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『昔話の扉をひらこう』の書評が掲載されました(朝日新聞・3/19)

2022年03月22日

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3/19(土)朝日新聞朝刊に、
小澤俊夫 著 『昔話の扉をひらこう』の書評『ことばは「音」 語ってあげて』
(吉川一樹さん評)が掲載されました。  

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子どもの頃の温かい記憶を呼び覚ますとともに、未来へのメッセージに満ちている。
……2人の息子との「ことば」をめぐる鼎談も収録。音楽家の次男・小沢健二さんと意気投合したのは、ことばはまず「音」であること。視覚・文字情報に偏る現代にあらがう一冊だ。(一部引用)
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昔話研究の第一人者である著者は、「子どもは社会の末っ子。今、不安の多い時だからこそ、暮らしのなかで、生の声でお話をしあう時間を大切にしてほしい」と願います。
人と人をつなげる昔話の力、声の力、語りの秘密等、お話を例に交えながらその豊かな世界をご案内します。

◎詳しくは、こちらをご覧ください。

野菜が主役のベストレシピ集ができました。

2022年03月16日

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暮しの手帖別冊『春野菜 夏野菜 決定版レシピ』が3月16日に発売となりました。
この本は、季節の野菜のおいしさを生かしたレシピを集めた一冊です。

これまで『暮しの手帖』は、たくさんの料理を掲載してきました。
そのなかに眠っている、格別おいしいレシピを丁寧に掘り起こして厳選したベストレシピ集です。

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ふきのとうや竹の子、柔らかな新玉ねぎや春キャベツなど、
まさに今だからこそ味わえる春野菜を使った料理、
トマトやきゅうり、なす、ゴーヤーやピーマンなど、パリッとみずみずしい夏野菜の料理。
そして、手早くぱぱっと作れるシンプルな野菜料理や
肉や魚介と野菜の取り合わせが絶妙な料理など、いろいろなテーマに沿ってレシピを選びました。

穏やかとは言えない日常が続いても、家庭でおいしい料理を食べたら、
少しだけ、ほっとできますよね。
ご馳走でなくてよいのですから、季節の野菜の味わいを、
シンプルでおいしい料理を楽しみましょう。
旬の食材って、そのままの味を生かすのが一番ですから。
くわしくはこちらのページをご覧ください。(担当:宇津木)

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『昔話の扉をひらこう』増刷のお知らせです!

2022年02月16日

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昔話研究の第一人者、小澤俊夫さんの著書『昔話の扉をひらこう』が、たくさんの方に好評いただき、この度、増刷の運びとなりました。

この本は、「不安なことの多い時代だからこそ、暮らしのなかで、生の声で語り合う時間を大切にしてほしい」と願いを込めて、小澤俊夫さんが昔話に見つけた大切なメッセージや、今伝えたい想いを、力強くもやさしい語り口でまとめた一冊です。
70年以上昔話の研究をつづける小澤さんは、昔話のほんとうの姿は、「語られている時間のあいだにだけ存在し、語り終えれば消えてしまう」と話します。
そして、「これから世の中へ出かけて行く子どもたちに、どうぞあなたの声でお話を聴かせてやって下さい」と願うのです。声は、目に見えないからこそ深く心に残り、子どもが安心して生きて行くことを支える力がある、と。

本を手にとってくださった方々からは、こんな声が届いています。
「著者の、子どもへのまなざしがあたたかい。読んでいると、やさしい心が伝わってくる」
「さっそく子どもに昔話を語ってみたら、案外よく聴いてくれた」
「昔話は、人の心を癒したり、コミュニケーションを育む力があることを知った」などなど。

後半には、とっておきの昔話を17話収録。子どもとおとなが一緒にたのしめます。
また、巻末の鼎談「子どもとことば」(小澤俊夫×小澤淳×小沢健二)も、読みごたえたっぷりと大好評! バイリンガルの子どもたちがことばを獲得していくエピソードや、「ことば」について、親子で語り合った貴重な記録です。

どうぞ扉をひらいて、そのゆたかな世界を感じてみてください。

◎詳しくは、暮しの手帖社オンラインストアをご覧ください。
◎「暮しの手帖」16号では、昔話研究者の小澤俊夫さんと作家の中脇初枝さんとの対談「昔話が教えてくれること」を特集しています。ぜひ、あわせてご覧いただけたらうれしいです。(担当:佐藤)

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裏表紙には、きつねが一匹、ひっそりと。秋山花さんが描いてくださいました。扉の絵の栞付き。
ブックデザインはL’espaceの若山嘉代子さん、印刷は長野県松本市に工場のある藤原印刷さんです。

