1. ホーム
  2. > Blog手帖通信

シンプルだけれど、満たされる

2022年04月08日

c5_017_11_tamago

シンプルだけれど、満たされる
(17号「玉子が決め手」)

こんにちは、編集長の北川です。
朝からバタバタとしていてお昼を迎え、冷蔵庫をのぞいても、めぼしい食材がない、というとき。それでも玉子がいくつかあると、ちょっとほっとして、「さて、何をこしらえようかな」という気持ちになりませんか?
私がこのところ、在宅ワークの遅いお昼につくったのは、「玉子ソースのパスタ」です。主な材料は、玉子と生クリーム、チーズ(パルミジャーノ・レッジャーノ)。ショートパスタをゆでる間に、フライパンでにんにくをじわじわと熱し、玉子を溶きほぐしてザルで漉し、生クリームとチーズのすりおろしを混ぜておく。ついでに、サラダもつくっておく。
パスタがゆであがったらフライパンに移し、玉子液をゆっくりからめ、トロッとしたら、黒コショーをカリカリッと挽きかけて出来上がり。ごくシンプルなひと品ですが、あと味もやさしく、満たされた気持ちになりました。
これは、今号の記事「玉子が決め手」で、長尾智子さんに教えていただいた料理のひとつ。ほかにも、目玉焼きを半分に折ってカリッと焼いた「半月玉子」、ベシャメルソース代わりに玉子液をまわしかけて焼く「カリフラワーのグラタン」、玉子がふわっふわの食感に仕上がる「玉子スープ」と、思わずつくりたくなる、つくったら楽しい気持ちになる、そんな料理が並びます。
発売からはや10日以上がたちますが、instagramをのぞくと、トップに据えた「蒸し玉子」をつくってくださっている方が多く、とてもうれしいです。油はほとんど使わず、蒸し時間は3分程度、慣れたら、好みの加減で火を入れやすいのも重宝なレシピです。
『暮しの手帖』のレシピをお試しになり、instagramやTwitterで投稿されるときは、ぜひ、#暮しの手帖 とつけていただけたら。私たちは、そんなご投稿をおおいに励みにしています。(担当:北川)

親も子も後悔しないように

2022年04月07日

c5_017_10_ie

親も子も後悔しないように
(17号「家をたたむ、その日のために」)

私の両親は、ともに70代。
実家は数年前にリフォームをして、
その時に両親が大掛かりな片づけや不用品の処分をしました。
以来、押し入れやタンスの中はかなりスッキリしていますし、
必要なものがすぐに取り出せる状態で、とても生活しやすそうです。
そのため、じつは今号でこの企画を担当することになった時、
「親の家をたたむ」ということの大変さについて、
あまり実感が湧きませんでした。

しかし、経験者からお話をうかがううちに、
数十年ぶんの思い出や生活用品の詰まった家を
決まった期日までにすべて片づけなければならないという状況では、
さまざまな苦労があることを知りました。
時間やお金の負担だけではなく、
残すものと捨てるものを急いで判断しなければならないため、
のちに「捨てなければよかった」「もっとゆっくり考えればよかった」と
後悔が残ってしまったと話す方もいました。

こうした後悔をしないためにも、
「親が主体的に取り組める元気なうちに、親子で片づけをしましょう」
と、生前整理の専門家である渡部亜矢さんは言います。
片づけによって、室内で転倒するリスクなどを排除して安全・快適に暮らせるようになり、
親子で取り組むことで、貴重品や重要品類について共有する機会にもなるとのこ
と。
親子のコミュニケーションの取り方や、
どこからどのように進めると片づけが進みやすいかなど、
渡部さんにさまざまな疑問に答えていただきました。

『暮しの手帖』の読者層はとても幅広く、
親と子、どちらの立場の方もいらっしゃいます。
そのため、どちらの立場で読んでも役立つものとなるようにと意識して編集しました。
わが家はどうする? と話し合うきっかけにしていただけたら嬉しいです。(担当:田村)

その生きづらさはなんのせい?

