自分のためにも、贈り物にも。ほっとするあたたかさです

2020年12月08日

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自分のためにも、贈り物にも。ほっとするあたたかさです
(9号「ぬくもりのアイピロー」)

今年は春から、先の見えない不安な日々が続いていますね。
みなさんも眠れない夜が多いのではないでしょうか。

緊急事態宣言が発令されたころ、私は家でひとり、企画を考えていました。
「どうにか、この不安をやわらげられるようなことを、読者のみなさんにお届けできないかな……」
そこで思い出したのが、布物作家の中川糸子さんが作るアイピローでした。

中身は小豆と乾燥ラベンダー。電子レンジであたためて、繰り返し使えます。
中川さんに早速作り方を教わり、家に余ってる半端な布で作ってみました。
最初は難しそうに思えましたが、教わった通りに手を動かせば、案外スムーズに完成。
目の上にのせてみると、じんわりとしたあたたかさと適度な重み、いい香りに、身も心もゆるみます。
首やお腹にもフィットします。

「これはいい!」と、試作を兼ねていくつか作り、お世話になっている方たちへ贈りました。
すると後日、こんなお礼のメールをいただいたのです。

「開けた瞬間に、部屋中にラベンダーの香りが広がりました。
香りのあるギフトってすばらしいなぁと、受け取ってみてはじめてわかりました。

早速、使ってみました。
市販品のものに比べて、ひとまわり大きいので顔からずれ落ちる心配がなく、
気をつかわずにぐうぐうと眠れるので、すごくすごく良かったです。

昨日は夜遅くまで仕事をして、ぐったりしていたので、
このアイピローがこのタイミングで届いて、つかれたからだにとても沁みました」

編集部でも何人もが試作をしてくれて、「あれから使っているけど、ぐっする眠れるよ」という報告をくれます。
ふだん手芸をしない方でも作れるように、中川さんと試行錯誤を重ねて作りやすく工夫しました。
作り方を写真や図でしっかり解説しておりますので、ぜひお試しください。
みなさんや、みなさんの大切な方たちにも、あたたかな夜が来ますように。(担当:平田)

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暮しの手帖社 今日の編集部