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荻上チキさんと三浦しをんさんのトークショーが開催されます。

2019年07月09日

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暮しの手帖社から発売中の、荻生チキさんとヨシタケシンスケさんの共著『みらいめがね それでは息がつまるので』は、発売後たちまち重版。アンケート葉書、SNSでも「自分だけでないと知ってほっとした」「私の言葉にできないモヤモヤを形にしてくれた」「見方が広がった」と好評をいただいています。
その著者のおひとり荻上さんと、8月に新刊エッセイ『のっけから失礼します』を出される三浦しをんさんに、互いのエッセイを通して楽しく語っていただく会が7月24日、18時15分から日本橋で開催されます。
朝日新聞社から無料ご招待の参加者を70名募集しています。
詳しくは、下記のサイトをご覧ください。
https://que.digital.asahi.com/epost/10002795

今日もどこかへ旅に出る。

2019年06月07日

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今日もどこかへ旅に出る。
(100号「今日の買い物 奄美へ」)

進行中の号の原稿がひと段落する頃、連載「今日の買い物」の著者である岡本仁さんから、こんなメールが届きます。
「次の取材先は、奄美にしようと思います。」
今回は、田中一村記念美術館と泥染めの工房などを訪ねようと考えていらっしゃるとのこと。
岡本さんは、事前にあまり多くのことは語らないので、連載を引き継いだ当初は、もっと内容を知りたい! と根ほり葉ほりお聞きしていましたが、最近は、あえて詳細をお尋ねしないことにしました。それは、どんな土地に行っても、必ず岡本さんらしい視点でその土地の文化や人の魅力を引き出してくださるから。だからいつも、取材から帰っていらっしゃったときのお打ち合わせで、旅先での出来事を詳しくお聞きするのが楽しみでたまりません。
この連載が始まったのは、かれこれ7年前のこと。岡本さんが第1回目の取材先である長崎へ下見に行き、iPhoneで撮ってきてくださった写真を実際の誌面で使わせていただこう! となったのです。それ以来ずっと、岡本さんがひとりで歩き、おもしろい、美しいと感じた瞬間をiPhoneで撮り続けてくださっています。
そんな「今日の買い物」がこのたび1冊にまとまり、4月に京阪エルマガジン社より発売されました!ペーパーバックの味のある質感が手になじむ、旅のお供にぴったりの1冊です。
「今度はどこに旅に出かけよう」、そんなことを思い浮かべながら、ぜひ、ページをめくっていただけたらと思います。ちなみに、岡本さんは現在、次号の取材のため、また旅に出ているところ。そちらもお楽しみに!
(担当:井田)

軽やかで心地よいシャツを縫ってみませんか

2019年06月04日

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軽やかで心地よいシャツを縫ってみませんか
(100号「直線裁ちでつくるカレンシャツ」)

数年前、とあるギャラリーで行われている洋服の展示を訪れた際に、美しい赤や藍のシャツが目にとまりました。首元がVネックにあいた、シンプルな形のそのシャツを着てみると、からだにそっとなじみ、なんとも言えない軽やかな着心地です。
「タイのカレン族の伝統的なシャツからヒントを得た
『カレンシャツ』という服ですよ」
そう笑顔で教えてくださったのは、このシャツの作り手であり、岡山を拠点に活動している「えみおわす」の阿部直樹さんでした。なんでもこのシャツは、直線裁ちした長方形の2枚の布を縫いあわせるだけで、できるとのこと。それならば、ふだん洋服をつくらない人でも、気軽にチャレンジできそうです。
「えみおわす」は、直樹さんと奥さまの順子さんのお二人で営んでいらっしゃいます。洋服のデザインから縫製までを担っている順子さんは、時折、カレンシャツのワークショップも行っていると伺い、ぜひ、この心地よいシャツの作り方を誌面でもお伝えしたい! と思い、念願叶ったのがこのたびの企画です。
今回は、見た目にも美しく、丈夫に仕上がる、タイの伝統的な「魚のステッチ」の刺し方も教えていただきました。もちろん、すべてミシンで縫ってもよいのですが、このステッチで前身頃や脇を縫うと、アクセントになってとてもすてきです。
ぜひぜひお試しください!(担当:井田)

