よゆうができれば、料理は楽しく続けられる

2022年09月23日

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いま発売中の新刊『新装保存版 これで よゆうの晩ごはん』の内容を少しご紹介します。
この本でご提案しているのは、朝「かんたん下ごしらえ」をしておいて、夕方は手早く仕上げる、という料理の方法です。
この「下ごしらえ」とは、材料を漬ける、重ねる、混ぜる、レンジにかける、さっとゆでるなど、10分ほどでできる手軽なものです。そして、夕方家に帰ったらパパっと仕上げることができるのです。本の巻頭ではそのポイントを、ヨシタケシンスケさんのイラストで解説しています。楽しくわかりやすくて、これも見どころのひとつ。どうぞお楽しみに。

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レシピ指導は、ワタナベマキさん、上田淳子さん、大原千鶴さん、渡辺有子さん、飛田和緒さんの5人。ご自身が忙しいときに、「実際に重宝しているレシピ」を教えていただいたので、その実用性は折り紙付きです。
たとえばひとつ、この本らしい料理をご紹介しましょう。上田淳子さんの「鶏天」です。私たち編集部員や撮影スタッフが、試食でいただいたときにとても感動した秀逸レシピです。
下ごしらえは、鶏のささみをごくシンプルな調味料に数時間漬けておくだけ。味がしっかり入っているから、夕方は味つけの必要なしで、衣をつけてさっと揚げるだけ。
はたしてそのお味は……パサつきがちな鶏ささみが、驚くほどふんわり、そしてしっとり。衣はサクッとして、ほどよい塩味があと引くおいしさ! 試食だというのにパクパクとたくさんいただいてしまいました。
「かんたん下ごしらえ」で作るメインのおかずを中心に、少ない材料で作れる副菜やダシいらずの汁もの、そして、いろいろな料理に展開もできる常備菜まで、全部で139品のレシピ集です。組み合わせれば、献立も悩まず簡単に決まります!
料理は毎日途切れなく続くものです。ぜひこの本をご活用いただいて、少しでも気持ちによゆうを持っていただけたら、日々の料理を楽しんでいただけると思うのです。(担当:宇津木)

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暮しの手帖社 今日の編集部