ハッとする新鮮なおいしさ

2022年12月06日

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ハッとする新鮮なおいしさ
(21号「食堂いちじくの精進料理」)

「精進料理」と聞くと、身体にはよさそうだけど、味が淡白でなんだか物足りない。
恥ずかしながら、長年そんなふうに感じていたのですが、「食堂いちじく」という屋号で活動する料理家・尾崎史江さんの料理を口にして以来、精進料理の印象がガラリと変わりました。

「おいしさの秘けつは、ダシと油の使い方」と話す、尾崎さん。
たとえば「車麩のカツレツ」は、うす味で煮てからカリッと香ばしく揚げるので、ご飯が進むひと品に。「高野豆腐のふるふる煮」は、高野豆腐をさっと揚げてからダシときのこのうま味を含ませて、なんとも滋味深く、独特な食感のおいしさに仕上がります。
乾物は常備しておけるので、「冷蔵庫に肉も魚もない!」という時でも、今日は車麩があるから大丈夫、と慌てずに献立を考えられるようになりました。

そのほか、旬の野菜を楽しむ「百合根とせりのかき揚げ」や「洋風なますいなり」も、家族に大好評。どちらも見た目にも華やかなので、お正月のひと品としてもおすすめですよ。(担当:井田)


暮しの手帖社 今日の編集部