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生活の中で見つけた言葉
2026年11月05日

ライター・武田砂鉄さんによる本誌の人気連載「今日拾った言葉たち」をまとめた『せめて言葉にしがみつきたい』が完成しました。待望のシリーズ第二弾です。2022年秋号から2026年夏号までの約5年間に掲載したものから選り抜き、大幅に加筆修正をして一冊にしました。
頁を開くと、ハッとするような美しい言葉、もやもやする言葉、心温まるような言葉、切実な言葉などがズラリと並びます。共通するのは、物事の本質をつまびらかにする言葉の力。書籍、雑誌、新聞、SNSなどからその時々で気になったものを集めました。武田さんはそれらを見つめ、丁寧に考察を加えました。

表紙は、イラストレーター・朝野ペコさんによる電車の中で読書する人の絵。揺れる車内でつり革にしがみつき、淡々と頁に目線を落としています。そこにはどんな言葉が書かれているのでしょうか。本に夢中になり、言葉にしがみつきながら、読み手の思考はどこまでも自由に広がっていることでしょう。この絵をご覧になって、みなさまはどのように受け止めますか。
装釘は、デザイナー・鈴木千佳子さんが手掛けてくださいました。最初のお打ち合わせ時、これまでの連載頁をご覧になった鈴木さんが、「生活の中の言葉ですね」とおっしゃっていて、長く連載を担当していた私にとっては目からウロコで、目指すべき本の形が見えてくるようでした。レイアウトでは、言葉を額縁に飾るのではなく、より身近なものとして提示しています。
本書をお読みになって、「私ならこういうふうに考える」「これってそういうことだったのか」など、きっとさまざまな感想を抱かれることと思います。ぜひ、みなさまの言葉をお寄せいただけたら幸いです。
『暮しの手帖』編集部 中村 藍
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せめて言葉にしがみつきたい
