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少しの気遣いで、本格の味

2024年12月02日

少しの気遣いで、本格の味
(33号「ブイヨンいらずのご馳走スープ」)

冬になると食べたくなる料理といえば、温かなスープですよね。中でも、オニオングラタンやクラムチャウダーは、自分で作ったことはなくても、心惹かれるメニューではないでしょうか。

今回ご紹介するのは、そんな2品のほか、フランスの家庭料理から発想した「牛肉とにんじんのスープ」と「コック・オ・ヴァンふうスープ」の4品です。

だいたいのスープには、大量の香味野菜や鶏ガラを数時間煮込んでとるブイヨンが欠かせません。でも、スープひと品にそこまで手をかけるのは、なかなか難しいですよね。そこで料理家の渡辺麻紀さんに、ブイヨンを使わなくても作れる「ご馳走スープ」をリクエストしたのでした。
玉ねぎをじっくり炒めて甘味を引き出す、フライパンや鍋についた食材のこびりつきをもれなくこそげて一緒に煮込む、煮込み時間はレシピに忠実に。などなど、ちょっとした気遣いが必要ですが、うま味たっぷりに仕上がります。

編集部で試作をしてとくに人気だったのは、鶏手羽元を使ったコック・オ・ヴァンふうスープ。うま味が重なった複雑な味わいが好評でした。少ない材料で作れる牛肉とにんじんのスープは、大ぶりに切った皮つきのにんじんのおいしさに驚きますよ。
「フランスでは手をかけたスープは立派なひと品で、食卓の中心です」と渡辺さん。あなたにもぜひ味わっていただきたいおいしさです。(担当:佐々木)

想像以上に編むのが楽しい一枚です

2024年11月29日

想像以上に編むのが楽しい一枚です
(33号「さらりと羽織れる三角ショール」)

外は冷たい風が吹いているけれど、屋内は暖房であたたかく、服装の調整が難しい今日この頃。「こんな季節は、ショールが一枚あると重宝しますよ」と教えてくださったのは、あみもの作家の那須早苗さん。サイズや編みやすさにこだわったショールをご考案くださいました。
出来上がった作品は、ご覧の通り、とてもすてきで、胸がときめきます。と同時に、透かし模様や、裾のスカラップが難しそう……と、不安もありました。ところが編み始めると、難しいことは全くなく、単純な模様の繰り返しで、慣れてくると編み図を見なくてもすいすい編めます。そして、段を増すごとに、目数がどんどん減っていき、裾が自然とくるんくるんとスカラップ状になっていくのが楽しい! これまでで一番夢中になった編みもの体験でした。
出来上がったショールは指定よりひとまわり大きく仕上がりましたが、ウェアと違ってサイズをあまり気にしなくていいところも気楽ですよね。
さっと羽織れば自然と肩にフィットして、あたたかいのはもちろん、しゃれたアクセントに。マフラーのようにくるっと巻いたり、無造作に結んだりしても様になります。スタイリストの岡尾美代子さんによる、すてきなコーディネートとともに、誌面をお楽しみください。(担当:平田)

プリンも暮らしも手作りで

2024年11月28日

プリンも暮らしも手作りで
(33号「毎日おんなじ、それがいいい アムさんとカトキチさんの18年」)

アムさんとカトキチさんは、北海道は富良野でプリン屋を営む夫妻です。料理家・高山なおみさんの著書や日記にたびたび登場するので、ご存じの方も少なくないかもしれません。ふたりがプリンを作る小屋は広い丘のうえに建ち、見渡せば遠くにぽつんぽつんと民家があるだけ。大自然のなか、自分たちで作った小さな家に暮らしています。
彼らが東京から富良野に移り住んで今年で18年、プリン屋を始めて20年と聞いたとき、私は感慨深い思いを抱きました。富良野への移住を考えだした当初から、計画とその進み具合を逐一、ホームページに綴っていたアムさんとカトキチさん。私は折に触れてそれを読んでおり、他人とは思えない親近感を抱いていたのです。
長い年月を経て、ふたりは今、どんな暮らしをしているのか。節目の年の2月、雪にすっぽりと覆われた、銀世界の富良野を訪ねました。(担当:島崎)

お詫びと訂正(おそうざいふう外国料理19刷)

