最新号もニンゲンがいっぱい出てきます。

2016年11月25日

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ヒト出現率が高いなあ、と、われながら思うのです。
「顔」「手」「体全体」。
『暮しの手帖』誌面の話です。
新編集長(=ぼく)自身は、これまでの『暮しの手帖』を変える、なんてそんな大それた意識はなかったのですが、バックナンバーと比べてみると、最近けっこう変化してきてることに気がつきました(いまごろ!)。
たとえば。
シチューを作る坂田阿希子さん。その美しく動く手、ついでに坂田さんちの子猫ビスコ(全身)。
微笑む有本葉子さんと高橋みどりさん。プロのいい顔です。
キムチをしこむ李映林さんとコウ静子さん母娘(おやこ)。心が通じ合ってる!
「シフォンケーキは手でちぎって」と、なかしましほさん。
手作りのフレーベルの星。
ほどいた毛糸と残り糸でミトンの作り方を教えてくださる佐藤孔代さんを撮りに、スタッフは秋田県大館まで足を運びました。
………………
たんにレシピ、製法を提示するのではなく、『暮しの手帖』はその人の生き方、考え方、いい顔までお見せしたい、と思うのです。
「シチューをどうぞ」で、こんな一文があります。
《ビーフシチューは父の好物。家族で通った地元・新潟の洋食屋さんの味を思い出しながら、あれこれ工夫しました》
そんなシチュー、あったまるに決まっていますね。

最新号も、ていねいに、じっくり煮こんで、発売です。
編集長・澤田康彦


暮しの手帖社 今日の編集部