新しいメガネで毎日が快適に過ごせるようになりました。

2018年02月06日

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新しいメガネで毎日が快適に過ごせるようになりました。
(92号「メガネのいま」)

近頃、本を読むのがつらい、目が疲れると感じていませんか?
また、遠近両用レンズは年配の人用。視界がゆがんでかけていられない。
そんなふうに思っていませんか?
遠近両用レンズをはじめとした、近くから遠くまで連続的に度数が変化する累進屈折力(るいしんくっせつりょく)レンズは目ざましく進歩しています。スマホ、本、パソコン、テレビ、風景と様々な距離のものを見なければならない現在の生活に、累進屈折力レンズはマッチしています。
この企画では、累進屈折力レンズの特長とメガネを作るとき、かけるときに心がけたいことを紹介しました。
ひとりひとりの暮らしが違うように、その人に合ったメガネも違います。ライフスタイルに合わせて作ったメガネをかけると、疲れにくく快適な毎日が送れるようになります。若い方の疲れ目をサポートするレンズもできています。
私は近眼で、10年以上遠近両用レンズや中近用レンズのメガネをかけてきましたが、老眼が進むにつれて近くが見えにくくなりました。本を長時間読むのがつらくて、普段用と読書用、さらには遠くが見やすい旅行・鑑賞用のメガネ3本を使い分けていました。一番つらさを感じていたのが書店に行った時で、本の分類を示す天井近くの表示と、本の背表紙、本の頁を見るのが1本のメガネではできませんでした。
今回お話を伺った梶田雅義先生にメガネを処方していただき、書店で本を探すのも、車内で新聞を読むのも、スマホを見るのも、編み物も楽にできるようになりました。
梶田先生は「すべてがよく見えるメガネなんてありません」とおっしゃいます。
私のこのメガネも、遠方を見る度数と近方を見る度数の差が今までなく大きいので、かけはじめは四角い紙が台形に見え、階段の傾斜が急に見え、足元がよく見えないので怖く感じました。2週間ほどして慣れてからも、遠くのビルの上の方の看板は読めても、近く建物の看板は読みにくい、向こうから来る人の顔の判別がつきにくいなどの点があります。でも近くを見ることが多いので、毎日がずっと過ごしやすくなりました。
目が疲れて困っているという方にぜひお読みいただき、疲労を和らげる助けになれれば幸いです。(担当:高野)


暮しの手帖社 今日の編集部