春の装いに、心浮き立つ刺繍を

2020年04月10日

10刺繍DSC_0097春の装いに、心浮き立つ刺繍を
(5号「ちいさな刺繍で春じたく」)

今日はちょっと元気を出したいという時や、ここぞという大切な時に、
手に取るハンカチがあります。
それは、成瀬文子さんがデザインを手がける「アトリエナルセ」の
月の刺繍のハンカチです。
こんなふうに心が浮き立つ刺繍を、身近なアイテムに刺すことができたら――。
そんな思いから、今回の企画は始まりました。

誌面では、ふわふわと舞い飛ぶたんぽぽの綿毛や、
花びらの数が少しずつ異なる小花、前述の月のモチーフなど、
どこか有機的だったり、遊び心が感じられる図案をご紹介しています。

「刺繍というと、図案通りにきっちり刺さなければと
考える方も多いと思いますが、今回ご紹介する図案はシンプルなものが多いので、
布地にざっくりと写し、あとは全体のバランスを見ながら
自由に刺していただいたら」と成瀬さん。
その言葉を思い出しながら実際に刺してみると、
「木の枝葉の伸び方を少し変えてみようかな。
この花は、花びらを6つにしてみようかな……」と、
どんどん楽しくなっていきました。

まずは、お好きな図案をひとつ、お手元のシャツや靴下、カットソーなどに
刺してみていただけたらと思います。
お子さんのものに刺すのも、おすすめですよ。
(担当:井田)


暮しの手帖社 今日の編集部