片桐はいりさんの「鼻歌」レパートリー

2021年06月02日

片桐はいりさんの「鼻歌」レパートリー
(12号「わたしの大好きな音楽 オールタイムベスト10」)

いろいろな分野でご活躍の方に、
「あなたの大好きな音楽を10曲教えてください」と投げかけ、
それぞれの曲に抱く思いを語っていただくこの連載。
これまで、フジコ・ヘミングさん、群ようこさん、藤井隆さん、
松重豊さん、八代亜紀さんなどなど、
バラエティに富んだ方々が誌面を飾ってくださいました。
今号では、強烈な存在感とやわらかい雰囲気が同居するという、
唯一無二の個性を持つ俳優、片桐はいりさんが登場します。
「音楽はそれほど詳しくないけど、
鼻歌のレパートリーなら10曲出せると思いますよ」
とのお返事をいただいたとき、
「えっ、鼻歌で10曲もあるんですか!?」と
のけぞってしまいました。
「片桐さん、私生活も鼻歌まじりで、
ゴキゲンに暮らしているんだなあ……」と
想像していましたが、取材は
「鼻歌どころではない時期もあったんです」
という片桐さんの意外な一言から始まりました。
だからこそ、久しぶりに鼻歌を歌っている自分に気づいたとき、
とっても驚いて、とっても嬉しかったのだそう。
「最近嬉しくて鼻歌を歌ったときは?」と尋ねてみると、
「コロナ禍でずっと会えていない友人が、
おいしいものを玄関先まで届けてくれたこと。
最高級に気分のいいときに出るシナトラの替え歌
「♪とってもいいんじゃない♪」が思わず口をついて出ました(笑)」
片桐さんには
「こんな気分のときは薬師丸ひろこ、
こんなときはモータウン」といったような
自分なりの鼻歌プレイリストがあるそう。
みなさんも、自分自身の鼻歌レパートリーを思い出しながら、
読んでみてくださいね。(担当:田島)


暮しの手帖社 今日の編集部