新刊のご案内
編集長より、最新号発売のご挨拶
2025年11月24日

――編集長より、最新号発売のご挨拶
こんにちは、島﨑です。
皆さま、お元気でお過ごしでしょうか。私はといえば、すっかり「今年も終わり」の心持ち。ちょっとばかり気が早いでしょうか? いえいえ、 11月も終盤になれば、あっという間に年末がやってきますよ。
ということで、明日発売の『暮しの手帖』39号では、年末年始のおやすみに役立てていただきたい&じっくり読んでいただきたい企画をたくさんご用意しました。
選りすぐってご紹介しますと、例えば、「予算3000円の贈りもの」。
今年お世話になったあの人に、日頃の感謝を込めて、ちょっとしたものを贈りたい……。そんなとき、けっこう悩んでしまいませんか? すてきなものを選びたいけれど、大仰にもしたくない。なかなかセンスが問われます。
そこで、贈りものじょうずの方々に「おすすめ」をお尋ねする企画を組んでみました。ルールは「予算3000円」。ご参加くださったのは、スタイリストの荻野玲子さん、作家のくどうれいんさん、美容ライターの長田杏奈さん、『あまから手帖』編集長の江部拓弥さん、建築家の中村好文さんをはじめ、総勢10名。クリスマスやお年始の贈りもの選びに迷ったら、ぜひ、各位の「おすすめ」をご参考になさってくださいね。
贈りものといえば、心に届く「ことば」もまた、とびきりのプレゼント。「子どもはみんなで育てるものだから わたしが子育てでもらったことば」は、そうした思いで編んだ企画です。
漫画家の吉田戦車さんや、社会学者の富永京子さん、作家の松田青子さん、ミュージシャンの曽我部恵一さん、歌人の俵万智さんほか、各界の14名に、子育て中に他人からかけられてうれしかった「ことば」を伺いました。家族ではなく、「他人から」というのがポイントです。
思えば、私はこれまで折に触れて、子育てにまつわる企画を作ってきました。過去には、取材先の方から、「この企画、(子どもを育てたことのない)あなたが担当で本当に大丈夫なの?」と言われたこともありましたっけ。そのとき、ちっとも悲しくなかった、と言えばうそになります。でも本当には傷つかなかった。それはたぶん私が「子どもは家庭のなかだけではなく、社会で育てるものだ」と、心から信じているためでしょう。
本号にはそのほか、友人や親戚の集まりにも役立つこと間違いなしの料理企画「かたまり肉をもっとおいしく、もっと気楽に」(監修:今井真実さん)、オリジナルのクリスマスカードや年賀状が作れる「消しゴムはんこの楽しみ」(監修:中林ういさん)などなど。愛らしい動物たちのカレンダーもついていますよ!
どうぞ39号をかたわらに、暮らしを豊かに楽しんでいただけましたら幸いです。
『暮しの手帖』編集長 島﨑奈央
39号の目次は下記のリンクよりご覧いただけます。
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