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写真(撮影:安川結子)は、直樹さんと順子さんの息子さんの壮汰くん。まだまだ肌寒い3月下旬にも関わらず、子ども用のカレンシャツを着て、岡山の野原を元気よく走り回りながら、撮影に協力してくれました。

いまなお鮮烈なおもしろさ

2019年05月31日

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いまなお鮮烈なおもしろさ
(100号「発掘、昭和のおもしろ小説」)

 数ある昭和の小説に今あらためて目を向け、魅力の再発見を、という企画が挙がったのは昨秋のこと。そして平成が幕を下ろし、くしくも4世紀の終わりを迎える小誌今号にて、本企画掲載の運びとなりました。
 本選びをお願いしたのは、文芸評論家の北上次郎さん、ミステリー評論家の新保博久さん、文筆家の平松洋子さん。職業柄それはそうなのですが、みなさんこよなく本を愛する本読みたちです。そんなお三方に10冊ずつ、戦後昭和の作品のなかから、とびきりの小説を選んでいただきました。
 ところで職業柄本当に恥ずべきことですが……、実を言うと私にとっては、作家名は知っている、けれど中身は……というものが多かった。それなのに、まずはこれでもと獅子文六の『大番』を手に取ってみたら(これも「検証」なのです)、まぁ止まりません!
 主人公・丑之助(うしのすけ)は愛媛の貧農の出身ながら、偶然、日本橋は兜町の「株屋」で働くことになり、愛嬌と天性の勘の良さを武器に一人前の株屋を目指します。街を駆け、時には大損を出しながら、女性たちとの付き合いにも熱心な〝ギューちゃん〟。その波乱万丈の生き様に魅せられ、気がつけば仕事そっちのけ、ただただ読みふけった1冊です。
 選ばれた〝ベスト30〟は、いずれも読まなきゃ損! な粒ぞろい。画家の牧野伊三夫さんによる昭和の情感たっぷりの絵とともに、ぜひ誌面にてご覧になってみてください。(担当:佐々木)

※これまでの記事紹介は下記のリンクよりお読みいただけます。
http://www.kurashi-no-techo.co.jp/blog

あなたは現金派? それとも??

2019年05月30日

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あなたは現金派? それとも??
(「キャッシュレス社会」って、どんなもの?)

突然ですが、皆さん、お財布にはいつも、幾らくらいの現金を入れていますか? 数千円? 1万円? もしかして、諭吉がたくさん?? 編集部で、フト、そんな話題になって、部員たちに聞いてみたところ、ある者が言いました。
「電子マネーやアップルウォッチで払うから、現金はあまり持ち歩かないよ」。
これは、巷でよく聞く“キャッシュレス”! なんと進んでいるのでしょう。
何を隠そう、私自身はゴリゴリの現金派。お給料が振り込まれたら、決まった額の現金を財布に移し、それでひと月やり過ごす、という生活を送ってきました。だって、現金じゃないと使い過ぎてしまいそうだし、何より“キャッシュレス”という響きが難しそうで……。
しかし、そうばかりも言っていられないと、うすうす気がついていたのも事実です。時代は確実にキャッシュレスの方向に向かっている気配。たとえば、政府は、今年10月に予定されている消費税率引上げに伴い、キャッシュレス決済した買い物については最大5%のポイントを還元する、と発表しました(註:ポイント還元には細かい条件があります)。
いつまでも及び腰ではいられない。そう思った私はこれを機に、キャッシュレス社会について調べてみることにしました。
キャッシュレスにすると、消費者にとって、何かいいことはあるの? しないと、損をする? キャッシュレスは、いいことづくめ? 気をつけるべきことはなんだろう? 他の国ではどんなふう? そもそも、なぜ、社会はキャッシュレスの方向に進んでいるの? などなど。
「キャッシュレスって、よく分からない」。そんな(かつての私のような)あなたのために、入門編の特集をお届けします。
(担当:島崎)

※これまでの記事紹介は下記のリンクよりお読みいただけます。
http://www.kurashi-no-techo.co.jp/blog

チキさん・ヨシタケさんに、同時に会える日!

