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ほどほどにがんばるには

2020年09月26日

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ほどほどにがんばるには
(8号「献立練習帖」)

毎日の食事作り、本当に大変ですよね。
ひと品作ればよいならともかく、朝昼晩と3食分の献立を組み立てようものなら、頭の中は大忙し。ごはんを食べながら、もう次のごはんのことを考えている。常時、頭の片隅がごはんのことで占められている、と言っても過言ではありません。

試しに、編集部の同僚たちにも「献立に関する悩み」を尋ねてみたところ、

「子どもが食べたがるものと、親の食べたいものが違って、みんなに満足してもらおうとすると用意が大変」
「魚も食べたいけれど、肉に偏りがち。魚はボリュームが出ないから敬遠してしまう」
「彩りにまで手がまわらない。食卓がいまいちパッとしない」

などなど、各人、何らかの困っていることがある様子。
私はこれらの悩みを預かって、京都に暮らす料理家の大原千鶴さんのもとへ相談に訪れました。

すると、大原さんいわく、

「皆さん、ちょっとまじめすぎるかもしれませんね。毎日の料理は、ほどほどでいいんですよ」

せっかくの食事なのに、準備でヘトヘトになってしまったり、カリカリしてしまったりするのでは、本末転倒だと大原さんは言います。
では、どうしたら、ほどほどでも満足のゆく食卓をととえられるでしょう。

そのために押さえておきたい献立のルール、知っていると助かるコツやヒントを教わりました。
(担当:島崎)

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「家庭学校」に皆さまの物語をお寄せください。

2020年08月21日

家庭学校

共に暮らす、または遠くにいる家族への思いを、
800字程度の原稿にまとめて編集部にお寄せください。
「家庭学校」のコーナーでは、つねに、心に響く物語を募っています。

力強くしたためられた文字や、幾度も推敲したであろうメールの文章——。
投稿欄「家庭学校」に日々届く手紙やメールの一通一通に目を通し、
掲載する原稿を選んでいます。
ユーモラスなものもあれば、遠い過去のしんみりとする思い出や、
かけがえのないひとときを描いたものなど、さまざまです。
どれも、その人にしか書けない宝物のような物語。
家族は世界にひとつだけの存在なのですね。
大切な思いを分かち合ってくださる皆さまに、
感謝の思いを抱きながら拝読しています。

連載のなかでは大変人気のあるコーナーで、
いつも読んでくださっている書店員さんから、
「今号の『家庭学校』も素晴らしかった!」と声をかけていただくことも。
もしまだ投稿したことがない方がいらっしゃいましたら、ぜひ、原稿をお送りください。
お待ちしております。(担当:中村)

送り先は下記の通りです。郵便、ファックス、メールのいずれかでお送りください。
〒101-0047
東京都千代田区内神田1-13-1豊島屋ビル3F
FAX/03-5259-6006 E-mail:kateigakko@kurashi-no-techo.co.jp
「家庭学校」係

子育ての悩み相談室 「お悩みを募集しています!」

2020年08月20日

子育て

日々育児に奮闘しているお母さん、お父さんのための
連載「子育ての悩み相談室」も今回で7回目。

今回は、一児の母である編集部員の、
「夫の育児参加」についての悩みです。

「夫は家事をあまりせず、
育児はどこか私任せ。
互いに主体性をもって、家事や
子育てをしたいのですが……。」

優しくも心強いアドバイスをくださったのは、
5号でもご登場いただいた大豆生田啓友先生。
ご自身も三児のお父さんであり、
たくさんの自称「イクメン」のお父さんにも
出会ってきた先生ならではの、
実感のこもったアドバイスをいただきました。

実はこの取材、コロナ禍のためリモートで行われました。
そしてたまたま、わが夫も隣りの部屋で
この取材を聞くことになり……。
取材後の「耳が痛かった」という感想ののち、
なんと、これまで気が向いた時しかしなかった家事を
自ら進んでするようになったのです……。

とそんな効果を生みだした当記事を、
ぜひお父さん方に読んでいただければと思います。

当連載では、随時お悩みを募集しています。
お子さんの年齢と性別、家族構成、
なるべく具体的にお悩みをお書きいただき、
以下アドレスまでお送りください。(担当:小林)

dokusya@kurashi-no-techo.co.jp

小社ホームページにも各種の読者投稿のご連絡先を掲載しております。
※読者投稿のメールアドレスを誤って表記しておりましたので修正いたしました。ご迷惑をおかけし申し訳ありませんでした。

毎日のお昼ごはんが、もっと楽しくなります

2020年08月12日

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毎日のお昼ごはんが、もっと楽しくなります
(7号「わたしのお昼ごはん日記」)

きょうのお昼ごはんは、何を食べます(ました)か?