いっしょに旅するように

2022年02月08日

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いっしょに旅するように
(16号 新連載「ふたつの中心」)

こんにちは、編集長の北川です。
今号の巻頭記事「結んで、開いて、旅をする」は読んでいただけたでしょうか?
この記事の主人公、写真家で映像作家の茂木綾子(もぎ・あやこ)さんは、ふしぎな魅力をもつ人です。まるでノマド(遊牧民)のように世界を旅しながら写真を撮り、スイスでアーティストたちと共同生活を送ったのち、淡路島に移住し、廃校を改装して拠点を築く……。そんな短いプロフィールを聞くと、ちょっととんがった芸術家なのかと思いきや、実際の茂木さんは気さくで親切で、あったかい笑顔を浮かべる人。淡路島でともにアート活動をした人たちに、頼られ、慕われたのがよくわかります。

今号から始まった「ふたつの中心」は、そんな茂木さんの写真と文章で構成する見開きの連載です。妻であり、母である茂木さんですが、いまは二人の娘さんもそれぞれの世界に巣立ち、自分の創作のためだけにめいっぱい動ける時間を手にしました。
さて、何をやろう。どこへ行こうか。
この連載のひとつのテーマは「旅」で、茂木さんが各地を旅しながら撮った写真と、そこから想起した言葉とで紡がれます。第1回目は、過去に家族で旅したピレネー山脈の写真より。
ほとんどの人は家族をもち、そこでの役割をはたしながら日々を生きています。でも、妻・夫、母・父といった役割をもちながらも、心のうちには変わらぬ「わたし」がいて、純粋な目で世界を見たり、感じたことを素直に言葉にしたいと欲しているのかもしれない。連載のやり取りを通し、そんなことを考えました。
茂木さんといっしょに旅するように、この連載を楽しんでいただけたらうれしいです。(担当:北川)

「近くの他人」は他人じゃないかも

2022年02月07日

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「近くの他人」は他人じゃないかも
(16号「沖本姉妹から継いだもの」)

今の賃貸マンションに引っ越してきて、5年が過ぎようとしています。
隣や階下の人とは会えば挨拶を交わしますが、
それ以上の関係に発展する気配も、きっかけもありません。
知るのは名字のみ。どんな仕事をし、どんなふうに暮らしているのか……。
「仲浅き隣はなにをする人ぞ」、といったところでしょうか。

そんななか、「沖本邸」のことを知りました。
それは国分寺市にある、敷地面積約600坪、築約90年の屋敷。
現在はカフェとして使われていますが、そのまえは、老姉妹が住んでいました。

驚くべきは、この屋敷を7年前に相続したのが、血縁のない他人であったこと。
近所に住み、姉妹に食事を差し入れたり、通院を手伝ったりしていた一家が
姉妹からの申し入れを受け、屋敷を継ぐことを決めたというのです。

「遠くの親類より近くの他人」とはいうけれど、
この都会で、どうしたらそんな濃い付き合いが生まれ得るのか。
私は信じられない思いで、現在屋敷を管理する久保愛美(くぼ・なるみ)さんにお話を伺うべく、
沖本邸を尋ねました。

いくつもの時代をくぐり抜けてきた屋敷と、そこに込められた人々の思い。
久保さんいわく、「この屋敷が人を選んで、呼んでいる気がする」。
それは、「事実は小説よりも奇なり」を地でいく物語でした。(担当:島崎)

自分で作るから、楽しい

2022年02月04日

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自分で作るから、楽しい
(16号「こてらみやさんのDIY」)

なんて心地いい住まいなんだろう。
初めて料理家のこてらみやさんのご自宅を訪れた時、
そんなふうに感じたことを覚えています。

アンティークの家具や部屋の雰囲気ともよく馴染んだ飾り棚を
じっと見ていると、「これ、私が作ったんです」と
こてらさんが言うので、びっくり。
こてらさんは、お料理はもちろんのこと、DIY名人でもあったのです。

この企画では、こてらさんがこれまでに手がけた
さまざまな家具を見せていただくとともに、
ベンチ収納やプランターカバーとしても使える
「コンポスト」の作り方を教えていただきました。

私自身は、DIYは全くの初心者。
果たして自分に作れるだろうか、とおっかなびっくり
電動ドリルやドライバーを手にして、「試作」をしてみました。
始めてみると、だんだんと形になっていくのが想像以上に楽しくて、
作業に没頭してしまいました。
自分で作ると、愛着も湧きますね。