2024年11月28日

日頃より暮しの手帖社の本をご愛読くださいまして、誠にありがとうございます。

このたび、小社刊行の書籍『おそうざいふう外国料理』第19刷の一部商品に、印刷不良が発生していることが判明いたしました。
当該書籍をご購入いただきました読者の皆さま、ならびに関係者の皆さまに心よりお詫び申し上げます。

第19刷の印刷不良品は、暮しの手帖社にて良品と交換いたします。
たいへん恐れ入りますが、交換をご希望のお客さまは、不良品を下記の通り小社にお送りくださいますようお願い申し上げます。

今後はこのようなことのないよう、品質管理の向上に努めてまいります。

【当該書籍】
『おそうざいふう外国料理』 ISBN:978-4-7660-0038-2
第19刷(2023年9月7日発行)の一部商品

【印刷不良箇所】
P181「作り方」右端の行の一部欠落

訂正箇所

【交換方法】
お手元の当該書籍を、下の宛先へ「送料着払い」にてお送りください。その際、お客さまのお名前、ご住所、お電話番号を記載したメモを同封してくださいますよう、重ねてお願い申し上げます。
書籍を受領次第、小社より速やかに良品をお送りいたします。

【宛先】
〒101-0047 東京都千代田区内神田1-13-1 豊島屋ビル3F
暮しの手帖社 経営企画部 交換係
電話番号:03-5259-6001

【本件に関するお問い合わせ】
電話番号:03-5259-6001 ※受付時間 10:00~17:00(土日祝日を除く)
メール:info@kurashi-no-techo.co.jp

心に留める大切な言葉

2024年11月27日

心に留める大切な言葉
(33号「わたしの座右の銘」)

あなたには、「座右の銘」がありますか。新しい1年に思いを馳せながら、いつの日か心に留めた言葉を、改めて思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

今号では、料理家のホルトハウス房子さん、タレント・ブランドプロデューサーのpecoさん、漫画家のちばてつやさん、ミュージシャンのYO-KINGさん、パティシエの鎧塚俊彦さん、アナウンサーの堀井美香さん、野球解説者の川藤幸三さん、女優・モデルの菊池亜希子さん、落語家の柳家喬太郎さん、漫才師の哲夫さん(笑い飯)、歌手のUAさん、音楽家の大友良英さん、写真家の梅佳代さん(登場順)に、座右の銘をうかがいました。

みなさんの座右の銘の由来は、心に響いた本や歌詞の一節から、誰かにかけられた一言から、自ら思いついて……などさまざま。短い言葉の中に、その人の性格や暮らしぶり、生きる指針のようなものまで見えてくるからふしぎです。漫画家のしりあがり寿さんが描く絵とともに、お楽しみください。(田村)

作る人だって楽しみたい! 会話が弾むおもてなし

2024年11月26日

作る人だって楽しみたい! 会話が弾むおもてなし
(33号「気楽なおもてなしはいかが?」)

年末年始はおもてなしの機会が増えます。こんな時、何を作ったら喜んでもらえるかしら……。そう考えるとつい、手のこんだ料理を作らなければ、と思ってしまいがちですよね(そして、買い物だけで疲れてしまいがち)。
そこで今年は、肩ひじ張らず作れるのに、とびきりおいしい料理はいかがでしょう。家族や親しい人たちとゆっくりおしゃべりを楽しめますよ。この記事では、そんなふたつのコースをご紹介します。
ひとつは、旬の食材を使った料理が評判のビストロ「永福食堂」さんによる、ローストチキンが主役のイタリアン。ローストチキンは骨つきの鶏もも肉で手軽に作れるのに、皮はパリッ、身はふっくら仕上がります。
もうひとつは、中国料理愛好家の酒徒(しゅと)さんによる、手軽で滋味深い味わいの中国料理。冬の野菜をたっぷりいただける、ヘルシーな北京料理です。

試作をして編集部のテーブルに並べると、大盛り上がり! 
「お店の味みたい」(担当:凝った食材や調味料は使っていませんよ)
「ついおかわりしてしまった」(担当:ほとんど野菜だから大丈夫!)
「疲れた体に染みわたる」(担当:お疲れさまです)
「お酒が飲みたい……」(担当:仕事中ですよ。プライベートで作ってね)
などなど、うれしい感想が飛び交いました。

永福食堂さんと酒徒さん、それぞれが長年作り続けてきた、とっておきのレシピです。コースを再現するのはもちろん、単品で作れば、今夜のおかずに役立つのも魅力ですよ。(担当:平田・井田)