2022年04月06日

c5_017_08_edamoto

その生きづらさはなんのせい?
(17号「枝元なほみの 食べる、生きる、考える」)

この連載は毎号、料理家・枝元なほみさんが
気になる人をゲストに迎え、
一つの社会的なテーマを取り上げて
おしゃべりするという対談企画です。

17号では「現代女性が感じる生きづらさ」について
考えてみよう、とテーマのほうが先に決まりました。
さて、誰をお呼びするのがよいかしら……。

フェミニズムの権威?
女性の人権について運動する活動家? 
悩んだ末、辿り着いたのは、コラムニストや
ラジオ・パーソナリティとして活躍するジェーン・スーさん。
女性として生きるなかで感じる
モヤモヤやイライラを開かれた言葉で語ってきたスーさんなら、
きっとこのテーマに適任でしょう。

けれど、対談がはじまるや、スーさんは
「最近、女性は生きづらいとは言いづらくなっちゃった」とぽつり。
コロナ禍で性別を問わず、
みんなが経済的に苦しくなってしまったからと言うのです。

なるほどもはや、男性、女性どちらが生きづらいか、
と考えるのは、あまり意味のないことなのかもしれません。
問題は、なにがその生きづらさを生んでいるのか、
どうすればそこから脱することができるのかということ──。

都会でバリバリと働いて生きる独身女性、
という共通点はありつつも、
性格も、年齢も、考え方も大きく異なるふたりが、
意見を交わしながら考える、格差について、搾取について。
ぜひ読者の皆さんも、「私はこう思う」と
心で対談に参加しながら、読んでいただけたらと思います。(担当:島崎)

お互いを思いやる気持ち

2022年04月05日

c5_017_09_okashi

お互いを思いやる気持ち
(17号「わたしの好きな ふるさとのお菓子」)

子どもの頃、楽しみにしていたおやつはありますか?

私の大阪にある実家の近所には、くるみ餅が人気の甘味処があり、
小さい頃は母と一緒によく食べに行きました。
メニューはくるみ餅のみ。
レジカウンターで注文すると、木でできた番号札をもらって空いている席につきます。
せわしない店内で、その使い込まれた木の札を握りしめながら、
まだかまだかと待つ時間が、とても懐かしく、深く記憶に残っています。

ふるさとのお菓子には、お菓子の美味しさとともに、
幼い頃の感動や嬉しさがやさしく寄り添っているように感じます。

今回、取材にご協力いただいた8名の方々にも、心が温まる物語がありました。
話に花が咲き、長居してしまうこともしばしば……。
思い出のお菓子とともに、必ずと言っていいほど、お母さんやおじいさん、
叔父さんなどが登場し、人のあたたかさにも触れることができました。

日本全国の美味しいお菓子と共に、
すてきな物語をお楽しみいただければと思います。(担当:山崎)

同じ地球に暮らす仲間として

2022年04月04日

c5_017_07_amazon

同じ地球に暮らす仲間として
(17号「アマゾン先生の夢」)

「アマゾン先住民の生活道具を、物々交換で2万点も集めた方が、山形にいらっしゃるんですって」
そう聞いたわたしの頭の中は、
「アマゾン? 山形? 物々交換??」たくさんのハテナと、
「なんだか面白そう! 気になる!!」びっくりマークでいっぱいになりました。

昨秋、それらの道具がATELIER MUJI GINZAで展示されると聞き、足を運んでみることに。
植物の枝や葉で作られたカゴやザル、カラフルな鳥の羽根で作られたアクセサリー、木彫りの楽器やおもちゃなどなど、
プリミティブな力強さと繊細な美しさ、ほっとする懐かしさがあり、じっくりと見入ってしまいました。
「これらの道具を2万点も集めるなんて、一体どんな方なんだろう」
早速、持ち主の山口吉彦さんに取材を申し込みました。

