(28号「新・塩豚のおかず」)

困ったときの救世主となる「塩豚」。今も冷蔵庫に仕込んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

4世紀93号(2018年)にて、「塩豚のおそうざい」としてさまざまなレシピを紹介しました。わたしもそんな塩豚に助けられている一人ですが、編集部内から「もっといろんな塩豚レシピを知りたい」という声があがり、第二弾が立ち上がりました。

今回ご紹介するのは、料理研究家の荻野恭子さんによる、〝荻野流〟塩豚レシピ。塩だけではなく砂糖も合わせてすり込むことで、塩の浸透力を高め、しっとりと発色よく仕上がります。また、荻野さんご自身がだんだんとかたまり肉を買わなくなってきていることから、今回は手に入りやすい「厚切り肉」と庶民の味方「切り落とし肉」を塩豚に。中華、洋食、エスニック料理に展開していきます。

最初にどーんと登場するのは、塩豚のシュウマイです。うま味たっぷりの塩豚ですから、タネに調味料は不要。切り落とし肉をたたいて、玉ねぎのみじん切りと合わせて包むだけ。たたくなんて手間じゃない? などと言わず、一度お試しください。歯ごたえのある豚肉の食感がくせになり、もうひき肉のシュウマイにはもどれなくなるかも……。

同じタネと残りのシュウマイの皮で作る、揚げワンタンもご紹介します。同じ材料と思えない仕上がりで、こちらはおつまみにもおやつにもぴったりのひと品です。

そのほかにも、塩豚と大根の炒めもの、塩麻婆豆腐、ポトフにリエット、カレーまで、塩豚のうま味を最大限に活用した8品をご紹介します。(担当:小林)

手の上の、小さな白鳥

2024年01月26日

手の上の、小さな白鳥
(28号「夢のスワンシュー」)

白鳥の姿をした、スワンのシュークリームをご存じでしょうか。思わず笑みがこぼれる、なんとも愛らしいお菓子です。繊細で、パティシエのなせる技だと思っていましたが、なんと、家庭でも手作りすることができるのです。
今回、菓子研究家のいがらしろみさんに、作り方を教えていただきました。

「コンビニでもシュークリームが買える時代だけれど、手作りのおいしさってありますよね」と、いがらしさん。撮影では、丸い尾がアクセントのスワンたちが次々に誕生し、その可愛いさとおいしさに歓声が上がりました。輪を描くように並べると、なんだか北国の湖が目に浮かんでくるようです。
意外にもむずかしいことはなく、手軽に作れますし、小ぶりなので2つくらいは食べてしまいます。
家庭で作るお菓子には、市販品にはない大らかさ、温もりがあるように感じます。きっとお子さんにも喜ばれることでしょう。
ぜひ、たくさんの方に、楽しんで作っていただけたらうれしいです。(担当:佐藤)


暮しの手帖社 今日の編集部