今年のカレンダーも自信作です

2024年11月25日

今年のカレンダーも自信作です
(33号特別付録 塩川いづみカレンダー「季節のなかの赤」)

あわただしい日々を過ごし、ふとカレンダーに目をやるともう11月……
この一年を彩ってくれた特別付録のカレンダー、トラネコボンボンさんの猫の旅もそろそろ終わりに近づいています。
思えばこの付録は、2022年版からはじまったのですが、今年もこの季節がやってきました。
4作目となる今回は、人気イラストレーターの塩川いづみさんに、身近な暮らしの中の「赤」をポイントにした、その季節にぴったりのモチーフを描きおろしていただきました。

表紙のリンゴからはじまり、日の出、スイカ、落ち葉など……
塩川さんのやさしい「季節のなかの赤」は、心にぽっと灯りをともしてくれます。
カレンダーを綴じこんだ袋は、来年の干支、縁起がよさそうな紅白の巳柄です。
こぶりなサイズの壁かけタイプで、どんなお部屋にもなじむ、シンプルなデザインのカレンダーです。
毎年飾ってくださっている方はいつものところに、はじめての方は目の届きやすいお気に入りのスペースに、ぜひどうぞ。(担当:空地)

苦手だからこそ

2024年11月25日

苦手だからこそ
(33号「わたしの手帖 阿川佐和子さん」)

あれはまだ、夏の盛りのことでした。「こんにちは! 暑いわね」と言いながら、撮影スタジオにひとりで現れた、作家の阿川佐和子さん。さっと自分でメイクを直すと、「どれくらいの大きさの写真? あんまりアップにしないでね」と笑い、すっとカメラの前に立ちました。その振る舞いの、なんと自然で気さくなこと! 初対面ながら、一気に魅了されてしまいました。

阿川さんは、ホストを務める週刊誌の対談連載で、実に1500人以上の人と対話してきた、いわばインタビューのエキスパート。それなのに「インタビューは苦手ですよ」と話します。SNSとは異なり、相手と顔を合わせて、時間を共有する楽しさと怖さ。慢心せず、苦手なことに挑戦し続ける心構えとは。阿川さんの謙虚でフラットな人柄が感じられる取材になりました。(担当:島崎)

かけがえのないものって?

2024年11月24日

かけがえのないものって?
――編集長より、最新号発売のご挨拶

こんにちは、北川です。
暖冬といえども、しだいに寒くなってくると、年の瀬が近いのだなあとしみじみします。昨年のいまごろに出た27号の「編集者の手帖」に、「懐猫(ふところねこ)」という造語を載せたところ、「わかるなあ」とおっしゃる方がけっこういらっしゃいました。
就寝時に布団の端をちょっと上げると、飼い猫がするっと入ってきて、胸のあたりをぬくぬくと温めてくれる。生きものと暮らす喜びはいくつもありますが、これもその一つで、私にとっては冬の風物詩。昨晩も「懐猫」を味わいましたよ。

さて、最新号の表紙をご覧ください。ベッドに入った少年のまわりに、いろんな生きものが集まっています。犬や猫、小鳥、そして夢の中に息づくような不思議な生きものたち。緻密でファンタジックな世界の作者は、画家のjunaida(ジュナイダ)さんです。
そう、少年が開いているのが『暮しの手帖』だと、お気づきになりましたか? この一冊を開けば、知らない世界を旅したり、「暮らし」の奥深い面白さに入りこんでいけたりする――私はそんなことを連想するのですが、皆さまはいかがでしょう。
年末年始にお届けするこの号は、「冬休みの間にじっくり読んでくださる方が多いはず!」と、力を入れた11本の特集記事を揃えました。発売日の25日から一つずつ担当者がご紹介しますので、ぜひお読みになってくださいね。

