編集長体験トレッキングツアー中です!

2019年01月24日

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編集長体験トレッキングツアー中です!
──編集長より、新年のご挨拶と最新号発売のご案内

「自分はこの世界に観光客としてやってきた」
「何かをなしとげることが人生の目標だったと考えるとしんどいけど、観光が目的でした、だとちょっと気が楽でしょ」
と書くのは、漫画家のしりあがり寿さんです。
なるほど! 目からウロコでした。
氏が続けるには、
「自分の観光旅行を振り返ると、突然の両親宅へのホームステイから始まって、この世界の言葉覚えたり、ルール覚えたりして」「『思春期ツアー』でこの世界に生息する『女性』に出会ったりして」「興味のあった漫画家の『体験ツアー』に参加したり、『子育て体験コース』なんてのもやってみたり」
わあ、面白い!
この傑作原稿は本誌「随筆」欄でお楽しみいただくとして、その伝で行けば、ぼくなんかは「『暮しの手帖』の編集長体験トレッキングツアー」の真っ最中です。長い登りで、けっこう急峻、すべりやすかったり、途中降雨や落石もありそうで、たいへん危険なコースであります。
けれどまあ大勢の同行の仲間(編集部員やスタッフたち)と、それなりにわいわいと賑やかな登りくだりを繰り返しています。みんな真面目で元気で頼もしいなあ。おおい、この荷物もってくれえ! なんてね。
たいへんだけれど、愉しい。幸せです。食糧は多いぞ!

さあ、また新しい年の始まりです。
みなさまは、本年はどんな「観光」をされるのでしょうか?
2019年の編集部は4世紀100号を迎え、第5世紀という新世紀に突入します。7月には「1号」となります(小誌は「100号分で1世紀」とカウントし、号数がリセットされるという不思議な雑誌なのです)。
ちなみに今号は98号です。1月25日発売。春の到来を待ち望む、明るい一冊を編みました。
今年も、みなさまの暮らしに役立ち、豊かな彩りをお届けできる雑誌でありますように。芽吹き、花咲き、実りのある、健やかな一年が送れますように。
明日からは、例によりまして、各担当者が現場からご報告します。
しばらくおつきあいのほど、どうぞよろしくお願いします。

編集長・澤田康彦

98号の目次はこちらからご覧いただけます。

暮しの手帖の動画はこちらからご覧いただけます。


暮しの手帖社 今日の編集部