忙しい朝の支度から、すぐさま仕事になだれこみ、気づけばもうすぐお昼。
「ああ、もうこんな時間……何を食べよう?!」
と、冷蔵庫をのぞきこんで、あるもので適当に作り、パパッと食べて、また仕事へ……。
4月からはじまった在宅ワーク中のわたしのお昼ごはんは、こんなあり様でした。

料理上手な人たちは、いったいどんなお昼ごはんを食べているのだろう?
そんな好奇心から生まれたのが、この企画です。

写真家の在本彌生さん、画家の牧野伊三夫さん、料理人の後藤しおりさん、イラストレーターの谷山彩子さんに、
毎日のリアルなお昼ごはんの数々を、写真や絵とともに教えていただきました。
忙しい日々でも、お昼ごはんを楽しく、おいしくいただくためのアイデアに満ちています。
簡単なレシピを添えていただいたので、ひとつひとつ真似してみると、「こんなに満足感があるのか!」とびっくり。
お昼を気持ちよく過ごせると、午後の仕事もがんばろう、と思えるようになりました。(担当 平田)

印象がガラリと変わります

2020年08月11日

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印象がガラリと変わります
(7号「着方いろいろ チベタンスカート」)

昨年足を運んだ、とある展示会でのこと。
筒状で四角い形のスカートを前に、「どうやって穿くのかな…?」と困惑していると、
スカートの作者である、「えみおわす」の阿部直樹さんが
声をかけてくださいました。
「内側のひもをウエストの部分で絞って、それから、外側のひもを前や後ろ、横など、
腰まわりの好きな位置で結んでください」

その言葉通りに、まずはひもを前で結んでみると、
裾が広がって上品な印象に。
後ろや横で結んでみると、ポケットが前面に見えてエプロンのような雰囲気に。
結び方次第で印象がガラリと変わるので、
思わず「おおっ」と驚いてしまいました。

チベットの民族衣装から着想を得たデザインだそうで、
使う布地によっても、スカートのシルエットが微妙に変わるとのこと。
そんなお話から、誌面では、夏に心地よいコットン地やリネン、
インド綿のブロックプリントなどを使ったスカートの作り方とともに、
着こなしをご紹介することになりました。

誌面の制作中は、在宅勤務が続き、不安になることも多い日々でしたが、
布を裁ったりして手を動かしていると、不思議と気持ちが落ち着きました。
四角いパーツに切り分けて、直線縫いをしていく……というシンプルな作り方なので、
無心になって縫い進めることができますよ。(担当 井田)

次代につないでいきたいこと

2020年08月07日

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次代につないでいきたいこと
(7号「小林カツ代さん キッチンから平和を伝えたひと」)

小林カツ代さん。
そのお名前を聞いて、あなたが思い浮かべるのはどんなことでしょうか。

テレビ出演の際の明るい笑顔と豪快な笑い声。
簡単でおいしい家庭料理のレシピ。
料理研究家ケンタロウさんのお母さんであること。

私は今までカツ代さんのことを詳しく知らず、
そんな漠然としたイメージしか持っていませんでした。

ところが、カツ代さんが講演会で語った内容をまとめた新聞記事を読んで、とても驚きました。
明るい笑顔の背景に、戦争にまつわる辛い体験と平和を願う強い想いがあったこと、
料理研究家という仕事に大きな誇りを持ち、
家庭料理を通して、平和について提言することを生涯の指針としていたことを知ったからです。

いわゆる「メモ魔」であったカツ代さんは、
大きな衣装ケースから溢れ出すほどたくさんのノートや手帳を残しています。
そこには、日常のメモに混じって、平和を強く願う言葉がいくつも綴られていました。