私が担当した特集記事の一つは、「湯宿さか本 冬の味」。このお宿の若き経営者、坂本菜の花さんを取材した記事「普通をしっかりやっていく」(22号)がご記憶にある方もいらっしゃるかもしれませんが、今回は宿の料理から6品の作り方を教えていただきました。
「さか本」があるのは石川県珠洲(すず)市で、海の幸、山の幸に恵まれた土地です。「カキと大根の水餃子」は、近隣の穴水町でとれたカキを小さく切り、大根の角切りとともに包んでゆで上げたもの。熱々に酢じょう油をつけて頬張れば、まさに「冬の味」が口いっぱいに広がります。
編集部で試作して「まるでお店の味!」と驚かれたのは、「はす蒸し」。すりおろしたれんこんと市販のウナギの蒲焼きを合わせて蒸し、葛でトロミをつけたダシをはる料理ですが、これを冷え込む日にいただいたら、さぞおいしいだろうなあ。
私がいちばん好きなのは、「小芋の天ぷら」。小さな里いも(石川小芋)をうす味のお煮しめにし、ごくうすい衣をつけて揚げるという、なかなか凝ったひと品です。サクッと齧った瞬間は、「里いもを揚げただけなのかな?」と思うかもしれませんが、あとから甘味とうま味がじわっと追いかけてきて……手をかけるだけの意味がある、そう思える「滋味深さ」なのです。

さか本の年内営業は、大晦日の朝まで。昼前には、長い付き合いのお客さんが十数人、各地から集まってきて、大掃除が始まります。
お客は「勝手知ったる」という感じでそれぞれの持ち場をテキパキと清め、終えたら、土間でわいわいと餅つき。続いてチームに分かれてそば打ちをし、夜はご馳走を囲んで語らい、除夜の鐘が鳴るころにそばをゆでて啜る。それはもう、賑やかであったかな年越しなのです。
昨年の大晦日、私もこの輪の中に混ぜてもらって過ごし、翌元日の夕方、能登半島地震を体験しました。水や電気が止まった状況でしのいだ数日間のことは、以前にも書きましたので省きますが、帰京してからもずっと、能登の風景が心にありました。
今回の記事は料理のほかに、「震災で、菜の花さん一家が経験したこと、考えたこと」を読み物としてまとめています。そもそも、ご紹介する6品はいずれも、大晦日の集いによく出される料理なのです。
地のものを生かし、心を尽くして作る料理。それを気の置けない人たちと分かち合うひととき。そうした「人との繋がり」があるからこそ、いざというときに助け合うことができる。料理と震災、ふたつは離れているようでいて、ちゃんと結びついています。
そして、震災のような「非日常」をしのぐ力は、日常の暮らしを人任せにせず、手と足と知恵を使い続けることで培われるようにも思います。まさに「普通をしっかりやっていく」ことが大事なのですが、さて、自分がそれをできているかな……やっぱり、省みてしまうのです。

あなたの暮らしにおいて、本当にかけがえのないもの、守りたいものってなんでしょうか。年末年始にこの一冊をゆっくりと繰りながら、そんなことにも思いをめぐらせていただけたら嬉しく思います。
最後に、能登で大雨による土砂災害に遭われた方々に、心よりお見舞いを申し上げます。どなたさまも、どうかお身体をいたわって、穏やかな年越しをお迎えになられますように。

『暮しの手帖』編集長 北川史織

◎長年、表紙を刷っていた機械が32号で「引退」することになり、今号から表紙の加工を変えました。お気づきになられたでしょうか。表紙は雑誌の「顔」ですから、少し割高にはなりましたが、絵をより美しく表現できる仕上げを選んでいます。次号の表紙も、どうぞお楽しみに。

人生の泳ぎ方は、人それぞれ

2024年11月20日

人生の泳ぎ方は、人それぞれ
(書籍『こんな世界でギリギリ生きています みらいめがね③』)

『暮しの手帖』本誌で8年続く人気の連載「みらいめがね」。その単行本最新刊のご紹介です。今回のタイトルは、『こんな世界でギリギリ生きています』。
収録しているのは、ストレスによる「歯ぎしり・食いしばり癖」のお話や、新型コロナの罹患体験など身近なことから、学生時代のアメリカ留学のことや戦禍のウクライナ現地取材など海外での経験まで。荻上チキさんの「みらいめがね」は、虫めがねから巨大望遠鏡レベルまで幅広くフォーカスしています。

「エッセイを書くという行為は、自分を丸ごと差し出すような恐さがある」
まえがきで荻上さんが書かれているように、飾らず赤裸々に、個人的な体験やそこで感じたこと、考えたことを通して、読む人の「ギリギリ生きてる困難さ」に寄り添います。それが「みらいめがね」のやさしい視線になっているのです。

