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花森安治選集3 ぼくらは二度とだまされない

花森安治選集3 ぼくらは二度とだまされない

完結巻となる第3巻は、日本が経済大国へと急成長を遂げた1960年から、没年となる1978年までの、激動の昭和を鋭く見つめた作品群と絶筆を収録。
経済成長による歪みが顕在化した当時、花森は、政治腐敗や利益至上主義の経済社会、戦争や公害に対し、一本のペンを武器に国や大企業に臆することなく抗い続けました。
この叫びは、現代日本にも通じる魂のメッセージです。

[目次]

Ⅰ章 うじゃじゃけるな、世間よ!

風の吹く町で1 やらずぶったくり/ブルゥフレーム/モダンお長屋
風の吹く町で2 ケチでない歌手/カンちがい看板/つり出し番組/汽車ポッポ 
風の吹く町で3 現場へつれてゆく/あつい礼儀/タイトスカート/泳げない先生 
風の吹く町で4 〈消費者のために〉という言葉は美しいが…… 
風の吹く町で5 類似品アリ、ゴ注意クダサイ 
風の吹く町で6 クジビキ券/トンチンカンニクス/多すぎる踏切 
風の吹く町で7 ゼニがなくともくよくよするな/アホらしいキカイ  
風の吹く町で8 チョンマゲとネクタイ  

資料: この十五年という年と月と日々と  

 

Ⅱ章 ぼくらは ぼくらの旗を立てる

お茶でも入れて10 1ケタの保険証 
お茶でも入れて11 運動会がすんだら博覧会/いいかげんにしてくれ/二百八十億円  
どぶねずみ色の若者たち  
世界はあなたのためにはない
美しいものを
戦場
武器をすてよう
シェーファーのインク瓶
商品テスト入門
もののけじめ
国をまもるということ
無名戦士の墓 『朝日新聞』日曜版「東京だより」
見よぼくら一銭五厘の旗
 
コラム: 暮しの手帖の三つの幸せについて 
あとがき 『一銭五厘の旗』(1971年10月) 

 

Ⅲ章 ぼくには一本のペンがある
剣よりも強さ示そう

君もおまえも聞いてくれ 『文藝春秋』第50巻第3号 
わが思索わが風土 
1 校正の神様—本の目次に名入り/2 一夜の教え—言葉の本質を聞く/3「お母さん」—読めぬなら教えよ/
4 子供のけんか—親とは別の世界/5 一本のペン—剣より強さ示そう『朝日新聞』連載「わが思索わが風土1〜5」

内閣を倒した無学文盲の三人の女たち 
未来は灰色だから
二十八年の日日を痛恨する歌
もう、時間はいくらも残っていない
作りばなし たのしきナンキンマメ
ぼくは、もう、投票しない
人間の手について
早春と青春

解説 津野海太郎 元編集者、評論家
資料: 花森安治の主な仕事と作品年譜・1960〜78年

[著者]

はなもり やすじ
1911年、神戸市生まれ。松江高等学校を経て、東京帝国大学文学部美学美術史学科に入学。在学中より画家の佐野繁次郎に師事し、広告制作を手伝う。そこでコピーや、手描き文字、挿画、文字の組み方、色彩感覚を学ぶ。卒業後応召し戦地へ。病気除隊後、大政翼賛会の宣伝部に勤める。敗戦後の1948年、大橋鎭子とともに『暮しの手帖』を創刊、初代編集長となる。庶民に寄り添った衣食住の提案を行う傍ら、暮らしを脅かす戦争に反対し、環境問題に際しては、国や企業に対しても臆することなく鋭い批判を投じた。1956年 第4回菊池寛賞(花森安治と『暮しの手帖』編集部)、1972年 著書『一銭五厘の旗』が第23回読売文学賞(随筆・紀行賞)、同年に「日本の消費者、ことに抑圧された主婦たちの利益と権利と幸福に説得力のある支援を行った」との理由でラモン・マグサイサイ賞を受賞。

花森選集 1 美しく着ることは、美しく暮すこと 花森安治選集2 ある日本人の暮し
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暮しの手帖社 今日の編集部