ゴミはどこから来て、どこへ行くのか

2020年10月12日

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ゴミはどこから来て、どこへ行くのか
(8号「服部さんのサステナブルライフ」)

ある日、羽田空港の土産物売り場で、私は頭を抱えていました。
「あれもこれもおいしそう、どれにしようかな」と悩んでいたのではありません。「どれもこれもなんでそんなにも、何重にも包まれているんだ!」と嘆いていたのです。

その日、訪ねることになっていたのは、高知県に住むご家族、服部さんのお宅。できるだけゴミを出さず(ゼロ・ウェイスト)、プラスチック製品を消費しない(プラスチックフリー)生活をしている、というご一家です。

そんな彼らに、過剰包装の手土産を持ってゆく、心の重さたるや。仕方なく、もっとも包みが簡素に見える羊羹を求め、飛行機に乗りました。

ゴミ問題。
まったく気にならない、考えたこともない、という人は少ないでしょう。
多くの人が、ゴミを減らせるなら減らしたい、そう考えているはずです。
作っては壊し、使っては捨てる生活が、いつまでも続けられるものではないこと、また、収集日に出したゴミが消えてなくなるわけではないこと、そして、「リサイクル」の処理が理想ほどうまくいっていないことも、うすうす、わかっています。

でも、どうしたらいいか、わからない。
何から手をつければいいのか。「エコロジー」と引き換えに、生活の便利さを、どこまで手放せばいいのか。

この特集は、そんなゴミ問題に自分たちなりに取り組み、環境負荷が小さい暮らしを続ける服部さん一家(雄一郎さん、麻子さん夫妻、桂くん、翠ちゃん、朔くんという3人の子どもたち)の暮らしがどんなものか、その様子を追ったものです。

ゴミは毎日どれくらい出ますか?
プラスチック製品なしで、暮らしは成り立ちますか?
不便じゃないですか? 無理していないですか?
プラスチックって、そんなに問題なものですか?
そもそも、どうしてこういう生活をするようになったのですか??

服部さんご一家は、たくさんの(ぶしつけな)質問、疑問に、面倒くさがることなく、丁寧に答えてくれました。

折しも、7月1日からレジ袋の有料化がスタートしました。この特集が、私たちのこれからの生活を考えるヒントになればと願っています。(担当:島崎)

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暮しの手帖社 今日の編集部