ご自身のエッセイや手帳に残る言葉、そして弟子である本田明子さんと長女のまりこさんのお話から、
今回の記事を編みました。
カツ代さんが伝えてきた想いを受け取り、何かを感じていただけたらと思います。(担当 田村)

迷ったときの道しるべに

2020年08月06日

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迷ったときの道しるべに
(7号「味つけ便利帖 2」)

5号でご好評いただいた「味つけ便利帖」の第二弾です。
今回は食欲がわかないときでもおいしく食べられるピクルスや、ビンに入れて振るだけのフレンチドレッシング、スタミナのつく回鍋肉や焼き肉など、8品をご紹介します。
前回に引き続き、料理研究家の大庭英子さんにご指導いただき、イラストはくぼあやこさんにお願いしました。

私が一番感激したのはポン酢しょう油でした。これまで市販のものを使っていましたが、手作りの味は甘味がなく、実にすっきりとしているのです。
ちょっとレモンが余ったときや焼きなすを作ろうと思い立ったときにでも、パッとできるのが嬉しいところです。
暑くて料理を考えるのが億劫に感じるときや、今晩のおかず作りで迷ったら、ぜひこの頁をご覧ください。(担当 中村)

旅で、自分の感情に出会う

2020年08月05日

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旅で、自分の感情に出会う
(7号「また旅。特別編 奈良美智さんと旅」)

岡本仁さんが全国各地を旅し、その土地の魅力をユニークな視点でお伝えしている連載「また旅。」。
読者の皆さまからあたたかいご感想をいただいたり、地元の方に喜ばれている、人気の紀行ページです。

7号の取材期間は4月から5月。コロナ禍で自由に旅に出かけることが難しい状況となり、困っていましたが、
岡本さんから「7号では、美術家の奈良美智さんに、旅と作品の関係というテーマでお話を伺いたい」と提案がありました。
岡本さんは、これまで展示会で拝見した作品やインタビュー記事から、奈良さんの作品制作の背景にはきっと、「旅に出ること」が大きな意味を持っているのだろうと感じていたそうです。

ありがたいことに奈良さんへのインタビューが実現し、旅を通して気づいたご自身の原点や原風景、感情について、語っていただくことができました。
「こういう風景に出会うために、ずっと生きてきたような気がした……」
奈良さんが大切にしている思いを、「また旅。」特別編として、みなさまにお届けします。
取材地は奈良さんの那須のアートスペース。その風景とともに、どうぞお楽しみください。(担当 佐藤)

料理の「前後」にあるものは

2020年08月04日

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「はじめての台所仕事」

子どもたちに、台所仕事とはどんなものかを伝える企画です。小学校低学年からの子どもが自分で読んで実践できるように、買い物、おにぎり作り、後片付けのやり方を、絵や写真を交えてやさしく解説しています。
「子どもたちが楽しく読めるように」と力を尽くしたこの企画。双子の男の子を育てた経験を持つ料理研究家の上田淳子さんと、あれこれ話し合いながら誌面を作りました。
話し合いのなかで、今回は料理だけでなく、「台所仕事」をまとめて紹介しよう、という方針ができました。
なぜなら料理の前後には、メニューを考え、買い物をし、作った料理を配膳して、後片付けをする……といったことがあるからです。これを企画の中では「ぐるぐる回る台所仕事」と表現しました。子どもがお手伝いするのはそのうちの1つか2つかもしれませんが、「その仕事は『ぐるぐる』を回すために欠かせないことなんだよ」と、子どもたちに伝えたかったのです。
この企画を立ち上げたときは、「夏休みシーズンの発売号だから、子どもたちに向けた企画を」といった気持ちでしたが、休校措置が長引き、全国で夏休みの短縮が決まりました。短いお休みにはなってしまいますが、子どもとお家で過ごす間に、遊びの一環として取り組んでもらえたらと思います。実践してみて、「できた!」と喜ぶ経験が、子どもたちの自信を育むきっかけとなりますように。(担当 田島)

写真はいつもの料理企画は担当編集が試作を行いますが、この企画では編集部員の小学生の娘さんも試作(?)をしてくれました。この経験以来、娘さんは「料理したい熱」が湧き上がり、後片付けまでやってくれるようになったとか。
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平和=白い鳩?

