新刊のご案内

日々のモヤモヤを吹き飛ばしてくれます

2026年10月21日

私が「愛子さん」こと、柴田愛子さんに出会ったのは、『暮しの手帖』の連載「子育ての悩み相談室」の取材のときでした。

数年前、「兄弟喧嘩の悩み」について相談するため、自主保育園「りんごの木」を訪れました。一軒家のような園内に足を踏み入れたときの衝撃は、今でも忘れません。
絵本におもちゃ、座布団、粘土などが、床が見えないほどに散らばり、子どもたちは棚から飛び降りたり、壁に絵を描いたり、園庭では泥だらけで遊ぶ子も。それを笑顔で見守る大人たち(りんごの木では「先生」と呼ばず、名前で呼びます)。聞いてはいましたが、その自由なパワーに圧倒されました。

そんな場所を作ったのが、愛子さんです。保育歴50年以上の、現在78歳。テレビやラジオでご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
底抜けに明るい笑顔がトレードマーク。話していると、そのまっすぐで明るい言葉に励まされ、小さな悩みなどどうでも良くなってしまうから不思議です。その取材の帰り道も、足取りが軽くなったことを覚えています。私自身、3人の子どもを育てていて、毎日が戦争。怒ったり悩んだり、心身ともに忙しい中、愛子さんに会いに行けるのが息抜きのようにもなっていました。

愛子さんがたくさんいたら、子育てで悩む人はうんと減るだろうなと思い、誌面で愛子さんの言葉を届けられないかと始めたのが、連載「愛子さんの なんか変だな?」でした。取材をしていると、いつも話題はどんどん脱線し、愛子さんが日々感じている「なんかこれって変じゃない?」という話題に。そこから考えさせられること、もやもやしていたものが言語化されてスッキリすることなどがあり、これをテーマにしよう! と決めました。

連載から執筆してくださっているのは、ライターの藤沢あかりさん。2児の母であり、私と同様に日々子育てに奮闘中。私たちは悩みを抱えて愛子さんに会いに行き、晴々とした顔で帰路につく。毎回3時間以上にわたる取材内容を、的確にわかりやすくまとめてくださる藤沢さんには、愛子さんも私も感心していました。

そして、ユニークなイラストを添えてくださったのは、漫画家・絵本作家の藤岡拓太郎さんです。『たぷの里』『ゾウのマメパオ』が人気の藤岡さんは、どんな内容も少しひねっておもしろおかしくイラストに落とし込んでくださいました。本書の見どころのひとつです。

本書は2年間の連載分12編に、新たに9編のエピソードとコラムとして人生相談4編を収録。読み応えもしっかりありますが、手軽に読んでいただけるようデザインも工夫しました。1エピソードずつ完結していますから、育児中やお仕事が忙しく、なかなか読書の時間が取れない方でも少しずつ、またどこからでも読み進めていただけます。

読むと心が軽くなり、人生ってもっと楽しい、子どもって、人間っておもしろいと感じられると思います。手にとっていただけるとうれしいです。
以下オンラインショップからご注文いただくと、愛子さんの格言付き・限定しおりをプレゼントしています。

また、今回新たな試みとして、藤岡拓太郎さんに描いていただいた「変なりんご」イラストを使って、刊行記念グッズ3点を作りました。赤りんご、青りんごがかわいい、元気がでるグッズたちです。暮らしの彩りに、お一ついかがでしょうか。

『暮しの手帖』編集部 小林理海子


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愛子さんの なんか変だな?
ぐるぐる赤りんごのグラス
変な青りんごハンカチ
変なりんごマグネット 2種セット