山口さんは山形県鶴岡市在住の80歳。
ご自宅で保管している道具を見せていただきながら、これまでの人生について伺いました。
特に、アマゾンで過ごした日々を話す時は、臨場感たっぷりで、目が輝きます。
飾らないお人柄は子どもたちにも人気で、いつの間にか「アマゾン先生」と呼ばれるようになったのだそうです。

なぜ山口さんは、これらの道具を集めるようになったのか。
そして、アマゾン先住民と過ごすことで得た気づきとは。
「人はみな対等であり、地球に暮らす仲間」と語る山口さんのお話は、
海の向こうで戦争が始まってしまった今、胸に響きます。
みなさんもアマゾン先生のお話に、ぜひ耳を傾けてみてください。(担当:平田)

春をよぶ布

2022年04月01日

c5_017_06_quilt

春をよぶ布
(17号「部屋を彩る、スラッシュキルト」)

わが家は全体的に茶系のインテリアで、たまにはきれいな色味を
取り入れたいな、と時々想像を膨らませるのですが、
なかなか実行できず、季節がめぐるばかり。

そんななか、ある展示で、
白や水色、青、鮮やかなピンクの布が重なり合った、
美しい色合いの布を目にしました。
立体感のある独特の風合いに、じっと目を凝らしていると、
「それは、スラッシュキルトという技法で作られているんですよ」と、
会場の方が教えてくれました。
キルトと聞くと、緻密な作り方なのかな? と
ハードルが高そうに感じられましたが、
「スラッシュキルト」は、何枚かの布を重ねて縫い合わせ、
切り込みを入れて、洗いにかけるだけ。
すると布が起毛して、独特の風合いが生まれるとのこと。
こんなふうに、彩りのきれいな布を仕立てて、
部屋にひとつ飾ったら、それだけで気持ちが華やぎそうです。

この記事では、作品の作者である高井知絵さんに、
スラッシュキルトの作り方、そして、キルトを施した布で
クッションカバーやラグを仕立てるアイデアを教えていただきました。
高井さんは、風呂敷や手ぬぐいの絵柄をそのまま生かしたり、
着なくなった服や余り布を使ったり、素材の選び方もとても自由。

切り込みを入れた段階ではペタンとしていた布が、
洗いをかけて乾かすと、ふわっと起毛する変化も楽しいですよ。(担当:井田)

手間も楽しめたら

2022年03月31日

c5_017_05_kinokagu2

手間も楽しめたら
(17号「木の家具を手入れする」)

私事ですが、昨年のちょうど今頃、引っ越しをしました。
新居には、愛用のオイル塗装のテーブルと椅子を置きましたが、
何もかもが新しい暮らしの中、ちょっとくたびれて見えました。
購入して7年、これまで自己流で手入れしていたつもりでしたが、
表面はささくれ、触るとざらざら……。
テーブルに対して申し訳なくなり、ちゃんとした方法を知りたいと思ったのが、
「木の家具を手入れする」を企画したきっかけです。

ご指導いただいたのは、日本を代表する家具メーカー、
飛驒産業株式会社の大橋総美(おおはし・さとみ)さん。
同社は、ウレタン、ラッカー塗装の家具も含めて幅広く扱っていますが、
今回はオイル塗装を中心とした手入れ方法を教えていただきました。
使う道具は、紙やすり、オイル、ワックスなど、いずれも入手しやすいものばかりです。
取材後、わが家のテーブルで試したところ、
やすりがけは、まるで古い角質を落とすようで、
オイルを塗ればぐんと浸透し、内側から輝くようなツヤが生まれました。

オイル塗装の家具には、定期的なメンテナンスが必要です。
ウレタン、ラッカー塗装と比べると、手間がかかるのは確かですが、
木を慈しみながら、経年変化による味わいを楽しめます。
今回ご紹介している方法は、コツさえ押さえれば
誰でも簡単にできるものばかりです。
ぜひお試しください。(担当:中村)

ふるさとは守るもの

2022年03月30日

c5_017_04_konotochi

ふるさとは守るもの
(17号「小林夫妻のピノ・ノワール この土地と生きる」)