2020年08月03日

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平和=白い鳩?
(7号「一冊の絵本から平和を語れば」)

「平和」と聞くと、みなさんはどんなイメージが浮かびますか?

この企画では、7名の方(志茂田景樹さん、ブレイディみかこさん、ぱくきょんみさん、LiLiCoさん、穂村弘さん、ハービー・山口さん、谷川俊太郎さん)に、一冊の絵本から発送する平和のかたちについて、綴ってもらいました。
ファンタジーの世界で描かれる大地の恵み、音楽に合わせて個性豊かなダンスを踊る動物たち、戦争を生き延びたユダヤ人女性の物語など、実にさまざまで、7名7様の想いが伝わってきます。

お原稿とご推薦いただいた絵本を読むうちに、私の中にあった「平和=白い鳩」の紋切型のイメージが、だんだんと変化していくのを感じました。
頁をめくりながら、みなさんが平和について改めて発想し、考えを深めていただけたらと思います。(担当 中村)

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防災を主体的に考えるために

2020年07月31日

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防災を主体的に考えるために
(7号「アウトドアグッズで揃える わが家の防災リュック」)

水害や地震、噴火など、
私たちの生活を脅かす自然災害。
恥ずかしながら私自身は、
非常用持ち出し袋、いわゆる「防災リュック」の
準備さえもしていませんでした。
編集部内で防災リュックについてたずねると、
「持ってはいるけど、もう何年も開いていない」
「重すぎて、背おって避難できる気がしない」
など、なんとも後ろ向きな意見が多く聞かれました。

「それならば」と思いついたのが、
自分で防災リュックを見繕うこの特集です。
自分に本当に必要なものを取捨選択してパッキングすることで、
他人任せではなく、防災についてきちんと考えることが
できるのではと考えました。

せっかくなら、デザイン性もよく、
ふだんの暮らしにも役立つアウトドアグッズをご提案できたらと、
アウトドアライターの内田一成さんに選び方や使い方のアドバイスをいただき、
イラストレーターのくぼあやこさんに、
4年前に自身で準備した防災リュックを見直していただきました。

「防災リュックとは」という基本的なことから、
内田さんおすすめのアウトドアグッズの中から20点を厳選し、
それらをくぼさんが実際に使ってみた感想をイラストとともにご紹介しています。

防災リュックをお持ちの方も、そうでない方も、
防災についていま一度思いを巡らせ、
この中からひとつふたつと、ご自身に適したものを見つけてみませんか?(担当:小林)

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本編がモノクロページのため、実物の色をお見せできなかったのですが、くぼさんも担当者も一目見て「これがいい!」と声をあげ、編集部内でも「かわいい!」と評判だったリュックがこちらです。

おいしい中国料理で、身体をととのえましょう

2020年07月30日

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おいしい中国料理で、身体をととのえましょう
(7号「身体をいたわる 夏の中国料理」)

長い梅雨があけると、いよいよ夏本番。
なんとなくだるかったり、食欲がわかない、そんな日が増えてきます。
そうなると、料理を作る気にならないし、食べる気にもならず、
ますます身体の調子が悪くなる……という、負のスパイラルに陥ってしまいますよね。

「季節がめぐるように、私たちの身体も季節に応じて変化する」
昔からそう考えてきた中国の人たちは、
自分の身体をととえるために、いま「食べるべきもの」がわかるそうです。
それは平たく言えば、「旬のものを食べる」こと。
毎日、旬の食材を食べ続けることにより、
身体の水分が巡り、熱が調整され、元気な身体がつくられていくのです。

そこで、中国各地を訪ね歩き、家庭料理を食べて学んできた料理家の荻野恭子さんに、
夏を元気にのりきるための中国料理を教えていただきました。

中国料理といっても、今回ご紹介するものには、特別な材料や難しい技術は必要ありません。
たっぷりの旬の食材に、ごく普通の調味料を合わせて、手早くできる。
なのに、おいしくて、身体にいいなんて、一石三鳥です。

自分の身体の声に耳を傾け、身体が欲する旬の食材を意識して、
日々の食事をこしらえる、その一助になれば幸いです。(担当:平田)


暮しの手帖社 今日の編集部