暮しの手帖社

山からの贈り物
（20号「いも、栗、柿。秋の山土産」）

空気も少しずつひんやりとして、季節の移り変わりを感じられるようになりました。
秋の訪れ、うれしい実りの季節です。
この記事では、旬の素材を大切にされる「ごはん屋ヒバリ」の田中聖子さんに、山からの贈り物である、さつまいも、栗、柿を主役にしたレシピを教えていただきました。
おかずからご飯もの、酒の肴、おやつまでの10品のメニューは、シンプルな調理法で野菜や果物のおいしさを引き出した味わい。しみじみと幸せを感じられます。

撮影は夏に行ったのですが、鶏肉のダシがやさしい味わいの「栗とぎんなんの炊き込みご飯」や、甘さと苦味が絶妙なバランスの「柿と春菊の白和え」、ホカホカの焼きいもにゴルゴンゾーラチーズをのせていただく「焼きいもチーズ」など、一皿一皿のおいしさにスタッフ一同感動し、焼きいも談議に花が咲いたりと、早くも秋を満喫した一日でした。

おなじみの素材なのに、田中さんの手にかかると初めて出会うおいしさがうまれます。
とても作りやすいので、ぜひご家庭で味わっていただき、楽しい秋の時間をお過ごしください。（担当：佐藤）