八ケ岳の西麓、長野県は原村で農業を営む
小林桂子さんと峰一さん。
誠実で温かくて、会えばいつでも素直な気持ちで
おしゃべりできる、そんな魅力に溢れた夫妻です。
地元の豊かな自然を愛し、
環境負荷の少ないユニークな暮らしを
自分達ならではのやり方で実現してきました。

数年前、峰一さんから、
「ここ数年、ワインづくりにのめり込んでいて」
と教えてもらっていました。
でもその時の私は「ずいぶん凝った趣味だなあ」と思っただけ。
ブドウを栽培し、ワインを醸造して、販売するなんて、
素人がそう簡単に実現できることではない、と思い込んでいたのです。

でも、不可能と思われることを、
独立独歩、コツコツやって実現するのがこのふたりです。
思えば、地元の自然を守るために
メガソーラー施設の建築に反対運動を起こした時も、
そうした粘り強さで勝利したのです。

夫妻の壮大なワインづくりの計画と、
そこに込められたふるさとへの思い。
この記事を通して、
土地を守り、土地と生きることの尊さを
伝えられたらと願っています。(担当:島崎)

あなたの食卓を変えるかもしれない、心強い味方

2022年03月29日

c5_017_03_okazu

あなたの食卓を変えるかもしれない、心強い味方
(17号「うれしいおかずの素」)

せわしい日々のなか、毎日自炊を続けるのは、
なかなか大変なことですよね。
もっと気持ちを楽にして続けられたら。
ささやかでもおいしいものを作って食べていけたら。
そんなふうに思うすべての方にご活用いただきたいのが、こちらの記事です。

料理家の藤原奈緒さんは、
オリジナルのビン詰め調味料を手掛けたり、
マンツーマンの料理教室をひらいたり、
家庭の食卓をよりおいしくするための活動を続けてこられた方。
そんな藤原さんが今回考えてくださったのが、
調味料のように幅広く使えて、あっという間に主菜も副菜も作れるという、
なんとも心強い「おかずの素」です。

花椒が香る「納豆肉みそ」、
さわやかな酸味が料理をさっぱり仕上げる「玉ねぎと梅のさっと煮」、
シンプルながらうま味のある「ワカメのマリネ」。
例えば「納豆肉みそ」なら、まずはそのままご飯のお供に。
ボリュームのある主菜を作りたければ、麻婆豆腐に。
さっとお昼にしたいときは、和え麺の具に。
使い方や合わせる素材によって異なる味わいとなり、
飽きがこない、すぐれものです。

私は帰りが遅くなったある日、夕飯を考えていて、
「冷蔵庫にあの肉みそがあるから大丈夫」と思えました。

誌面では、オムレツ、チャーハン、牛丼や野菜の煮びたし、スープなど、
23品の展開をご紹介しています。
ぜひこのおいしさ、便利さを体感してみてください。(担当:佐々木)

何度も食べたくなる、ふわふわのおいしさ

2022年03月28日

c5_017_02_pan

何度も食べたくなる、ふわふわのおいしさ
(17号「白崎裕子さんの米粉のクイックパン」)

あなたのまわりに、食物アレルギーの方はいませんか?
わたしの友人は、小学生の息子に小麦粉と玉子がアレルギーがあり、
給食には米粉のパンを持たせているそうです。
米粉パンは近所のスーパーには売っていないし、遠くまで買いに行くのも大変、
かといって、自分でおいしく作るのはとても難しい、と悩んでいる様子。

そんな苦労を抱える方は意外と多いと聞き、
米粉使いの名人・白崎裕子さんに相談してみることにしました。

「小麦粉、乳製品、玉子を使わず、
誰でも手早く、失敗なく作れるおいしいパンを考えていただけませんか?」

我ながら無理難題をリクエストしてしまったのですが、
白崎さんは日夜試作をくり返し、5種類ものパンを考えてくださいました。
食べてみると、ふわふわ、しっとり、とても軽い食べ心地で、
アレルギーがないわたしも「またこのパンを食べたい!」と思うほど気に入りました。
しかも、少ない材料で、あっという間にできるんです。