子どものおもちゃ入れにもぴったりのサイズなので、
わが家では、しばらくは収納として活用したいと考えています。(担当:井田)

地味だけど、滋味ゆたか

2022年02月03日

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地味だけど、滋味ゆたか
(16号「いりこって便利です」)

かつお節、昆布、干し椎茸、そしていりこ(煮干し)……。
ダシをとる素材はさまざまですが、
出身地域や好みによって、人それぞれに使い慣れたものが
あるのではないでしょうか。

今号では、中でもひときわ手軽で便利な「いりこ」に注目。
“みそ汁やうどんダシ”のイメージを持つ方も多いと思いますが、
ダシに使うだけではもったいない!
「いりこが大好き」と話す料理家の堤人美さんが教えてくれたのは、
炒めものや常備菜、炊き込みご飯に洋風スープと多彩なレシピです。
いりこが野菜の甘味を引き出してくれるので、
野菜ひとつの簡単なおかずやご飯も、不思議なほどおいしくなりますよ。

もちろん、みそ汁やうどんダシの作り方も教わっていますので、
いりこになじみのない方は、定番からお試しいただくのもおすすめです。

この記事を担当してから、
わが家のみそ汁はもっぱらいりこダシになりました。
見た目は少し地味だけれど、しみじみおいしくて栄養たっぷり。
そんないりこのレシピを、
日々の食事づくりにお役立ていただけたらうれしいです。(担当:田村)

焦らずに、少しずつがコツ

2022年02月02日

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「焦らずに、少しずつで大丈夫」
(16号「アイロンがけのおさらい」)

パリッとしわひとつなく仕上げられたシャツは、
清潔感があり、着る人に素敵な印象を与えてくれます。
自宅のアイロンでこんな風に仕上げられたら……と、思うことはありませんか?

今回この企画が決まったときに、真っ先に思い浮かんだのは、
東京・神田神保町にある「伊沢クリーニング商会」でした。
編集部からも近い場所にあるこのお店は、三代にわたって続く老舗です。
店主の伊沢裕樹(いさわ・ひろき)さんは、ワークショップなどで
家庭用アイロンを使ったアイロンがけのコツを教えていらっしゃいました。
プロのノウハウを活かしつつ、家庭でも実践できる方法を教えて欲しい! と
取材に伺った際、実にわかりやすく3つのコツを教えてくださいました。

「プロの僕たちだって、シャツにある全てのしわを数秒で綺麗にすることは難しいんですよ。
焦らずに少しずつ、確実にしわを伸ばしていきましょう」
撮影中の、そんな伊沢さんの一言に、はっとさせられました。

普段、あまり深く考えず、シャツにアイロンをかけていた私ですが、
手順を守り、焦らずに作業を進めることで、出来上がりも見違えるような仕上がりに。
ぜひ一度、誌面の手順通りに、アイロンがけをしてみてください。(担当:山崎)

軽やかで、華やかなお寿司を気軽に

2022年02月01日

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軽やかで、華やかなお寿司を気軽に
(16号「3種の寿司飯で 春色ちらし寿司」)

故郷がますます遠のいたいま、
みなさんにも懐かしく思い出される、なじみの料理があるのではないでしょうか。
私にとってそれは、漬けにした鯛やマグロ、カンパチの刺身で作る握り寿司。
握り寿司はむずかしいけれど、ちらし寿司なら気楽に作れて、
みんなで分け合う時間も楽しそうです。

そんな思いから、自身もお寿司が好きで
ふだんから折々に作ると話す料理家のワタナベマキさんに、
「柑橘」「梅干し」「酢」を使った3種類の寿司飯で、
彩りもゆたかなちらし寿司を教わりました。
早春の食材をちりばめた、軽やかな味わいの4品。加えて、
はんぺんのうま味をいかしたシンプルなお吸いものもご紹介しています。

少し目新しいのは、さわやかな香味ではっとするおいしさの
柚子やレモンの果汁を使ったお寿司と、梅干しを使った手頃なお寿司。
米酢を使った「蒸し鯛と絹さやのちらし寿司」も、
砂糖は控えめの寿司酢によって、
鯛の酒蒸しや錦糸玉子といった具の繊細な味わいが活き
しみじみおいしく仕上がっています。

ふだんの食卓に、ひな祭りに、おもてなしにも。
ぜひ気軽に作ってお楽しみください。(担当:佐々木)

きっかけはセージの葉っぱ

2022年01月31日

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きっかけはセージの葉っぱ
(16号「ハーブの香る暮らし」)

