対話が暮らしを変えていく【『わが家の家事シェア』1章 心地よい暮らしの形を模索中。】

2020年12月12日

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暮しの手帖別冊『わが家の家事シェア』から、「1章 心地よい暮らしの形を模索中。」をご紹介します。

この章では、共に暮らして数年、今まさに人と共同して生活することの面白さと難しさを実感する3つの家庭を取材しました。

たとえば、清田志織さん(36歳)と清田隆之さん(40歳)の家事シェア事情。
志織さんは、翻訳エージェントです。隆之さんは、朝日新聞で連載『悩みのるつぼ』で読者相談の回答者として活躍されているほか、『さよなら、俺たち』などの著作で、社会のなかで無意識に醸成されてきた「男らしさ」「女らしさ」に潜む違和感、ジェンダー(社会的的・文化的にに作られた性別)の問題について発信している文筆家。おふたりは昨年、双子のお子さんを家庭に迎え、子育てを始めました。今は、子どもたちの要求に向き合っていると一日が暮れていく……、仕事は子どもたちが寝ている合間に……という忙しい日々を送ります。
ふたりは、家事と育児を、お互いの状況や何となく漂う「そろそろ感」を察知して、「できるほうができるときに」バランスをとってやっているといいます。
実は一緒に暮らす前、互いに家事経験がほとんどなかったというふたり。どうして、互いに能動的に支え合うことができるようになったのでしょうか?
それぞれが家事の大切さを自覚するようなきっかけや、日々の対話の重ね方、互いの価値観の違いをすり合わせる様子を聞きました。

1章では隆之さん・志織さんのほか、『暮しの手帖』本誌連載「よっちぼっち 家族四人の四つの人生」でおなじみの写真家・齋藤陽道さんと盛山まなみさんのご家庭、著作に『夫婦ってなんだ?』がある文筆家・トミヤマユキコさんとミュージシャン・オカモトMOBYタクヤさんのご家庭も取材しています。

とある家庭のエピソードは、他人から見れば、どこかユーモラス。
でもきっとこの本を読み終える頃には、あなた自身が、あなたの家庭の家事と暮らしについて話したり考えたりしたくなる、そんな1冊です。
(担当:長谷川)

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※この本の詳細は下記の特設サイトをご覧ください。
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暮しの手帖社 今日の編集部