オーブンをお持ちでない方には「豆腐パンケーキ」がおすすめです。
白崎さんの中でも過去最高の自信作だそうで、わたしも何度も作っています。

アレルギーがある人もない人も、一緒においしさを分かち合える米粉パンを、ぜひお試しください。(担当:平田)

いっしょに旅するように

2022年02月08日

c5_016_futatuno

いっしょに旅するように
(16号 新連載「ふたつの中心」)

こんにちは、編集長の北川です。
今号の巻頭記事「結んで、開いて、旅をする」は読んでいただけたでしょうか?
この記事の主人公、写真家で映像作家の茂木綾子(もぎ・あやこ)さんは、ふしぎな魅力をもつ人です。まるでノマド(遊牧民)のように世界を旅しながら写真を撮り、スイスでアーティストたちと共同生活を送ったのち、淡路島に移住し、廃校を改装して拠点を築く……。そんな短いプロフィールを聞くと、ちょっととんがった芸術家なのかと思いきや、実際の茂木さんは気さくで親切で、あったかい笑顔を浮かべる人。淡路島でともにアート活動をした人たちに、頼られ、慕われたのがよくわかります。

今号から始まった「ふたつの中心」は、そんな茂木さんの写真と文章で構成する見開きの連載です。妻であり、母である茂木さんですが、いまは二人の娘さんもそれぞれの世界に巣立ち、自分の創作のためだけにめいっぱい動ける時間を手にしました。
さて、何をやろう。どこへ行こうか。
この連載のひとつのテーマは「旅」で、茂木さんが各地を旅しながら撮った写真と、そこから想起した言葉とで紡がれます。第1回目は、過去に家族で旅したピレネー山脈の写真より。
ほとんどの人は家族をもち、そこでの役割をはたしながら日々を生きています。でも、妻・夫、母・父といった役割をもちながらも、心のうちには変わらぬ「わたし」がいて、純粋な目で世界を見たり、感じたことを素直に言葉にしたいと欲しているのかもしれない。連載のやり取りを通し、そんなことを考えました。
茂木さんといっしょに旅するように、この連載を楽しんでいただけたらうれしいです。(担当:北川)

「近くの他人」は他人じゃないかも

2022年02月07日

c5_016_10_okimoto2

「近くの他人」は他人じゃないかも
(16号「沖本姉妹から継いだもの」)

今の賃貸マンションに引っ越してきて、5年が過ぎようとしています。
隣や階下の人とは会えば挨拶を交わしますが、
それ以上の関係に発展する気配も、きっかけもありません。
知るのは名字のみ。どんな仕事をし、どんなふうに暮らしているのか……。
「仲浅き隣はなにをする人ぞ」、といったところでしょうか。

そんななか、「沖本邸」のことを知りました。
それは国分寺市にある、敷地面積約600坪、築約90年の屋敷。
現在はカフェとして使われていますが、そのまえは、老姉妹が住んでいました。

驚くべきは、この屋敷を7年前に相続したのが、血縁のない他人であったこと。
近所に住み、姉妹に食事を差し入れたり、通院を手伝ったりしていた一家が
姉妹からの申し入れを受け、屋敷を継ぐことを決めたというのです。

「遠くの親類より近くの他人」とはいうけれど、
この都会で、どうしたらそんな濃い付き合いが生まれ得るのか。
私は信じられない思いで、現在屋敷を管理する久保愛美(くぼ・なるみ)さんにお話を伺うべく、
沖本邸を尋ねました。

いくつもの時代をくぐり抜けてきた屋敷と、そこに込められた人々の思い。
久保さんいわく、「この屋敷が人を選んで、呼んでいる気がする」。
それは、「事実は小説よりも奇なり」を地でいく物語でした。(担当:島崎)


暮しの手帖社 今日の編集部