2019年05月29日

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◎チキさん・ヨシタケさんに、同時に会える日!
──編集長より、サイン会@新宿紀伊國屋本店6/2(日)のご案内

こんにちは。100号はいかがでしょうか?
ボーーーッ……出航する豪華客船、ブルーの表紙が目印です。

今回はイベントのご連絡。
今月刊行した書籍『みらいめがね それでは息がつまるので』が、うれしいことに大好評です。
荻上チキさん×ヨシタケシンスケさん、至極の二人の新感覚エッセイ。
チキさんの『いじめを生む教室』『日本の大問題』や、ヨシタケさん『りんごかもしれない』『思わず考えちゃう』……それぞれのベストセラーがぶつかり合うと、こんな深くて、笑えて、救われる一冊に!
最高のコラボレーションにご注目ください。

さて、これを記念してのサイン会が目前に近づいてまいりましたので、再度のご連絡です。
それぞれ「超」のつく多忙ぶり、今号の本誌対談で初めて(やっと)会えた! というお二人。彼らがツーショットで登場し、サインする場は、もうしばらくないと思います。
東京近郊の方むけのイベント案内で申し訳ありませんが、もしお時間あればぜひお出ましください。
わたしも当日は立ち会う予定。会場でうろうろしております。
編集長・澤田康彦

日時: 2019年6月2日(日) 15:00開始 
会場: 紀伊國屋書店新宿本店 9階 イベントスペース
申し込みの詳細は、紀伊國屋書店のホームページへ。

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新しくするよりも、残すこと、継ぐことの大切さ。

2019年05月28日

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新しくするよりも、残すこと、継ぐことの大切さ。
(100号「家族の50年、変わる暮らし、住み続ける家」)

 98号の「玄関のしつらえ」でうかがったお宅でした。
東京・文京区の小野弘美さんご家族のお宅です。玄関はもちろんすてきだったのですが、玄関ホールから居間におじゃました瞬間、さらに他の部屋を拝見するたびに、我々取材チームはびっくりしたのです。
 そこに広がっていたのは、ちょっと懐かしい昭和の雰囲気が強く香る、でもとてもシンプルでモダンな空間でした。
 聞けば、50年前に建てられたこの家の設計は、鈴木彰という建築家とのこと。住宅建築の巨匠、吉村順三の愛弟子だそうです。なるほど、この昭和モダンな室内の「空気」、うなずけます。
 そのすてきな空間の様子は、ぜひ本誌をご覧ください。
 私は、新幹線の車窓から町並みを見るのが好きです。元来、その土地それぞれの気候風土や地場の資材によって、建物が違ったのでしょう。流れる景色の中で地域が変わると、屋根の形や瓦、壁の様子が違うのは興味深いものです。たとえば、米原や彦根あたりで、「あ、建物が変わった」とはっきり感じたことがありました。
 それはひとつの文化です。
 それがどんどん失われていくのも目にします。近年、同じ顔をした家がずらりと並ぶ景色に出合うことが、とても多く感じるのです。新幹線の窓から見えたあの家々のように、このぴかぴかの街も、古い町並みになるまで住まれるだろうか。そんなふうに思います。
 以前、ある建築家の方から「長持ちする家」についてお話をうかがったときに、印象に残ったことがあります。それは、「耐久性のある、丈夫な家であることはひとつの必要な条件。でも、それと同時に、愛着を持って住まれる建物であることも重要」ということでした。そこに住む家族に、または第三者に愛される建物でなければ、いくら丈夫で長持ちする家でも、いずれ建て直されてしまう、ということです。現在は、スクラップアンドビルドで、短いサイクルで壊して建て直すことが多いのが現実です。
 では、魅力のある、長く住み続けられる家ってどんな建物だろう。そこにはどんな暮らしがあるんだろう。そんな思いから、今回小野さんご家族に取材をさせていいただきました。
 建物の魅力はもちろん、ご家族もすてきな方々でした。手を入れ、改修しながらの50年のお話から、とても大切なことを教えていただくことができました。
 これは、あるひとつの例であり、それぞれの地域に、たくさんの「ながく住み続ける家」のかたちはあると思います。また機会がありましたら、このテーマでいろいろなお宅を取材させていただきたいと思います。(担当:宇津木)

