新たなおいしさに出合えます

2022年06月03日

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新たなおいしさに出合えます
(18号「なす七変化」)

これからの季節、よりいっそうおいしくなる「なす」。
数ある野菜の中でも、ちょっと特別な存在だと思いませんか?
揚げたり焼いたりすると、油をよく吸って食べごたえが出ますし、
グリルで焼くと香ばしく、蒸すとみずみずしいおいしさが味わえます。

こんなふうに幾通りもの味わいが楽しめるなすですが、
いざ自分で料理するとなると、
手っ取り早く炒めものにしたり、みそ汁に入れたりすることが多く、
そのおいしさを存分に味わいきれていていないことが、
もったいないなと思っていました。

そこで、「野菜のなかでも、特になすが好き」
と話す料理家の渡辺康啓さんに、
なすをいろいろに味わえる7品を教えていただきました。

イタリアやアジア各国で食べた味を再現するのが得意な渡辺さん。
こんがりと焼いたなすを韓国風のさわやかなナムルにしたり、
蒸してから炒めものに使ったりと、ほほうと唸る発見がいっぱい。
ちょっとした切り方の工夫や調味料使いで、
定番の「なすのステーキ」や「麻婆なす」もワンランク上の仕上がりに。
おもてなしにもぴったりの洒落たイタリアンやエスニック料理まで、
なすの新たなおいしさに出合えますよ。(担当:平田)


暮しの手帖社 今日の編集部