手紙の封を開くと、便箋とともに
爽やかな香りのするセージの葉っぱがありました。
送り主は、造園家でイラストレーターの大野八生(おおの・やよい)さん。
そんな、さりげなくも印象的なハーブの使い方に心を惹かれたのが、
今回の企画を考えるきっかけとなりました。

大野さんいわく、ハーブを育てるだいご味は、
日々の暮らしでたっぷり使えることにあるそうです。
そこで、大野さんが日頃から実践している
リースの作り方や、ハンドバス、ハーブティーなどの使い方を教えていただき、
大野さんの絵で構成したのがこの記事です。

育て方については、知っておくと便利なコツをQ&A方式で解説。
細かに描かれた葉や茎、花びらなどで目を楽しませつつ、お読みいただけたらと思います。

凍てつくような寒さはまだ続きますが、
季節は春へ向かって、ゆっくりと移り変わっています。
ぜひ皆さんの暮らしにハーブの香りを取り入れていただけたら嬉しいです。(担当:中村)

フライ名人が伝授する、サクサクに揚げる秘訣

2022年01月28日

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フライ名人が伝授する、サクサクに揚げる秘訣
(16号「知れば楽しい 串揚げの秘訣」)

みなさん、フライはお好きですか?
「サクサクに揚がったものを食べるのは好きだけど、
自分でいい具合に揚げるのは難しいし、ちょっと面倒だなぁ」と思う方も多いと思います。
わたしもその一人でした。
ある時、料理人の柳澤由梨さんのご自宅でお料理をいただく機会があり、
そこで出していただいたアジフライやコロッケがおどろくほどおいしくて、参加者のみんなで大盛り上がり!
うすい衣で油っこくなく、サックサク。
食材はふっくらジューシーで、思わず箸が進みます。
由梨さんに「何かコツがあるんですか?」と伺ったところ、
衣のつけ方や揚げ方など、こと細かに教えてくださいました。
「これは記事にして、みなさまにお伝えせねば!」と思ったのがこの企画の発端です。

今回は、作りやすくて食べるのも楽しい「串揚げ」のレシピを紹介しながら、
肉や魚介、野菜などを上手に揚げる秘訣をお伝えします。
一度この通りに揚げてみると、出来合いのフライより遥かにおいしくて、
次からは絶対に自分で作ろうと思えるはずですよ。
ふだんのおかずに、おもてなしに、ぜひご活用ください。(担当:平田)

あわてなくても、大丈夫だよ。

2022年01月27日

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あわてなくても、大丈夫だよ。
(16号「昔話が教えてくれること」)

「むかーしむかし、あるところに……」と、何世代も語りつがれてきた昔話。
そのお話には、先人のいろいろな思いが込められていることをご存知ですか?
昨年11月、昔話研究の第一人者である小澤俊夫さんと作家の中脇初枝さんに昔話への思いを語り合っていただきました。

実は、お二人は30年前、大学教師と教え子のご関係。中脇さんは、大学で民俗学を学び、卒業後は、小澤さんが主催する「昔ばなし大学」で再話や語りを学びました。今も様々に小澤さんに教えをいただいているそうです。今回の対談では、そんなお二人の、息ぴったりの、たのしい会話が弾みます。

対談のなかで中脇さんは、「おだんごころころ」というお話を高知の言葉で語ってくれました。ある女の子が、鬼の家でおだんご作りをさせられるものの、知恵を働かせて逃げて、幸せになる物語です。中脇さんの語りの声やリズムは、なんとも心地よく、小澤俊夫さんをはじめ、一緒にお話を聞いたライターの成合明子さん、編集部員たちも笑顔になり、あたたかいひと時に。お話のなかの女の子の行動は、たくましく、勇気があります。昔話は、子どもたちはもちろん、おとなの心も安らかにして、力をくれるのだなぁと実感したひと時でした。

小澤さんは、一番好きなお話「三年寝太郎」について語り、「あわてなくても、大丈夫だよ」と伝えてくれました。その意味するところとは……? 詳しくは、ぜひ本誌をお手にとってご覧くださいね。
秋山花さんによる、夜の森の絵も、どうぞおたのしみください。

*小澤俊夫さんの書籍『昔話の扉をひらこう』(暮しの手帖社刊)が発売中です。「不安の多い今だからこそ、暮らしのなかで生の声でお話をしあう時間を大切にしてほしい」と小澤さんが願いを込め、昔話に秘められる大切なことをまとめた一冊です。こちらもぜひ、ご覧いただけたらうれしいです。(担当:佐藤)


暮しの手帖社 今日の編集部