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16人が太鼓判を押す、名作レシピに出合えます。

2019年05月27日

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16人が太鼓判を押す、名作レシピに出合えます。
(100号「あなたが活用する『暮しの手帖』の料理は何ですか? 16人のくり返しレシピ」)

「今日の夕食は、何を作ろう……」
そんな時に頭に浮かぶ「また食べたいあの料理」が
みなさんにもあるのではないでしょうか。
わたしは自分が担当した記事や、試食で食べたことがきっかけで
作るようになった料理がいくつも浮かびます。

『暮しの手帖』では4世紀1号から100号の間で、
たくさんの料理家の方々に、とっておきのレシピを多数ご指導いただきました。
「読者のみなさんは、どの料理を、どのように活用くださっているのだろう?」
そんな思いから誕生したのが、今回の「くり返しレシピ」企画です。

高橋みどりさん、高山なおみさん、伊藤まさこさんなど、
本誌でおなじみの方から、
紺野美沙子さん、辻村深月さん、工藤ノリコさんなど、
普段どんな料理を作っておられるのかが気になる方まで、
各界でご活躍の16人を取材しました。

なかでも、俳優の片桐はいりさんは、
82号で川津幸子先生に教えていただいた「ステーキの焼き方」企画を見て、
自宅でも手軽においしく焼けるという提案を気に入り、
くり返し作ってくださっているとのこと。
そこで、片桐さんとともに川津先生の自宅にお邪魔し、
お肉を買いに行くところから焼くところまで、
ステーキのコツをおさらいしました。

16人の方々がくり返し作る様子を伺っていると、
あたたかい食卓の風景が見えてくるようです。
みなさんが今日のメニューに迷った時に、「作ってみようかな」という
きっかけにしていただけたらうれしいです。(担当:平田)

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子どものあそびに魅せられ、描き続けた人

2019年04月12日

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●子どものあそびに魅せられ、描き続けた人
(99号「かこさとしさんと子どものあそび」)

「棒が一本あったとさ 葉っぱかな 葉っぱじゃないよ かえるだよ~」

みなさん、この絵描き歌をご存知ですか? 
歌を口ずさみながら描いていくと、かわいい「コックさん」が完成するこの絵描き歌、懐かしく感じられる方も多いのではないでしょうか。
子どものあそびは不思議です。同じあそびでも、口伝えで広がる中で、少しずつ変化していく……。
そんな子どものあそびの創造性に注目し、50年余りの歳月をかけて、絵描きあそびや石けり、鬼ごっこなどの「伝承あそび」を集めていたのは、「だるまちゃん」シリーズや『からすのパンやさん』などで知られる、絵本作家のかこさとしさんです。
集めたあそびの数は、なんと、およそ29万点!
昨年、惜しくも92年の生涯を閉じたかこさんですが、子どもたちのあそびを収集し続けた背景、そして、絵本を通じてどのようなことを伝えたいと考えていらっしゃったのか、その根底にある思いを知りたいというところから、この企画はスタートしました。
取材を通して浮かび上がってきたのは、子どもたちと同じ目線に立ってあそび、そのあそびを通して子どもを知ろうとする姿です。
「大人になっても、子どもの心を持ち続けた人」だと、娘の鈴木万里さんはいいます。
鈴木さんによると、晩年のかこさんは「草花あそび」をまとめておきたい、とよく口にしていたそうです。
「身近にある道端の草花だったり、アリやちょうちょうだったり、それが小さな子どもにとってはあそび相手であり、五感を鍛えてくれるもの」だから。
そんな思いを少しでもお伝えしたく、この企画の最後の頁では、かこさんがこれまでに描いた「草花あそび」の一部をご紹介しています。
この頁の制作中、息子と一緒に、ささ舟を作って川に浮かべてみました。そのときの子どものきらきらした表情といったら……! 
春のあたたかな陽気のなか、気になった草花あそびをみなさまにも試していただけたなら、うれしいです。(担当:井田)

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おいしくて安心な、ハム&ソーセージ

2019年04月10日

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●おいしくて安心な、ハム&ソーセージ
(99号「じつはかんたん、手づくりソーセージとハム」)

