「物語」を身にまとう

2021年10月04日

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「物語」を身にまとう
(14号「三國万里子さんのおしゃべりなスカーフ 」)

空気が少しひんやりとするこの季節、
スカーフをくるりと巻いてみませんか?

スカーフをこよなく愛する、ニットデザイナーの三國万里子さん。
今回はまず、ご愛用の品々を拝見しながら、その魅力を語っていただきました。
「スカーフは、まるでデザイナーからの手紙のよう」と三國さん。
一枚の四角い布には作り手のいろんな思いがぎゅっと詰まっていて、
広げて眺めていると、愉快なモチーフに心が和んだり、
海の向こうの暮らしが伝わってきたり……。
お話を伺いながら、物語が紡がれているようなスカーフの奥深い世界に触れて、
たちまち魅了されてしまいました。

引き出しの奥に大切にしまっているスカーフがありましたら、久しぶりに取り出して、
シンプルな長袖のTシャツや、無地のセーターに合わせたりと、気軽に取り入れてみてください。
お持ちでない方は、お求めやすいヴィンテージのスカーフを選んでみてはいかがでしょう。
鑑賞してもたのしく、それを身につけておしゃれするうれしさを、
ぜひ味わっていただけるとうれしいです。(担当:佐藤)


暮しの手帖社 今日の編集部