旬の野菜をたっぷりと

2021年06月01日

旬の野菜をたっぷりと
(12号「初夏の和えもの」)

「和えもの」といえば、いんげんやほうれん草のごま和えなど、定番の小鉢料理を思い浮かべる方が多いでしょうか。
けれど、野菜や乾物を使った和食料理を得意とする前沢リカさんが作るのは、もっと新鮮で、ダイナミック、まるでサラダのように、野菜をたっぷりといただける和えものなのです。
本号では、新にんじんや新ごぼう、うど、新れんこんなど、時季を逃さず食べたい野菜をふんだんに使った7品をご紹介します。味つけは、白みそと米みその配合が決め手のみそ衣、カラ炒りした白ごまの風味豊かなごま酢、さっぱりとしたあと口が食欲をそそる梅肉、ピリリとアクセントを効かせた辛子しょう油の4種。
ポイントは、食材から出る水分をよく拭き取り、水っぽくならないように注意すること。それさえ守れば、簡単にできるのが嬉しいところです。蒸し蒸しとするこの季節、みずみずしい野菜をもりもりと食べて、元気に夏本番を迎えたいものですね。(担当:島崎)


暮しの手帖社 今日の編集部