ソーセージやハムは、そのまま食べてもおいしく、料理のコク出しに使ってもよい、便利な食材です。「子どもたちの大好物」「冷蔵庫に常備している」という方も、多いのではないでしょうか。
けれど、添加物の入っていない、肉本来の味が楽しめるものを買い求めようとすると……。うーん、なかなかのお値段です。そもそも、デパートや食肉専門店に出向かないと、良質な商品に出会うこと自体が難しかったりもします。
そこで、編集部は思い立ちました。「それならば、自分で作りましょう!」。相談にのっていただくべく、料理家の上田淳子さんのもとへ。
「ソーセージやハムって、手づくりできますか? 難しいでしょうか?」
「もちろん、家で作れますよ。メインの食材は肉と塩とコショーくらいです!」
シンプルな材料で作るソーセージとハム。やってみれば確かに難しいものではなく、そして、なにより、おいしい……!
私が特におすすめしたいのは、ソーセージ! 2メートルもの長い長~い腸詰めを成形していく作業の楽しいこと。おいしくて、安心で、しかも楽しい。いいことづくめです。もうすぐ春休み、ぜひ、家族みんなでワイワイとチャレンジみてくださいね。
(担当:島崎)

いのちといのちが近い場所

2019年04月05日

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いのちといのちが近い場所
(99号「潜って捕る。そして食べる。」)

宮古島は平良にある、一軒のフランス料理店。そこで出される魚料理が、いかにおいしく、いかに特別か、ということを力説して教えてくれたのは、カメラマンの長野陽一さんでした。
「ただおいしいだけじゃないんです。なにせ、魚たちはシェフの高野さんが海に素潜りして捕ってきて、さばいて、料理しているんですから……!」。
長野さんは、シェフとともに海に潜り、高野さんが魚を捕る様子を写真におさめたいのだ、と言いました。
澄んだ鮮やかなブルーの海で繰り広げられる素潜り漁の一部始終。
いのちといのちが対峙する、真剣で真摯な瞬間。
この企画は、長野さん渾身の海中ルポルタージュです。

(担当:島崎)

白いご飯がすすむすすむ!

2019年04月03日

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白いご飯がすすむすすむ!
(99号「乾物上手は料理上手」)

「忙しいとき、作る人の助けになる料理」。
これは、近年制作した小誌の別冊、『暮しの手帖のシンプルレシピ』
『暮しの手帖のクイックレシピ』『これでよゆうの晩ごはん』などの根幹にある趣旨です。
限られた時間で手早く作れて、特別な材料や技術が必要ないレシピ。
そしてもちろん、一番大事なのはおいしいこと。ただ早く作れれば、簡単にできれば、
というばかりでは少しさみしいですから。

そんな本づくりのなかでよく登場して、文字通りいい味出してる食材が、
乾物だなって、気づいたのです。
香りもうま味も、ぎゅっと凝縮されていて、乾物を加えるだけで、ぐっと深い味わいになる。
ああ素晴らしき哉、乾物。
常温でストックしておけるのも大きな魅力ですね。

でも、使いかけの乾物の袋がずっとキッチンの棚にある、なんてことありませんか?
そう、乾物を上手に使いこなせたら、それが料理上手へステップになるのでは?
そこで、教えを請うたのは、有元葉子先生です。
有元先生ご自身が、ひじきやきくらげ、乾燥豆などが大好きで、
ふだんの料理に活用されています。

「乾物といえば、和の煮もの」と思いがちだけど、
それでは、毎日たっぷりというわけにはなかなかいきませんね。
そうか、洋風に中華風にと、もっといつものおかずに幅広く使えれば。
そう考えて教えていただいた、8品の料理を掲載しています。

撮影後の試食では、なかでも特に「きくらげと豚肉の辛味炒め」がすごかったのです。
きくらげ独特の食感とうま味、豚肉とともに、ピリ辛のしっかり味をまとって、
白いご飯が何杯も食べられてしまう。おかわりして、たっぷりいただきました。
そして「干し椎茸の中華風汁そば」や「裏白きくらげの中華和え」。これも絶品です。
さらに「ひじきとベーコンのパスタ」は、目からウロコのイタリアン乾物料理です。
食べる人の箸が進むこと間違いなしのレシピばかりです。
ぜひお宅の棚にある乾物を、今日はちょっと違った料理に生かしてみてください。
(担当:宇津木)

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暮しの手帖社 今日の編集部