毎回、荻上さんのエッセイに、ヨシタケシンスケさんが7コマのイラストストーリーを描いてくださっています。全話、それぞれのテーマにヨシタケさん独自の視点から描かれたお話。それがまた、クスリと笑ったりホッと気持ちがあたたかくなったり、味わい深いものばかり。
毎回ご好評の装釘は、今回も秀逸です。かわいくておもしろい仕掛けの表紙もお楽しみにどうぞ。

本当に、いろいろありすぎる世の中です。あなたもギリギリの状態にちょっと疲れたら、この本を読んでひと息つきませんか? きっと、こわばった頬がちょっとゆるみますよ。(担当:宇津木)

本の概要はこちらからご覧いただけます。

かわいい猫サンタの刺しゅうとクッキーはいかが

2024年11月15日

かわいい猫サンタの刺しゅうとクッキーはいかが

別冊『100歳おめでとう 影絵作家 藤城清治』では、クリスマスに向けた楽しい手作り頁もご用意しています。
藤城清治ファンの間でも人気の影絵作品「ラビのサンタクロース」。このかわいらしい影絵をもとに考案した、クリスマス用の刺しゅうかざりと、ステンシルクッキーのご紹介です。

刺しゅうかざりを教えてくださったのは、刺しゅう作家の大塚あや子さん。完成品は一見難しそうにも見えますが、広いパーツはフェルト生地を縫い付け、ステッキはなんと色糸を実際にねじって作ってしまうなど、大塚さんならではのアイデアが満載で、思ったよりも難しくありません。クリスマスまであと1カ月ちょっと、今から作り始めてもまだ十分間に合いますよ。

そしてステンシルクッキーは、ジャムと焼き菓子の店・Romi-Unie Confitureで人気のいがらしろみさんに教わりました。シンプルだけれどバターがきいていて、間違いなくおいしく作れるレシピです。
このクッキー、レシピは簡単なのですが、意外と苦戦するのが「ステンシルシート」の準備。クッキーにラビサンタの絵柄を付けるときに使うシートです。

 こんなふうに、透明なシートをデザインカッターで切り抜いて作ります。

 試しに編集部でも作ってみたのですが、特に細かい部分を切り抜くときは注意が必要で、うっかり目やひげを切り離してしまうことも。
簡略化した図案でもこれだけの集中力がいるのですから、ましてや、藤城さんのあの繊細な影絵はどれほど難しいことか……と、大作家のすごさを改めて思い知ったのでした。

もっと手軽に、かわいいシルエットを楽しみたい、という方には、巻末付録のダイカット・カードはいかがでしょう。
藤城清治美術館に並んでいるかわいらしい動物たちのオブジェを、そのまま型抜きカードにしました。プレゼントのタグにしたり、モビールを作ってつるしたりと、さまざまに楽しめます。
こちらは切り抜き用のミシン目がついているので、切り離しも簡単ですよ。(担当:山崎)

本の概要はこちらからご覧いただけます。

2025年1月26日開催! 『こんな世界でギリギリ生きています みらいめがね③』発売記念 荻上チキさん×ヨシタケシンスケさん オンライントークショー

2024年11月15日

2025年1月26日開催!
『こんな世界でギリギリ生きています みらいめがね③』発売記念
荻上チキさん×ヨシタケシンスケさん オンライントークショー

『暮しの手帖』の大人気連載「みらいめがね」の書籍化第3弾『こんな世界でギリギリ生きています みらいめがね③』の刊行を記念して、荻上チキさんとヨシタケシンスケさんのトークイベントを行います。

今回は、下記の対象書店でご購入した方限定でご参加いただけるオンラインイベントです(主催:文化通信社)。
荻上さんとヨシタケさんのお話を聴く貴重な機会、ぜひふるってご参加ください。

開催日時:2025年1月26日(日) 14時~15時予定(約1時間)
参加条件:『こんな世界でギリギリ生きています みらいめがね③』を下記の対象書店でご購入された方(参加費なし、本代のみ)
参加方法:購入時に提供されるチラシ(もしくはレシート)に記載のイベント参加URL(もしくはQRコード)から参加登録
配  信:Zoomウェビナー ※期間限定アーカイブ配信あり(一般参加者の顔は映りません。Zoomアプリがない場合でも、Webブラウザからご参加いただけます)
主  催:文化通信社オンラインイベント事務局 TEL:03-5217-7730

対象書店(順不同 店頭に在庫がない場合は各書店様でご注文ください)

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