新刊のご案内
編集長より、最新号発売のご挨拶
2026年03月24日

――編集長より、最新号発売のご挨拶
こんにちは、島﨑です。
ここ東京では桜がほころんできました。皆さまのお住まいの地域ではいかがでしょうか。
「春眠暁を覚えず」と思わず口をついて出るような心地よい季節。しかし、わが家では「暁を覚えず」どころではない日が続いています。
というのも、暖かくなってくると、愛猫が異様に早起きになるからです……。やわらかな肉球で人間たちの頬をやさしく執拗にたたき、「もう少しで夜が明けるよ」と教えてくれるのですね。
猫と暮らしていると、いろいろなことがあります。
ふと見ると、窓辺に干している椎茸のうえで、猫が気持ちよさそうに寝そべっていたり。
バタバタと料理をして「いざ食べん」と食卓につけば、置いておいた箸置きすべてが無慈悲に床に叩き落とされていたり。この「発売のご挨拶」も、PCの前から頑としてどかない猫の、脚と脚の間からモニターを覗いて書いています。なんて可愛いんだろうと思います。
動物たちと暮らす方なら、こうしたエピソードは、山のようにあるはず──。
そう考えて、本号では「動物たちのいる暮らし」と掲げて、「きみと一緒に」という企画を組みました。犬、猫、鳥、馬、やぎといった動物と人生をともにする方々に、「きみと一緒」にいるからこその、暮らしの豊かさについて語っていただきました。翻訳家・エッセイストの村井理子さん、俳優・造形作家の片桐仁さん、俳優の緒川たまきさん、写真家・安彦幸枝さんをはじめとする、各界でご活躍の10名の方々のお話。ご本人に提供いただいたお写真とともに、お楽しみくださいね。
「動物たちのいる暮らし」にはもうひとつ、ぜひお読みいただきたい企画がございます。
「猫のレモンが教えてくれたこと」は、陶芸家の小菅幸子さんと愛猫レモンの偶然の出会いから今日までをつづったルポルタージュです。おそらくは生まれてすぐに視力を失ったレモン。そのレモンの現在の平穏な日々、愛らしく天真爛漫なふるまい。そんなレモンが小菅さんに与えてくれるもの。小菅さんは、イスラエルによる侵攻がつづくパレスチナ・ガザ地区へ支援活動を行っています。尊く儚いいのちへの小菅さんのまなざしに、皆さまは何を思われるでしょう。

本号ではこれらの企画にちなみ、動物福祉の向上を目指して、チャリティー企画も行います。動物をこよなく愛する写真家・安彦幸枝さんにご協力いただき、保護猫のピーヤ、タロ、ミニミニのお写真をお借りして、3種の愛らしい猫ステッカーを制作しました。ステッカー単体、また、小誌41号とのセットでのお買い求めが可能で、ステッカーの売上は、送料と消費税を除いた全額を「公益社団法人 アニマル・ドネーション」に寄付いたします。詳しくはこちらをご覧のうえ、どうぞふるってご参加ください。ご興味を抱かれそうなお知り合いにも、ぜひおすすめいただけたらと思います。
▼詳しくはこちら
「猫のチャリティーステッカー」販売のお知らせ
もちろん、このほか、本号もさまざま実用的な記事を取り揃えています。「今日の食卓は彩りがとぼしいかも」というときに役立つ、少ない手順でできる「色で選ぶ、春の副菜」。家計にやさしい鶏むね肉と鶏ささ身を、しっとり柔らかおいしくいただくコツとレシピをご紹介する「鶏むね肉とささ身の満足おかず」。ボタンに装飾を施すことで長く着た服を新鮮な一着に生まれ変わらせる「ボタンをつけかえて」。日常生活のなかで手を動かす楽しみを味わえる「箸袋でさっとつくる箸置き」などなど。
フォークシンガー・森山直太朗さんと、料理家で文筆家の麻生要一郎さんの食対談もお楽しみに。
表紙を手がけてくださったのは、画家・山口幸士さん。幼い娘さんとお散歩中に見つけたチューリップを描いてくださいました。ぜひお手に取ってみてくださいね。
『暮しの手帖』編集長 島﨑奈央
41号の目次は下記のリンクよりご覧いただけます。
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