「好き」を支える、街のお店 ──奈良〈MARUMARU〉、大阪〈ムツミ商店〉

2018年01月30日

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「好き」を支える、街のお店
──奈良〈MARUMARU〉、大阪〈ムツミ商店〉
(92号「行司千絵さんの愛するお店」)

ちょうど1年前、本誌86号でご紹介した「行司千絵さんの洋服世界」を、覚えていらっしゃるでしょうか。
京都新聞の記者である行司千絵さんは、おしゃれ好きが高じて、ご自身とお母さんに洋服を作り始めました。
それが、ある日、作家のいしいしんじさんの目に留まり、「ぼくにも作って」とお願いされて……。
思いがけず広がっていった豊かな洋服世界と、その流行とは距離を置いた個性的で自由なデザインに、目をうばわれた方もたくさんいらっしゃったことでしょう。

今号では、そんな行司千絵さんが、その創作に大きな力をいただいているという「大切なお店」を紹介してくださいました。
1件目は奈良にある小さな民芸品店。なんと11歳の時から通うお店です。
2件目が大阪にある羅紗屋(らしゃや)さん。羅紗屋ってご存知ですか? テーラーなどに布を卸す専門店です。

私たちはそれぞれに「本が好き」「動物が好き」「写真が好き」、いろいろな「好き!」がありますが、街には、その感性を育て、支え、惜しみなく知識を授けてくれる素敵なお店や素敵な人がたくさんいるのですね。
暖かくなってきた今日このごろ。
「行司千絵さんの愛するお店」を読むと、街に出て、人と少しおしゃべりしてみよう、という気持ちになります。
(担当:長谷川)


暮しの手帖社 今日の編集部